星田オステオパシー

ボクとラジオ 第六回

そうやって中学生時代は猛烈にラジオライフを楽しんだんだけど、高校になって事態が一気に変わってしまった。
私学に行く事になった僕は、朝7時15分の電車に乗らないと学校に間に合わなくなり、さすがに朝の4時までラジオを毎日聴く事は出来なくなってしまったのでした。
時を同じくして、デーモン閣下のラジオが好評のうちに(ニッポン放送の上層部の勝手な意向で)終了。ちょうど、当時出たばかりのアリス(再結成)の新曲 「さよならDJ」を電車で聞きながら、一つの青春が終わった事を感じていたのであった。


つってもまあ、今度はヤンタンとかを聞き始めたし、ゲーム三昧の日々だったので2時までは起きていて、3時までは(気に入ってる日限定で)聞いてたけどね。


で、ここで後のラジオの神、伊集院光が登場する訳だ。が!不運な事に水曜日ってのはずっとミュージシャンがパーソナリティをやるってパターンで、小泉今日子で懲りててとても聞く気にならなかったってのと、二部も直前までがプレイボーイ編集部の小峰って人がやってて、個人的にこの人がすごく嫌いだったので聞いてなかったんだよなぁ・・・ホント残念。


僕が伊集院光を聞き出したのは、水曜日の終盤かなぁ・・水曜日が大槻ケンヂさんになったってので、ちょっと聞いたら、オーケンより二部の伊集院光の信者になってしまった・・。


何しろ、伊集院光と言う人はとんでもなく頭の回転が速いんですよ。今、昔の録音したのが残ってるのでよく聞くのだけど、もう、機械が故障して早回しになってるのじゃないか?と疑うくらいにしゃべりまくる。更にしゃべりもすごいけど、その発想がすごい。存在しない架空のアイドルを作ってしまおうとかそういう事考えついたりする?まあ、良い意味で異常ってことだなぁ・・。


まあ、そのアイドルなんかは金曜日に移ってからの話だけど、水曜日も聞き始めてすぐに「終了」って話になって本当に悲しかった・・けど、実は金曜日に移動ですって事で、さすが・・俺の負のパワーに持ちこたえるとは・・!と感心したものです(当時は頭がちょっとおかしかったので)。
まあ、内容を細かく話しているとキリがないのですが、どれほど僕がこの番組を愛していたかと言いますと、とにかく聞くために1部を犠牲にして、3時まで仮眠するわけ。で、家族には迷惑だっただろうけど3時に強烈な目ざましをかけて飛び起きて聞くと言う・・で、気付くと朝になっていたりすると、朝になって布団にくるまったままで、身をよじりながら声を出して悔しがる・・というね。


ホント、今のテクノロジーが当時あったら・・全放送を録音して保存しておけるのに・・とIT革命が遅すぎたのが悔やまれる。


で、伊集院光さんANNも終わりを迎える時がやってきた訳だ。そのアイドルの引退で脚光を浴びる事になった事もあって・・まあ、人目に触れる事が多くなってヤングタイムに引きぬかれたんだよね。ところが・・大阪在住の僕にとってはそれがしばしの分かれとなるわけだ、皮肉な事に。ニッポン放送のヤングタイムでやるってことは、ネットがされないので、どう頑張っても聞けないんだよねぇ。


こうして再び伊集院光の声を聞くまで実に10年の歳月が流れる訳だ・・


当時、KBS京都などを聞いていて、たまに番組宣伝が流れてくる事があって、「伊集院光の Oh,デカナイトッ!」って声を聞くたびに嬉しいような悲しいような気分になってたなぁ・・あの放送を月~金で毎日3時間も聞いてる奴がいるのかっ!ってね。
 

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