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星空は楽しいBLOG2

天体写真を中心に、普段の中での紹介したいものをアップしたいと思います

C8による縮小コリメート

2023-11-22 09:31:13 | 縮小コリメート
C8による縮小コリメートを安定的に実施するためにvixenアトラクスで撮影しました。口径200mm,fl=2000m(F10) を fl=500mm(F2.5)に変身させました。
アイピース(32mm)+CCTV(8mm)を使用して縮小率1/4です。

今日は上弦過ぎの月がありますが、月から90度以上離れたところを狙っています。QBPを使用してどれだけ星雲が見えるか検証しました。最初にM42を入れましたので、あとの星雲に対しては光量が足りない状況になってしまいました。

もともと、観望会仕様の条件を確立しようてしていますので、Gainと露出は一定にしました。3秒×60framesで3分を目安に考えています。ビニングは1のままでした。
ASI585MC(Gain520)+QBPを使用です。ダークも使用。

燃える木

M78

M1 かに星雲

バラ星雲

モンキー星雲

M42以外は淡い星雲ばかりです。6枚の撮影条件はすべて一緒です。
時間と共に周辺部の星が悪化しています。いずれかのレンズが動いたようです。

アトラクスはK-astec改でMTS-3で追尾しています。
ASCOM接続でステラナビでGOTOさせているのですが、これにプレートソルブをしたくてネット検索しているのですが、見つからなくで困った状況です。
撮影はsharpcap Proなので、昨夜はとりあえずsharpcapのソフトから架台の赤緯・赤経のコントロールできるところまで可能となりました。







縮小コリメートテスト C8 ファーストライト

2023-10-12 12:13:15 | 縮小コリメート
大変だったファーストライト。鏡筒前後のバランスが悪く、ビクセンプレートの取り換え。レデューサ0.63×使用していたので、筒外焦点が短くなりピントが出ない。延長筒を外したらリングが接続できずに困っていたが、探しているうちに接続可能なリングをなんとか発見。この作業中にファインダーも動いていたらしくアライメントがうまく出来ずにプレートソルブにも不調。QBPも最初から装着していたので露出アンダーでこれもプレートソルブ不調の要因だろう。

AZ-GTiの推奨搭載重量は5Kgが、今回のシステムは筒が7kg、これにバランスウェイト3kg(2+1kg)なのでTOTALは10kg。倍の重量をかけてしまった。垂直方向はバランスを取ってしまえば問題ないようだが、水平方向はかなり動きが重かった。

なんだかんだ悪戦苦闘しながら0時開始で撮影を終了したのは2時半。釣果は激薄。

縮小コリメートMC
C8(D:200,FL=2000) + RD(0.63) + QBPⅢ + 32mm(SVBONY) + 8mm(CCTVレンズ) + ASI585MC 合成焦点距離 315mm(F1.6)




どちらもQBP(Ⅲ)を使用しています。
M42は2秒露光の蓄積なので、さすがに早いなあ。

縮小コリメートテスト撮影

2023-10-06 07:01:44 | 縮小コリメート
知人にお願いして、長焦点の望遠鏡での縮小コリメートのテストをさせていただきました。
μ300(fl=3000mm)に、縮小率の違う2種類を準備しました。
①カメラはCeres-C,アイピース25mm,カメラレンズ2.5mm(1/2型),縮小率0.1
②カメラはASI585,アイピース32mm,カメラレンズ8mm(2/3型),縮小率0.25

結果からすると、①はレンズとアイピースの距離を詰められず、天体が導入されているのかどうか不明でしたので、すぐにに②の方に変更しました。

まずはソフトsharpCapの画像
当初露出2秒で大丈夫だろうと考えてダーク撮影していたのですが、フィルターQBPを挿入していたので、露出不足でした。計算上では合成F2.5なので甘かった。
画面上での表現に手間取ったので、ソフトをASILiveに変更
実際にはもう少し見えていたのですが、画像保存するとこんなものかなあ。

次に明るい天体を、ということで球状星団へGO。
この時点でフィルターを外しました。最初露出を1秒でしていたのですが、中央部分が飽和して、星が分解しませんので0.2秒露光です。ビニングも1に戻し撮影。

十分な結果です。

導入等の問題もあるので、CMOSカメラのサイズと筒の関係からいうとフルサイズカメラの画角だと1000mm以下が使い易いのかと思っています。
最終的にC8を使用したいので、アイピース40mm カメラ,レンズ6mmで縮小率0.15で、フルサイズカメラ換算1020mmでF1.5あたりにできればと考えています。

もう少しテストが必要そうです。
(追記)
binning効果
ASILiveでの写り具合。
1枚の露出時間が長い方か良いですね。2ビニングすると単位面積当たり4倍の光量かと思っていましたが、ASILiveでは違うようでね。


縮小コリメートテストの備忘録として

2023-10-02 20:45:42 | 縮小コリメート
縮小コリメートのカメラ側の取り付け方法を再考しました。

今までは31.7mmスリーブのQHY174Cしか接続を考えていませんでしたが、ASI585MCも利用できる方法を考察しました。

実際、使用して確認はしていません。あくまで、可能性ありかもという程度です。
パーツ一覧です。
小ネジは取り外さないとレンズがM42内に収まりません。
**取り外したネジは2mm。イモネジに交換しています。

キヤノンマウントを取り外して、2インチスリーブ内に取り付ける方法もありそうですが、縮小コリメートなので、望遠鏡側からは接眼レンズが出てきますので、取り付けにはもう一工夫必要です。

角度を変えて、レンズの収まり具合の確認です。

M42は2回転と1/3ほどの取り付けです。

やはり、実際の確認は必要です。
ASIのカメラが使えると、ソフトもASI Studioが使えるし、ノイズの出具合もおとなしくなりますので、使い勝手がよくなるのではと考えています。

縮小コリメートテスト

2023-09-23 13:22:30 | 縮小コリメート
なかなか晴れないので、日中に縮小コリメートの練習をしました。
筒はBKP130 (fl=650mm) カメラはQHY174Cです。

BKP130はいつもクローズアップレンズを使用して、fl=520mm(F4)で使用しています。いつものカメラはASI533MCですが今回は縮小コリメート用りカメラで比較です。

円形に絞られて、画角は欠られた状態ですがこれは納得でのテスト。



接眼レンズをSVBONY32mmにすると計算上はF1.25ですが、カメラレンズのF1.6よりは明るくならないのでF1.6です。カメラのレンズをF1.2の物を使用すればもう一段明るい光学系になりますが、8mmでは1.2はないようです。

実際、163mmだと大きな赤い星雲もほぼ入ってしまうでしょう。
とにかく実地で確認したいです。

F4→F1.6だと写真スピードは6倍です。電視観望で30秒露光が5秒、5秒露光が1秒で大丈夫です。とにかく、観望会で便利であって欲しいです。