みなさんは、社会主義ってどんなイメージをお持ちですか?
社会主義への疑問が出されるのは、今の日本社会の中において不思議なことではないと思います。
テレビでは、社会主義といえば、崩壊した「ソ連」のことが、内政での人民抑圧社会、外交での武力弾圧国家として取り上げられ、一党独裁の中国政府の人民の意見を無視した施策が色々と報じられ、社会主義は20世紀に失敗して時代遅れだと紹介されています。
中学や高校の教科書では、資本主義は市場経済を基礎とした自由な社会であり、社会主義は計画経済を土台に一党独裁で自由がない社会だと書かれたりしています。
これでは、社会主義にいいイメージを持つ方が無理というものかもしれません。
日本共産党が考えている社会主義とは、このようなイメージとは、全く違います。
そもそも日本共産党は、これまでの世界の歴史の中で、本来の社会主義というものは、まだ実現したことがないと考えています。
では、ソ連は社会主義ではなかったのでしょうか?
確かにソ連は、初期の段階では社会主義を目指してはいたけれども、その後、長年にわたって全然別の社会になっていったから国民の支持を得られずに崩壊したのです。それは、社会主義ではなかったというのが、日本共産党の見解です。
日本共産党は、日本の社会も長い目で見れば社会主義に進むことを見通していますが、それはどこか他国をモデルにしたり、ソ連型や中国型の社会をイメージして、それに日本社会をあてはめようとするようなものではありません。
現在の日本のように高度に発達した資本主義国が、社会主義に移行した国は世界にはまだ例がありません。
したがって、日本共産党が目指す社会主義というのは、日本独自の歴史、文化、社会の特徴を生かした日本にふさわしい社会であり、「国民が主人公」の日本社会として、国民とともにつくっていこうと考えています。
だから、もしも、社会主義という言葉から、ソ連や中国をイメージしているとすれば、そうではない社会主義を日本共産党が目標として持っていることを認めていただきたいと考えています。
資本主義でいい政治をすればいいのではないのですか?
日本共産党は、日本社会を今すぎに社会主義にしようなんてことを考えているわけではありません。
日本共産党が目指している当面の日本の改革は、「アメリカいいなり」「大企業・財界利益最優先」という日本社会の現状を、「国民が主人公」に切り替えることです。
社会の仕組みは資本主義のままだけれども、日本共産党が目指す日本改革が実行されれば、日本の現状は大きく変わることになります。
例えば、若者を使い捨てるブラック企業問題や、高い学費、保育園不足なんかは、この改革で充分に改善されていくこととなります。
しかし、資本主義社会でいる限り、改善はできても、解決にはいたれない問題にぶち当たります。
例えば、貧富の格差の拡大、繰り返す不況と大量失業、国境を超えた金融投機の横行、貧富の格差の拡大、資源・エネルギーの浪費、温暖化や大気汚染等地球的規模での環境問題などがあります。
これらの問題は、資本主義のままでは、根本的な解決とはならないものです。
では、資本主義のどこに問題があるのでしょうか?
一言で言えば、資本主義は、資本家や企業の利益をあげることが最大の優先すべきものとして、社会のエンジンとして動き続けています。
そのために、労働者は低賃金で働かされ、総人件費を抑制するために人減らし合理化と正規から非正規への置き換えが行われ、多くの失業者を生み出します。
さらに、利潤最優先の資本主義社会は、金儲けのために自然を破壊して無駄なリニアモーターカーや高速道路等を地元負担を強要しながら作ります。
福岡市でも1990年代から始まった人工島事業は、いまだに毎年、100億円を超える市民の血税を注ぎ込み続けています。
利潤最優先の資本主義社会は、時には、人の命さえも犠牲にします。
電通やNHKの過労死事件は、若い労働者を死ぬまで働かせた問題でした。
では、資本主義社会は、この世にあってはならない社会だったのでしょうか?
日本共産党は、資本主義社会は歴史に発展の上で、これまで積極的役割を果たしてきたと考えています。
産業革命を経て、モノを作る生産力はそれまでの封建時代と比べて格段に飛躍しました。
商品を大量に多様に作り出すことができるようになりました。
ところが、今の資本主義は生産力があまりにも巨大化し過ぎてしまい、生産力をコントロールすることができなくなっています。
これは、資本主義社会の基本である利潤第一主義が原因として解決できない問題が生じているのですから、その根本的な解決のためには、資本主義社会を変えて、新しい社会体制をつくることが必要となります。
このように日本共産党は、資本主義社会のもとでは解決できない問題がいずれすこぶる深刻な事態に直面すること、それを解決するためには利潤第一主義の資本主義社会とは違う新しい社会が必要になることを展望しており、なので社会主義・共産主義をめざす党だから、日本共産党と名乗り続けて96年のたたかいをしているのです。
社会主義への疑問が出されるのは、今の日本社会の中において不思議なことではないと思います。
テレビでは、社会主義といえば、崩壊した「ソ連」のことが、内政での人民抑圧社会、外交での武力弾圧国家として取り上げられ、一党独裁の中国政府の人民の意見を無視した施策が色々と報じられ、社会主義は20世紀に失敗して時代遅れだと紹介されています。
中学や高校の教科書では、資本主義は市場経済を基礎とした自由な社会であり、社会主義は計画経済を土台に一党独裁で自由がない社会だと書かれたりしています。
これでは、社会主義にいいイメージを持つ方が無理というものかもしれません。
日本共産党が考えている社会主義とは、このようなイメージとは、全く違います。
そもそも日本共産党は、これまでの世界の歴史の中で、本来の社会主義というものは、まだ実現したことがないと考えています。
では、ソ連は社会主義ではなかったのでしょうか?
確かにソ連は、初期の段階では社会主義を目指してはいたけれども、その後、長年にわたって全然別の社会になっていったから国民の支持を得られずに崩壊したのです。それは、社会主義ではなかったというのが、日本共産党の見解です。
日本共産党は、日本の社会も長い目で見れば社会主義に進むことを見通していますが、それはどこか他国をモデルにしたり、ソ連型や中国型の社会をイメージして、それに日本社会をあてはめようとするようなものではありません。
現在の日本のように高度に発達した資本主義国が、社会主義に移行した国は世界にはまだ例がありません。
したがって、日本共産党が目指す社会主義というのは、日本独自の歴史、文化、社会の特徴を生かした日本にふさわしい社会であり、「国民が主人公」の日本社会として、国民とともにつくっていこうと考えています。
だから、もしも、社会主義という言葉から、ソ連や中国をイメージしているとすれば、そうではない社会主義を日本共産党が目標として持っていることを認めていただきたいと考えています。
資本主義でいい政治をすればいいのではないのですか?
日本共産党は、日本社会を今すぎに社会主義にしようなんてことを考えているわけではありません。
日本共産党が目指している当面の日本の改革は、「アメリカいいなり」「大企業・財界利益最優先」という日本社会の現状を、「国民が主人公」に切り替えることです。
社会の仕組みは資本主義のままだけれども、日本共産党が目指す日本改革が実行されれば、日本の現状は大きく変わることになります。
例えば、若者を使い捨てるブラック企業問題や、高い学費、保育園不足なんかは、この改革で充分に改善されていくこととなります。
しかし、資本主義社会でいる限り、改善はできても、解決にはいたれない問題にぶち当たります。
例えば、貧富の格差の拡大、繰り返す不況と大量失業、国境を超えた金融投機の横行、貧富の格差の拡大、資源・エネルギーの浪費、温暖化や大気汚染等地球的規模での環境問題などがあります。
これらの問題は、資本主義のままでは、根本的な解決とはならないものです。
では、資本主義のどこに問題があるのでしょうか?
一言で言えば、資本主義は、資本家や企業の利益をあげることが最大の優先すべきものとして、社会のエンジンとして動き続けています。
そのために、労働者は低賃金で働かされ、総人件費を抑制するために人減らし合理化と正規から非正規への置き換えが行われ、多くの失業者を生み出します。
さらに、利潤最優先の資本主義社会は、金儲けのために自然を破壊して無駄なリニアモーターカーや高速道路等を地元負担を強要しながら作ります。
福岡市でも1990年代から始まった人工島事業は、いまだに毎年、100億円を超える市民の血税を注ぎ込み続けています。
利潤最優先の資本主義社会は、時には、人の命さえも犠牲にします。
電通やNHKの過労死事件は、若い労働者を死ぬまで働かせた問題でした。
では、資本主義社会は、この世にあってはならない社会だったのでしょうか?
日本共産党は、資本主義社会は歴史に発展の上で、これまで積極的役割を果たしてきたと考えています。
産業革命を経て、モノを作る生産力はそれまでの封建時代と比べて格段に飛躍しました。
商品を大量に多様に作り出すことができるようになりました。
ところが、今の資本主義は生産力があまりにも巨大化し過ぎてしまい、生産力をコントロールすることができなくなっています。
これは、資本主義社会の基本である利潤第一主義が原因として解決できない問題が生じているのですから、その根本的な解決のためには、資本主義社会を変えて、新しい社会体制をつくることが必要となります。
このように日本共産党は、資本主義社会のもとでは解決できない問題がいずれすこぶる深刻な事態に直面すること、それを解決するためには利潤第一主義の資本主義社会とは違う新しい社会が必要になることを展望しており、なので社会主義・共産主義をめざす党だから、日本共産党と名乗り続けて96年のたたかいをしているのです。
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