堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

福岡市南区から、熱い情報を発信します。

サッカーと雷

2014-07-06 21:00:58 | 日記
梅雨があける前から、夏休みに入る前から、中体連は始まる。

私たちの頃とは、大違い。

7月6日がその初戦なんだが、朝から土砂降りの雨だった。

想像通り、ピッチは、沼状態だという連絡。

三男のチームはどうなるかと、終日の仕事の私は、会議をしながら心配してたが、つれあいからの「中止になったよ」メールで、安堵した。

ピッチの状態というよりも、雷注意報が出たからなんだろう。

1996年のサッカーの試合中に高校生が重体になってから、雷が鳴り始めると、サッカーの試合は続行できない。

この事故というのは、大阪府高槻市でおこなわれたサッカー大会に、高知県の土佐高校から参加しピッチの中にいた当時16歳の北村光寿さんが、落雷の直撃を受け、両目失明、下半身機能全廃、言語障害など重度の障害を持つ事になり、一生介護を受けなければならない車イスの生活となったというもの。

当日、大阪には、豪雨が降り始め、雷注意報も出されていた。

生徒たちも、不安を感じ、「こんな状態でもやるんですか」と引率の教師に言ったが、試合を続行したため、北村さんは被害にあった。

1999年3月、本人と家族は、安全配慮義務違反で、学校と主催者、グランド管理者を裁判で訴えたが、1審の高知地裁、2審の高松高裁とも「落雷は予見不可能」と、原告敗訴の判決が出された。

北村さんらは、当然、納得できず、直ちに上告した。

そして、お母さんは、試合に参加してた選手や役員などからの膨大な聞き取り資料を準備。

これが司法を動かし、2006年3月13日、最高裁判所は「落雷は予見可能」と判断を下し、高松高裁判決を破棄、差し戻しを命じ、高松高裁が差し戻し控訴審判決で約3億円の賠償を命令した。

生徒の安全のために、雷がなれば試合中止。

一人の生徒と母親の行動が切り開いたサッカー運営のルール。

いずれにしても、雷には細心の注意が必要である。(^-^)/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿