1945年、4月1日からアメリカ軍の沖縄本島上陸から開始された太平洋戦争末期の沖縄戦で、牛島満中将をはじめとする司令部が自決した日をもって日本軍の組織的な抵抗が終わったとされているのが今日である。
沖縄県は、6月23日を「慰霊の日」として定め、最後の激戦地・摩文仁の丘にある糸満市の平和祈念公園では、追悼式が開かれた。
安倍晋三首相は、次のようにあいさつした。
「私は沖縄戦から69年を迎えた本日、全国民とともにまぶたを閉じて、沖縄が忍んだあまりにおびただしい犠牲、この地に倒れた人々の流した血や涙が、自分たちを今日あらしめていることを胸に深く刻んで、静かに頭を垂れたいと思います。戦争を憎み、平和を築く努力を惜しまぬ国民として、私たちの住む世界をよりよい場とする歩みをたゆまず進めていかなくてはならないと思います。」
何も伝わってこない!内容が何もない!
集団的自衛権の行使容認で、日本を「戦争する国」にしようとしている張本人が、おびただしい犠牲者名(実に24万人超)が刻銘された「平和の礎」や沖縄県民を前に、語る言葉はないはず。
さらに、安倍首相は、次のように結んだ。
「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、『できることはすべて行う』との姿勢で全力を尽くしていきます」
寄り添う???
できることはすべて行う???
沖縄戦の凄惨な体験から、戦争につながる一切の行為を否定し、平和を求める沖縄県民の気持ち。
それは、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」した日本国憲法にも体現されている。
アメリカの要請にこたえて、平和憲法を破壊する集団的自衛権行使容認の閣議決定に前のめりの安倍首相の口から出てきた言葉に、白々しさを感じた人は多いはず。
間違いなく、安倍内閣の支持率は、つるべ落としの章へと入ってきた。
写真は、今日の天神宣伝。写真に写ってない参加者もたくさんいました。(^-^)/