本日はHOKUBU→オマージュ→富士フイルム→大通→らいらっく→三越→スカイホール→道新→SCARTS→資料館の10か所。
■HOKUBU記念絵画館「油絵なのに、木版画なので」「一人で歩きだす時」。
予約制になっているため電話を入れるがつながらない。ホームページを見ると、ネット予約ができるようになっていたのだ。早速今日の予約状況を見ると、11時10分からの回が空いているので、予約を入れて学園前駅へと向かう。
美術館に入ると新たに公開する部屋が増えたらしい。また、館内は撮影OKになった模様。
それではさっそく、2階展示室から見て行こう。
前田藤四郎「白浜」:今回の展示では相当著名な画家の油彩も展示されていたが、私は版画作品が気になった。こういうほのぼのとした風景版画は私の好みである。
小野忠重「工場区B」:ただそこにある建物を描写したような、プロレタリアートの気配を感じるような。
小泉癸巳男「浅草酉の市」:こんな風景が蘇る日がいつか来るのであろうか。
永瀬義郎「無題」:これも江戸時代の街道風景を思わせるような、ほんわかした風景。心休まるねえ。
この美術館はあちこちに彫刻小品も展示されており、目が離せない。朝倉響子「トレー」がさりげなく置いてあった。
1階に降りて、新たにオープンされたスペースへ。「収蔵庫G」と紹介されていたので、純粋な展示室ではないかもしれないが、詩と小さな人形などが展示されていた。
1階ラウンジは吉川聡子の作品が(確か)6点展示されていた。
1階研究室は宮本三郎特集で、次の写真は宮本三郎「新緑箱根」である。
この後、小西家の間という落ち着いた部屋でコーヒーを頂く。予約制で今の時間帯は私一人だから、当然のことながら誰とも会わない(館の人が移動している気配はある)。実に気持ちの落ち着く美術鑑賞で、ここを出る時の私は実に穏やかな気持ちになっていた(その後、昼食時に怒りが…)。
■大通美術館「全道展 75周年記念 会友小品展」。
竹生洋子「記憶の象」:ぬっと出てくる白い物体は、白鯨にも見えてくる。
高崎勝司「棲(せい)」:一原有徳のようにも見える、モノタイプ作品。なかなか良い。
大通公園で普段あまり目に入っていなかった、山田良定「湖風」を見る。地下鉄東西線の開通と北洋相互銀行本店ビルの新築を記念して、昭和51年に設置されたものだそうだ。昭和も遠くなりにけりである。
■スカイホール「市立札幌平岸高等学校デザインアートコース14期卒業制作展」。立体作品が良かった。
阿部優奈「群青色の羊」:床に置いたモコモコした不定形なカーペットのようなものを草むらに見立て、それを食べる羊。色彩がいい。
太田寧音「fiashrown」:緑色のミルククラウンのような形をした、大きな作品。大きいものを作る志がよろしい。
大西佑果々「U-000」「U-001」:展示室の角にピンク色の世界を作り出した。天井まで展示物を張り付けて、徹底している。
■道新ギャラリー「全道展 75周年記念 会員企画展」。
高田健治「黒」:黒と言いつつも、茶色や煙のような白を配置した素敵な抽象画。
森弘志「蝦夷蝉」:ひっくり返って死んだ蝉を描いた作品。小さいものを連続していた最近の作風から離れたか?
あまり広くない道新ギャラリーのこと、展示作品がぎゅうぎゅうに配置されていた(絵画、版画、彫刻、工芸と出品されている)。それにしても、直接的にも間接的にも昨今の「新型肺炎」に言及した作品は皆無だったように思う。私自身はその時の社会的問題を必ず作品に反映すべきとは思っておらず、あまりそういう事を気にしないのだが、あまりに不自然だったので気がついた。
■SCARTS「さっぽろアートステージ2020 キッズアートフェス 子どもたちとアーティストが一緒に作る巨大キャラクター登場!」。
その他、ギャラリーオマージュ「金沢一彦版画展」は安定の展示(作者、お亡くなりなのですよね)、三越ギャラリー「伝統工芸北海道展」もなかなか見ごたえあり。札幌市資料館の「水戸麻記子絵画展 MITORAMA おれと悪魔と」では水戸さんの作品を堪能する。
■HOKUBU記念絵画館「油絵なのに、木版画なので」「一人で歩きだす時」。
予約制になっているため電話を入れるがつながらない。ホームページを見ると、ネット予約ができるようになっていたのだ。早速今日の予約状況を見ると、11時10分からの回が空いているので、予約を入れて学園前駅へと向かう。
美術館に入ると新たに公開する部屋が増えたらしい。また、館内は撮影OKになった模様。
それではさっそく、2階展示室から見て行こう。
前田藤四郎「白浜」:今回の展示では相当著名な画家の油彩も展示されていたが、私は版画作品が気になった。こういうほのぼのとした風景版画は私の好みである。
小野忠重「工場区B」:ただそこにある建物を描写したような、プロレタリアートの気配を感じるような。
小泉癸巳男「浅草酉の市」:こんな風景が蘇る日がいつか来るのであろうか。
永瀬義郎「無題」:これも江戸時代の街道風景を思わせるような、ほんわかした風景。心休まるねえ。
この美術館はあちこちに彫刻小品も展示されており、目が離せない。朝倉響子「トレー」がさりげなく置いてあった。
1階に降りて、新たにオープンされたスペースへ。「収蔵庫G」と紹介されていたので、純粋な展示室ではないかもしれないが、詩と小さな人形などが展示されていた。
1階ラウンジは吉川聡子の作品が(確か)6点展示されていた。
1階研究室は宮本三郎特集で、次の写真は宮本三郎「新緑箱根」である。
この後、小西家の間という落ち着いた部屋でコーヒーを頂く。予約制で今の時間帯は私一人だから、当然のことながら誰とも会わない(館の人が移動している気配はある)。実に気持ちの落ち着く美術鑑賞で、ここを出る時の私は実に穏やかな気持ちになっていた(その後、昼食時に怒りが…)。
■大通美術館「全道展 75周年記念 会友小品展」。
竹生洋子「記憶の象」:ぬっと出てくる白い物体は、白鯨にも見えてくる。
高崎勝司「棲(せい)」:一原有徳のようにも見える、モノタイプ作品。なかなか良い。
大通公園で普段あまり目に入っていなかった、山田良定「湖風」を見る。地下鉄東西線の開通と北洋相互銀行本店ビルの新築を記念して、昭和51年に設置されたものだそうだ。昭和も遠くなりにけりである。
■スカイホール「市立札幌平岸高等学校デザインアートコース14期卒業制作展」。立体作品が良かった。
阿部優奈「群青色の羊」:床に置いたモコモコした不定形なカーペットのようなものを草むらに見立て、それを食べる羊。色彩がいい。
太田寧音「fiashrown」:緑色のミルククラウンのような形をした、大きな作品。大きいものを作る志がよろしい。
大西佑果々「U-000」「U-001」:展示室の角にピンク色の世界を作り出した。天井まで展示物を張り付けて、徹底している。
■道新ギャラリー「全道展 75周年記念 会員企画展」。
高田健治「黒」:黒と言いつつも、茶色や煙のような白を配置した素敵な抽象画。
森弘志「蝦夷蝉」:ひっくり返って死んだ蝉を描いた作品。小さいものを連続していた最近の作風から離れたか?
あまり広くない道新ギャラリーのこと、展示作品がぎゅうぎゅうに配置されていた(絵画、版画、彫刻、工芸と出品されている)。それにしても、直接的にも間接的にも昨今の「新型肺炎」に言及した作品は皆無だったように思う。私自身はその時の社会的問題を必ず作品に反映すべきとは思っておらず、あまりそういう事を気にしないのだが、あまりに不自然だったので気がついた。
■SCARTS「さっぽろアートステージ2020 キッズアートフェス 子どもたちとアーティストが一緒に作る巨大キャラクター登場!」。
その他、ギャラリーオマージュ「金沢一彦版画展」は安定の展示(作者、お亡くなりなのですよね)、三越ギャラリー「伝統工芸北海道展」もなかなか見ごたえあり。札幌市資料館の「水戸麻記子絵画展 MITORAMA おれと悪魔と」では水戸さんの作品を堪能する。