堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

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放送中止ドラマ「ひとりっ子」を観る

2015-12-13 16:50:13 | 日記
53年前の放送中止になったテレビドラマ「ひとりっ子」の上映会に誘われて、観る機会を得た。

テレビで放送されなかったのに、翌年には、放送記者大賞を獲得している。

出演は、山本圭、佐藤オリエ、加藤嘉、望月優子らの面々と、RKB専属俳優だった下川辰平ほか。

当時のRKB毎日(福岡のいわゆるTBS系放送局)制作で、1962年に「東芝日曜劇場」で放送される予定だったのが、スポンサーの東芝のものすごい圧力で、放送中止になったのだった。

物語は、熊本市のS高校。

高校野球で甲子園にも出場したこともある文武両道の進学校である。

高校三年生の山本圭演じる主人公は、兄を戦争で亡くし、加藤嘉演じる父親からは、家督を継ぐ強い期待をかけられている。

そんな中、腕試しで受けた防衛大学校に合格してしまう。

喜びに舞い上がる父親と、兄のようにはさせたくないと、望月優子演じる母親のぶつかり合い。

佐藤オリエ演じる恋人にもたしなめられた主人公は、自分の人生を自分で選ぶ道を決意する。

自衛隊創設期のドラマ。

自衛隊への入隊、防衛大学校への進学をリアルに扱ったドラマ。

当時の石坂泰三東芝会長は経団連の会長で財界の最右翼だと言われていた。

そして、制作したRKB毎日の佐藤篤次郎会長は九州電力の会長でもあり、防衛生産委員会のメンバーでもあった。

それを考えれば、なぜ、放送されなかったのか、実に分かりやすい。(^o^)/

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