日ごろから、生活に密着した数学とは何かを考えている。何のために数学を学ぶのかという問いにしっかりとした回答ができるようになりたいのだが、答えられる人は何人いるだろうか。
小学生はともかく、自我が芽生える中学生にとってその動機付けは大切だと思う。
教科書もそのへんは気を遣っている。だから中学生の数学の教科書は中学生が気の毒になるくらい分厚くなった。
東京書籍の教科書で確か中学数学2年だったと思うが、トイレットペーパーの直径や長さから断面積を求めてみようという副読本的なページを見つけた。断面を台形に変形させたり芯まで紙が詰まっていたらどんな形になるかを問いかけながら興味を引き出そうとしている。
確かに身近な問題であり、大人にとっても「あの巻き方で本当に長さが65mもあるのか」と疑問に思う向きも多いのではないだろうか。
何気ない話題であるが、こんなことでも数学を楽しむことができそうだなと感じた。
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