皮膚病(尋常性乾癬、アトピー)専門神戸寶元堂薬局ブログ

尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、アトピー治療専門の寶元堂薬局です。

1960年代の夏の過ごし方はどうだったか。

2024-08-20 10:45:24 | 出張相談

60年前の日本、すなわち1960年代の夏の過ごし方は、現代と比較すると大きく異なっていました。当時の日本は、戦後復興の真っ只中にあり、経済が急成長している時代でしたが、生活の面ではまだまだ古風な習慣や風習が色濃く残っていました。エアコンや家電が普及する前の時代の夏の過ごし方は、自然を活用したり、知恵を絞ったりして涼をとる方法が中心でした。

1. 扇風機と団扇・扇子

1960年代には、まだエアコンが一般家庭に普及しておらず、夏を乗り切るための代表的な道具は扇風機と団扇、扇子でした。扇風機は、比較的裕福な家庭に普及し始めたものの、団扇や扇子は誰もが手軽に使える涼をとるための道具として愛用されていました。夕涼みや縁側で団扇を使って風を起こし、涼を感じるのは、当時の典型的な夏の光景でした。

2. 縁側での夕涼み

縁側で夕涼みをするのも、昭和時代の夏の風物詩の一つでした。夕方になると、日が落ちて涼しい風が吹き始める時間帯に、縁側に座りながら、家族や近所の人たちと団欒を楽しんだり、蚊取り線香を焚いて蚊を避けたりしました。これもまた、暑さを凌ぐための知恵でした。

3. 蚊帳を使った寝る方法

夏の夜、蚊に悩まされることが多かった当時、蚊帳は重要な役割を果たしていました。特に田舎の家では、蚊帳を吊るして中で寝ることが一般的でした。涼しさと快適さを求める手段として、蚊帳の中で眠ることは今では懐かしい風景の一つとなっています。

4. 冷たい食べ物と飲み物

夏の暑さをしのぐためには、冷たい食べ物や飲み物が欠かせませんでした。スイカ、ところてん、かき氷などが夏の定番の冷たい食べ物でした。特にかき氷は、手動のかき氷機で氷を削り、シロップをかけて食べるというシンプルなものでしたが、子どもたちにとっては夏の楽しみの一つでした。また、冷やした麦茶や冷水を飲むことも一般的で、これらの飲み物は家庭の冷蔵庫に常備されていました。

5. 海や川での遊び

現代のようにクーラーで室内にこもることができない時代、夏の暑さを避けるためには、自然の水辺が頼りでした。海や川で泳ぐことは、子供から大人まで楽しめる夏のレジャーでした。特に、都会に住む人々にとって、週末に海や川に出かけて水遊びをすることは、一種の贅沢な時間でした。

6. 風鈴とすだれ

音で涼しさを感じる工夫として、風鈴がよく使われていました。風鈴の音色は、聞く者に涼しさを感じさせ、暑さを和らげる役割を果たしていました。また、すだれも日差しを遮り、家の中に涼しい風を取り込むために利用されていました。これらの工夫によって、少しでも快適に過ごせるようにしていました。

7. 夏祭りと花火

夏といえば、各地で行われる夏祭りと花火大会も欠かせませんでした。浴衣を着て、縁日の屋台で楽しんだり、花火を見上げたりすることは、1960年代の夏の大きな楽しみの一つでした。都会でも田舎でも、こうしたイベントは夏の風物詩として多くの人々に親しまれていました。

 

60年前の日本の夏の過ごし方は、現代とは大きく異なり、自然と調和した生活が営まれていました。エアコンや電子機器が普及していない時代、扇風機や団扇、自然の風を利用して涼をとる工夫が凝らされていました。また、縁側での夕涼みや蚊帳を使った寝方、冷たい食べ物や飲み物、風鈴やすだれといった昔ながらの工夫も、多くの人々が暑い夏を乗り切るための重要な要素でした。こうした生活の中で、家族や地域のつながりが大切にされ、夏の風物詩が今もなお懐かしさを感じさせる存在となっています。

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夏のさっぱり料理。

2024-08-20 10:27:30 | 健康

夏の暑い季節には、体が重たく感じたり、食欲が落ちたりすることがよくあります。そんなときにおすすめなのが、さっぱりとした料理です。夏の食材を活かして、体に優しく、爽やかな味わいが楽しめるレシピをいくつかご紹介します。

1. 冷やしトマトの梅だれ

シンプルながらも、夏の代表的なさっぱり料理です。冷たく冷やしたトマトをスライスし、梅干しを細かく刻んで練り、少量の醤油やみりん、そしてお好みで少しの砂糖を加えた特製の梅だれをかけていただきます。トマトの酸味と梅干しの爽やかな塩味が絶妙にマッチし、食欲がない時でもぺろりと食べられる一品です。

2. 夏野菜とお豆腐のさっぱりサラダ

きゅうり、トマト、茄子、パプリカなどの夏野菜と、冷たいお豆腐を組み合わせたサラダです。ドレッシングには、ポン酢とごま油をベースに、少量の生姜をすりおろして加えることで、爽やかさと風味が増します。お豆腐が野菜のシャキシャキ感を引き立て、冷たくさっぱりとした食感が楽しめます。

3. 鯵のたたき丼

新鮮な鯵(アジ)をたたきにして、ご飯の上に乗せた丼です。薬味には、みょうが、大葉、ネギ、しょうがなどをたっぷりと使用し、仕上げに醤油とごま油をかけて完成。鯵の脂がさっぱりとした薬味と絶妙に絡み合い、冷たいご飯と一緒に食べることで、食欲がない時でも楽しめるメニューです。

4. 冷製パスタ

夏の定番冷製パスタは、トマトやバジル、モッツァレラチーズなどを使った「カプレーゼ風」や、和風テイストでめんつゆと大根おろしを使った「和風おろしパスタ」がおすすめです。オリーブオイルやレモン汁をたっぷり使うことで、よりさっぱりとした仕上がりに。どちらも短時間で簡単に作れるので、暑い日にもぴったりです。

5. 酢の物

きゅうりやわかめ、タコなどを使った酢の物は、夏にぴったりのさっぱり料理です。合わせ酢には酢、砂糖、醤油を基本にし、好みで少しの出汁や柑橘類の果汁を加えると、より風味豊かに仕上がります。冷蔵庫でしっかり冷やしてからいただくと、酸味が引き立ち、疲れた体をリフレッシュさせてくれる一品です。

6. さっぱり鶏のささみと大葉の梅肉和え

鶏のささみを茹でて、冷ました後、細かく裂いて大葉と一緒に梅肉で和えるだけの簡単な一品です。梅肉の酸味と大葉の爽やかな香りが、鶏ささみの淡白な味を引き立て、軽いながらも満足感のある一品に仕上がります。これだけでも十分ですが、ご飯や冷やしうどんに乗せても美味しくいただけます。

7. ところてん

関西と関東で味付けが異なるところてんも、夏にぴったりのさっぱり料理です。関東では酢醤油とからしで、関西では黒蜜でいただくことが一般的ですが、どちらも冷たくてさっぱりとした口当たりが特徴です。特に食欲がない時や暑さで疲れた体には、ところてんのつるんとした食感が嬉しい一品です。

8. 冷やしなすのお浸し

茄子をさっと焼いたり蒸したりして、冷やした出汁に浸しておく冷やしなすのお浸しは、夏の家庭料理としても人気です。茄子の甘みが出汁に染み込み、冷たくしていただくと、その風味がより一層引き立ちます。大葉やみょうがなどを添えると、さらにさっぱりとした味わいを楽しめます。

9. キュウリと鶏胸肉の中華風サラダ

キュウリと鶏胸肉を使った中華風のさっぱりサラダです。鶏胸肉は茹でて冷やし、キュウリは細く切って、そこに中華ドレッシングをかけて和えるだけの簡単なレシピです。ゴマ油や酢、少量のニンニクを加えることで、味に深みが出ます。冷たくシャキシャキとした食感が楽しめ、暑い夏の日にもぴったりです。

10. 冷やしみそ汁

少し変わった冷やしみそ汁も、夏にはおすすめです。通常の味噌汁を冷蔵庫で冷やし、冷たい状態でいただきます。具材は、きゅうりや豆腐、トマトなどの冷たい食材がよく合います。普段とは違う新鮮な味わいが楽しめるため、暑さで食欲が落ちているときにも、さっぱりといただける一品です。

これらのレシピは、夏バテ防止や体調管理にも役立ち、また簡単に作れるものばかりです。暑い季節にぴったりのさっぱり料理を、ぜひお試しください。

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