8月15日、天神での街頭演説で、私が訴えたのは以下の内容です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b7/238a3934d4d000cb1bc46fe14c5678c0.jpg)
戦後70年の終戦記念日にあたり、日本共産党福岡市議団は、日本軍国主義の引き起こした侵略戦争と植民地支配の犠牲になった多くの市民の皆さんや国外の方々に、深い哀悼の意を表明します。
いま、日本の政治は、戦争か平和かの歴史的岐路に立っています。
戦争の惨禍と反省を踏まえて日本国民が得た世界に誇る宝、それが日本国憲法です。
その憲法を守り抜き、憲法を生かした平和で民主主義の国・日本を築くために、いまこそ立場の違いを超えて、平和を願うすべての市民の皆さんが、力を合わせる時ではないでしょうか。
昨日、戦後70年にあたって、「安倍談話」が発表されました。
4大キーワードだといわれた「侵略」「植民地支配」「反省」「お詫び」などの言葉はちりばめていますが、過去の歴代政権が表明したという事実に言及しただけで、安倍首相自らの言葉としては語らないという、「ごまかしの談話」でした。
戦後50年の村山談話でも、戦後60年の小泉談話でも、日本の過去の戦争を「侵略」と断じて、これに対する日本の責任を明確にしました。
それに対して、「安倍談話」では、あくまで過去の談話を引用するだけならば、わざわざ、談話を発表する必要性がありません。
そして驚いたことに、「安倍談話」は、暴力と強圧をもって暗黒の植民地化を進めた日露戦争を、「多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけた」などと述べました。
これは、歴史を歪曲するものであり、まったく許せません。
全体として安倍談話は、戦後50年に出された「村山談話」、戦後60年の「小泉談話」の立場を、事実上投げ捨てるに等しいもので、国内外の厳しい批判を招くことは避けられません。
戦後70年の首相談話が、なぜ、このような内容になってしまったのか。
その根底には、安倍政権が、侵略戦争を肯定し、美化して、歴史を偽造する極右勢力によって構成され、支えられているという問題があります。
戦後の国際秩序は、日独伊3国による戦争は、侵略戦争だったという判定の上に成り立っており、それを否定するものは、国際政治に参加する資格がないことを厳しく指摘しなければなりません。
日本は、戦後70年間、他国と直接の戦火を交えることはなく、自衛隊は、半世紀にわたって、一人の外国人も殺さず、一人の戦死者も出していません。
この平和の歴史を作ってきたのは、何よりも、日本国憲法第9条が存在し、平和を求める国民の世論と運動が脈々と続いてきたことによるものです。
この国民の声と憲法が、歴代の内閣を縛り、「自衛隊は軍隊ではない」「海外での武力行使は許されない」「集団的自衛権行使は許されない」という憲法解釈を取らせてきたのです。
いま、安倍政権は、戦後70年の平和の歩みを断ち切り、歴代内閣の憲法解釈を180度変え、戦争しない国から「戦争する国」へと、戦争法案を強行しようとしています。
これは、日本を守るためでも、日本人を守るためでもありません。
アメリカの国益のための世界各地での戦争に、日本の自衛隊を、日本の若者を、アメリカに戦争の現場で使ってくださいと差し出すものです。
しかし、この憲法改悪の暴走政治に、これまでにないたくさんの人々が声を上げ始めました。
この行動は、日本国民の平和と民主主義を求めるエネルギーがいかに巨大なものであるかを示しています。
日本共産党は、「戦争法案許さない」の一点で、国内外の協同を広げに広げ、圧倒的な国民世論で安倍政権を包囲し、戦争法案を必ず廃案に追い込むために、全力を挙げる決意です。
日本の平和を愛するすべての市民の皆さんに訴えます。
ぜひ、今日一日、日本が70年前、戦争をしてたくさんの犠牲が出た事、そして日本国憲法ができたことで、この70年間、日本は戦争をしてこなかったことを考えてください。
皆さんのご家族にも、戦争で犠牲になったり、苦労された方々が、たくさんいらっしゃいます。
その話を、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんから、聞いてください。
そして、お友だちとも、どんどん、戦争の事、話し合いましょう。
いま、女優の綾瀬はるかさんは、戦争被害者の皆さんの声を、聞き取りしながら、学ばれています。
ぜひ、若い皆さんが、自分でまなび、自分で考え、自分でも行動しましょう。
私は、戦争法案を何としても廃案にする決意です。その事を、仏様にも誓いました。
そのために、そして平和の日本を子どもたちの世代に引き継ぐために、今こそ、もっと、多くの国民の方と対話し、訴え、平和の世論を広げるために頑張ります。
御清聴ありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b7/238a3934d4d000cb1bc46fe14c5678c0.jpg)
戦後70年の終戦記念日にあたり、日本共産党福岡市議団は、日本軍国主義の引き起こした侵略戦争と植民地支配の犠牲になった多くの市民の皆さんや国外の方々に、深い哀悼の意を表明します。
いま、日本の政治は、戦争か平和かの歴史的岐路に立っています。
戦争の惨禍と反省を踏まえて日本国民が得た世界に誇る宝、それが日本国憲法です。
その憲法を守り抜き、憲法を生かした平和で民主主義の国・日本を築くために、いまこそ立場の違いを超えて、平和を願うすべての市民の皆さんが、力を合わせる時ではないでしょうか。
昨日、戦後70年にあたって、「安倍談話」が発表されました。
4大キーワードだといわれた「侵略」「植民地支配」「反省」「お詫び」などの言葉はちりばめていますが、過去の歴代政権が表明したという事実に言及しただけで、安倍首相自らの言葉としては語らないという、「ごまかしの談話」でした。
戦後50年の村山談話でも、戦後60年の小泉談話でも、日本の過去の戦争を「侵略」と断じて、これに対する日本の責任を明確にしました。
それに対して、「安倍談話」では、あくまで過去の談話を引用するだけならば、わざわざ、談話を発表する必要性がありません。
そして驚いたことに、「安倍談話」は、暴力と強圧をもって暗黒の植民地化を進めた日露戦争を、「多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけた」などと述べました。
これは、歴史を歪曲するものであり、まったく許せません。
全体として安倍談話は、戦後50年に出された「村山談話」、戦後60年の「小泉談話」の立場を、事実上投げ捨てるに等しいもので、国内外の厳しい批判を招くことは避けられません。
戦後70年の首相談話が、なぜ、このような内容になってしまったのか。
その根底には、安倍政権が、侵略戦争を肯定し、美化して、歴史を偽造する極右勢力によって構成され、支えられているという問題があります。
戦後の国際秩序は、日独伊3国による戦争は、侵略戦争だったという判定の上に成り立っており、それを否定するものは、国際政治に参加する資格がないことを厳しく指摘しなければなりません。
日本は、戦後70年間、他国と直接の戦火を交えることはなく、自衛隊は、半世紀にわたって、一人の外国人も殺さず、一人の戦死者も出していません。
この平和の歴史を作ってきたのは、何よりも、日本国憲法第9条が存在し、平和を求める国民の世論と運動が脈々と続いてきたことによるものです。
この国民の声と憲法が、歴代の内閣を縛り、「自衛隊は軍隊ではない」「海外での武力行使は許されない」「集団的自衛権行使は許されない」という憲法解釈を取らせてきたのです。
いま、安倍政権は、戦後70年の平和の歩みを断ち切り、歴代内閣の憲法解釈を180度変え、戦争しない国から「戦争する国」へと、戦争法案を強行しようとしています。
これは、日本を守るためでも、日本人を守るためでもありません。
アメリカの国益のための世界各地での戦争に、日本の自衛隊を、日本の若者を、アメリカに戦争の現場で使ってくださいと差し出すものです。
しかし、この憲法改悪の暴走政治に、これまでにないたくさんの人々が声を上げ始めました。
この行動は、日本国民の平和と民主主義を求めるエネルギーがいかに巨大なものであるかを示しています。
日本共産党は、「戦争法案許さない」の一点で、国内外の協同を広げに広げ、圧倒的な国民世論で安倍政権を包囲し、戦争法案を必ず廃案に追い込むために、全力を挙げる決意です。
日本の平和を愛するすべての市民の皆さんに訴えます。
ぜひ、今日一日、日本が70年前、戦争をしてたくさんの犠牲が出た事、そして日本国憲法ができたことで、この70年間、日本は戦争をしてこなかったことを考えてください。
皆さんのご家族にも、戦争で犠牲になったり、苦労された方々が、たくさんいらっしゃいます。
その話を、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんから、聞いてください。
そして、お友だちとも、どんどん、戦争の事、話し合いましょう。
いま、女優の綾瀬はるかさんは、戦争被害者の皆さんの声を、聞き取りしながら、学ばれています。
ぜひ、若い皆さんが、自分でまなび、自分で考え、自分でも行動しましょう。
私は、戦争法案を何としても廃案にする決意です。その事を、仏様にも誓いました。
そのために、そして平和の日本を子どもたちの世代に引き継ぐために、今こそ、もっと、多くの国民の方と対話し、訴え、平和の世論を広げるために頑張ります。
御清聴ありがとうございました。