俳優 堀田眞三(グランパ)です。

俳優 堀田眞三です。
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映画 ~~ユートピア サウンズ~~  “渋谷”上映中

2012年06月06日 08時32分49秒 | Weblog
映画  ~~ユートピア サウンズ~~

☆  お知らせが遅くなり・・・すみません

2012年6月2日(土)→ 6月15日(金) 劇場: 渋谷・ユーロスペース

※ 特に<9日(土)> 21;00からの上映  是非;ご覧下さい!

主催:東京藝術大学大学院映像研究科  
共催:NPO法人映像メディア創造機構科 
協力: 横浜市 / ソニー株式会社 / 株式会社ナムコ

~~ユートピアサウンズ~~

{ STORY }
初老の録音技師・夏目准一は、病状が悪化し余命いくばくもない妻を看取ろうとしていた。
気持ちの整理がつかない夏目は危篤状態の妻を残し、
30年前に夫婦で旅をした場所へ向けオンボロのトラックに乗って出発する。
一方、中学3年生のチカとユッコは同級生のユカリの家に遊びに来た。今日はユカリの誕生日。
子供達だけのかけがえのない時間。しかし、
思わぬ訪問者によって3人たちの築いた関係にひびが入りはじめる。
過去と現在、幻想とリアルを飛び越えながら、まったく違う2つのエピソードは思わぬ場所で交差する。

{ STAFF }
監督 / 脚本:三間旭浩 製作:諸田創
撮影:国枝敦志 録音・整音:中村潤一
美術:本間美由紀 編集:西村ちひろ
衣装:相澤伶美 音楽:荒木優光
ヘアメイク:橋本申二(atelier ism®) / 小渕彰子(atelier ism®)
助監督:遠藤幹大 / 孝学直

{ CAST }
堀田眞三 / 松本花奈 / 森下くるみ / 夏居瑠奈
早乙女晴香 / 渡部駿太 / 三谷侑未 / 坂口進也
加治木均 / 礒部泰宏 / 奥津裕也(友情出演)
荒金蔵人(友情出演) / 森谷勇太 / 堂下勝気
  ・
山中崇 / 大島葉子 / 小田豊
{ DIRECTOR BIOGRAPHY / FILMOGRAPHY }
監督 / 脚本:三間旭浩(みま あきひろ)
1985年京都府出身。2008年京都造形芸術大学映像舞台芸術学科卒業、
同大学の卒業制作として作った『消え失せる骨』が
イメージフォーラムフェスティバル2009で優秀賞を受賞。
その他、アートフィルムフェスティバルにて招待上映される。
2010年に東京藝術大学大学院映像研究科に入学。
主な監督作品に『極東の流れ者』(10)『馬追虫と蟻』(10)、
劇場公開されたオムニバス映画『らもトリップ』の一編『クロウリング・キングスネイク』(12)など。

{ DIRECTOR'S VOICE }
例えば、林間学校での夜、みんなで火を囲んでキャンプファイヤーをしているところを
想像していただきたい。
家からも学校からも遠くは離れた場所で、煌々と静かに燃える炎を見つめ、
「自分が死んだらどこにいくのだろう?」などといきなり死の深淵について思いを巡らせてみたり、
唐突に宇宙の広がりについて想像して自分の存在のちっぽけさに恐々となったり、
普段考えてもいなかったような、決して答えのない問いに対して思いを馳せ、
妙に厳粛なる気持ちにさせられた経験のある人は少なくないはずだ。
でもその一方で、自分の対面に座っている女の子(男の子)が、揺らめく炎に照らされて、
普段意識なんてしてないのに妙に大人っぽく魅力的に見える気がして、
なんだかドキドキしてしまうといったような、
厳粛さとはほど遠い、今ここにある青臭い「現実」に対して思いを巡らせたりすることだってあるわけだ。
その両極にあるものに光を当てる炎のような、人の思考をいろんな場所へと導いていく映画にしたかった。
人生のかけがえのなさも、若くて瑞々しいが故に残酷なことも、
とんでもなく不様で救いようのないことも…ひとつの塊として平等に光を当てたかった。
その炎が炙り出すものが一体なんなのか、僕には分からないけれど、
もし、観る人によって違う地図のようなものが炙りだされるとするならば、それを手だてに、
この決着しない映画の続きを広げていっていただければ、と思う。

{ COMMENT }
筒井武文(映画作家・東京藝術大学教授)
録音技師を主人公としたことで、映画は音響によるイマジネーションの場となる。
すなわち、死期の近い妻との過去を振り返るために、彼は過去の音を採録する旅に出る。
音から引き起こされる妄想という独創的な設定だが、
しかし若いカップルの圧倒的な現前ぶりは円滑な物語化を許さない。
加えて、女子中学生の誕生日を同級生が祝う挿話が、少年少女の心理戦を描く。
三間旭浩は、三世代 の男女を並行して描きながら、
越境という物語を映画形式と重ねあわそうと試みるのだ。
この挑戦的な一篇の解答は観客に委ねられる。

松江哲明(映画監督)
こっぱずかしくなるくらいの想いを物語に託し、見てるこちら側は思わず赤面だが、
この清々しさは何だろうか。僕は悶絶と感動をいっぺんに味わったのだと思う。
良い、悪いではなくて、好きになってしまった映画。

北小路隆志(映画評論家)
犬を連れて散歩する男性やバトミントンに興じる2人、
体操をする集団等々が長回しのパンで捉えられ、サウンドも通常の映画風に僕らの耳に届く。
だが、その画面にマイクを持つ人物が映りこむと事態は一変し、
どこにも所属しない音声を介して男女関係の浮遊性を描く本作にあって、
誰のものでもない眼差しの不穏さもまた前景化するのだ。
ラストでマイクを前にした男女の叫びは、
まるで人間=映画が初めて言語を獲得する瞬間であるかのように胸を打つ。


〒150-00445 東京都渋谷区円山町1‐5
渋谷・文化村前交差点左折 { google map }
※駐車場はございませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。


21;00から 上映

6/9 sat 『ユートピア・サウンズ』監督:三間旭浩
※ 上映後、堀田眞三さん、森下くるみさん、
三間旭浩監督、他、による舞台挨拶

6/15 fri 『ユートピア・サウンズ』監督:三間旭浩

{ 会場 }

ユーロスペース シアター2

http://www.eurospace.co.jp/index.html
{ チケット }

前売券 1回券 800円 / 4回券 3000円
当日券 900円



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