「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
2005年に発表され、「9.11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・ フォアによる
同名タイトルベストセラー小説の映画化。
同時多発テロの犠牲になってしまった父親をトム・ハンクス、妻をサンドラ・ブロック、そして小学生の息子を
本作がデビューの新人子役トーマス・ホーンが好演しています。
あらすじはー
9.11同時多発テロで最愛の父親を失ってしまったオスカー少年はずっと心を閉ざしたままだった。
1年後、テロ以降初めて亡き父のクローゼットに入ったオスカーは、そこで1本の「謎のカギ」を見つけた。
ヒントはカギが入っていた封筒に書かれていた「BLACK」の文字だけ。オスカーはこのカギが何のカギなのか?
そのカギが開くカギ穴を見つけようと思い立ち、ヒントのBLACKはきっと人の名前に違いないとNY中のBLACKという
名前の人を電話帳で調べては片っ端から会いに行く事にしたのだが・・・
オスカー少年を演じた子役さんは本作でスクリーンデビューだそうだが、なかなか上手い。
ところでこのオスカー少年の様子が映画冒頭からなんとなーく妙、というか何か心がざわつくような違和感を
感じながら見ていたのだが、果たして思った通り「アスペルガーの疑いアリ」というキャラクターだった。
一応検査したけど確定は出来ないものの要・観察のレベル。軽い自閉症とか神経症入ってる感じ。
あーもう!
ごめんなさい私こーいう人達の話、正直苦手です。申し訳ないけど共感出来ないし同情も出来ない。
人間が冷酷に出来てるんですよ。オスカー少年がヒステリックに暴れて物を投げつけて回ったり母親を罵倒したり
意味不明な奇声をあげたり都合が悪くなると耳をふさいでキーキー言ったりしている姿を見て
「・・・ウザッ」と思ってしまう非国民ですどーもすいません!><
オスカー少年のキャラは横に置いといて。
話としては父親のクローゼットから見つけた「謎のカギ」が何のカギで、そのカギが開いた向こうには何があるのか?
その謎が解ければ何となく父親の死を受け入れられるような・・・主人公のオスカー少年はそんな気になってる訳です。
で、ヒントにしたがってNY中のBLACKさんを家のご近所から順番に虱潰しに当たって、自分の父親の事を知らないか?
カギの事を知らないか?そして何故自分がこのカギを手に入れてカギ穴を探しまわっているか(=父親がテロの犠牲にあった事)
を説明して回るんですわ。
オスカー少年はアスペの疑いアリで人とお話しするのがあまりお得意ではないんだけど、父親と自分を繋ぐ物がこのカギの
謎を解くことだと思い込んでいるので、苦手だけど頑張って色んな人達に話を聞きに行く→成長する、という話ですわ。
カギの謎には意外なオチが付く。コレは本当に「えええええ!?」なオチだった^^;
で、カギの謎は解けるんだけど最終的にそのカギ穴の向こうにある物を見る事が出来るチャンスがあるのに
オスカーは敢えてそれを確認しようとしない。
そしてバーチャンちの間借り人(それは後にオスカーの本当のジーチャンだと判明する)はどうやら過去に何かあったらしく
PTSDで失語症になってしまったらしいのだが(会話は全て筆談)、その理由は明らかにされない。
更に、オスカーは様々な人々に会って色んな話を聞くらしいのだが、そのどれも明確なエピソードとして語られる事もなく
全般的に「モヤッ」とした状態で話は収束して行く。
でも、見ていてこの「モヤッ」とするのが、逆に心に傷を持つ人達の実情なんだろうなぁ~と思わされる。
結局オスカーはカギの謎が解けたからといって父親の死を受け入れられた!という明確なモノを得る訳ではないし
「何故父親はテロの犠牲にならければならなかったのか」という答えが見つかった訳でもない。
むしろ「ガッカリした」という結果が残っただけだった。
普通この手の「癒しと再生」みたいなテーマの話って、明るい何かが主人公達を包み込んで云々・・・っていう
展開なのが既定路線だと思っていたんだけど、本作では何もいい事は起こらないし何も解決もしない。
でも、残念な結果が残っても、何がしかの結果を自分の手で手繰り寄せる事が出来たという事実が主人公の少年を
少しだけ成長させた・・・ほんの些細な事だけど、実際心が傷付いた人達にそんなにドラマティックにいい事が降り掛かって
大団円になれるなんて有り得ないんだよね。本作の話だって充分「ミラクル」な展開だと思うし。
本作はもっともっとドラマティックになりそうな要素を沢山持っているにも関わらず、敢えてドラマを排除している気がする。
でもそれでいい。人はそんなに簡単に変われないし、人はそんなに簡単に成長はしない。
大切な家族をあんな悲劇で突然喪ったという心の傷は、そんなに簡単に癒されるモノでもない。
・・・そういう、等身大の「9.11で大切な家族を喪った人達の苦悩」を真摯に描いている作品だと思いますね。
ただねー、ホントにアスペとか自閉症とかそーいうネタは苦手ですわ。マジ勘弁してほしい^^;
2005年に発表され、「9.11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・ フォアによる
同名タイトルベストセラー小説の映画化。
同時多発テロの犠牲になってしまった父親をトム・ハンクス、妻をサンドラ・ブロック、そして小学生の息子を
本作がデビューの新人子役トーマス・ホーンが好演しています。
あらすじはー
9.11同時多発テロで最愛の父親を失ってしまったオスカー少年はずっと心を閉ざしたままだった。
1年後、テロ以降初めて亡き父のクローゼットに入ったオスカーは、そこで1本の「謎のカギ」を見つけた。
ヒントはカギが入っていた封筒に書かれていた「BLACK」の文字だけ。オスカーはこのカギが何のカギなのか?
そのカギが開くカギ穴を見つけようと思い立ち、ヒントのBLACKはきっと人の名前に違いないとNY中のBLACKという
名前の人を電話帳で調べては片っ端から会いに行く事にしたのだが・・・
オスカー少年を演じた子役さんは本作でスクリーンデビューだそうだが、なかなか上手い。
ところでこのオスカー少年の様子が映画冒頭からなんとなーく妙、というか何か心がざわつくような違和感を
感じながら見ていたのだが、果たして思った通り「アスペルガーの疑いアリ」というキャラクターだった。
一応検査したけど確定は出来ないものの要・観察のレベル。軽い自閉症とか神経症入ってる感じ。
あーもう!
ごめんなさい私こーいう人達の話、正直苦手です。申し訳ないけど共感出来ないし同情も出来ない。
人間が冷酷に出来てるんですよ。オスカー少年がヒステリックに暴れて物を投げつけて回ったり母親を罵倒したり
意味不明な奇声をあげたり都合が悪くなると耳をふさいでキーキー言ったりしている姿を見て
「・・・ウザッ」と思ってしまう非国民ですどーもすいません!><
オスカー少年のキャラは横に置いといて。
話としては父親のクローゼットから見つけた「謎のカギ」が何のカギで、そのカギが開いた向こうには何があるのか?
その謎が解ければ何となく父親の死を受け入れられるような・・・主人公のオスカー少年はそんな気になってる訳です。
で、ヒントにしたがってNY中のBLACKさんを家のご近所から順番に虱潰しに当たって、自分の父親の事を知らないか?
カギの事を知らないか?そして何故自分がこのカギを手に入れてカギ穴を探しまわっているか(=父親がテロの犠牲にあった事)
を説明して回るんですわ。
オスカー少年はアスペの疑いアリで人とお話しするのがあまりお得意ではないんだけど、父親と自分を繋ぐ物がこのカギの
謎を解くことだと思い込んでいるので、苦手だけど頑張って色んな人達に話を聞きに行く→成長する、という話ですわ。
カギの謎には意外なオチが付く。コレは本当に「えええええ!?」なオチだった^^;
で、カギの謎は解けるんだけど最終的にそのカギ穴の向こうにある物を見る事が出来るチャンスがあるのに
オスカーは敢えてそれを確認しようとしない。
そしてバーチャンちの間借り人(それは後にオスカーの本当のジーチャンだと判明する)はどうやら過去に何かあったらしく
PTSDで失語症になってしまったらしいのだが(会話は全て筆談)、その理由は明らかにされない。
更に、オスカーは様々な人々に会って色んな話を聞くらしいのだが、そのどれも明確なエピソードとして語られる事もなく
全般的に「モヤッ」とした状態で話は収束して行く。
でも、見ていてこの「モヤッ」とするのが、逆に心に傷を持つ人達の実情なんだろうなぁ~と思わされる。
結局オスカーはカギの謎が解けたからといって父親の死を受け入れられた!という明確なモノを得る訳ではないし
「何故父親はテロの犠牲にならければならなかったのか」という答えが見つかった訳でもない。
むしろ「ガッカリした」という結果が残っただけだった。
普通この手の「癒しと再生」みたいなテーマの話って、明るい何かが主人公達を包み込んで云々・・・っていう
展開なのが既定路線だと思っていたんだけど、本作では何もいい事は起こらないし何も解決もしない。
でも、残念な結果が残っても、何がしかの結果を自分の手で手繰り寄せる事が出来たという事実が主人公の少年を
少しだけ成長させた・・・ほんの些細な事だけど、実際心が傷付いた人達にそんなにドラマティックにいい事が降り掛かって
大団円になれるなんて有り得ないんだよね。本作の話だって充分「ミラクル」な展開だと思うし。
本作はもっともっとドラマティックになりそうな要素を沢山持っているにも関わらず、敢えてドラマを排除している気がする。
でもそれでいい。人はそんなに簡単に変われないし、人はそんなに簡単に成長はしない。
大切な家族をあんな悲劇で突然喪ったという心の傷は、そんなに簡単に癒されるモノでもない。
・・・そういう、等身大の「9.11で大切な家族を喪った人達の苦悩」を真摯に描いている作品だと思いますね。
ただねー、ホントにアスペとか自閉症とかそーいうネタは苦手ですわ。マジ勘弁してほしい^^;
twitterでフォローしている人が、「感動のあまり号泣、終映後すぐ映画館のトイレに入って15分間、息を整えないと平常心で出られなかった」とか言っていたので……とんでもなく期待していたのだが……週末にでも絶対見に行く!と決意していたのだが……、もしかして、DVD決定路線?
悩むー!!!
アナタも私と同様のタイプ?<アスペとか自閉症ネタは勘弁
だとしたら、結構キツい話かもしれないわね。
ただね、正直言って本作の主人公はアスペじゃない方が良かったんじゃ?って私は思った。
話の筋自体は凄くいいんだよ。ぶっちゃけ私も本作見て涙ポロリとしました。
号泣ではなかったけどね、でもサンドラ・ブロック演じる母親の苦悩に共感して(主人公の少年には共感出来なかったけどw)
とあるシーンで堪え切れずにポロリと来ました。
私の中では「充分いい話なのに、何故敢えて少年をアスペ系というキャラにしちゃったんだろう」
という感触でしたね。話自体は本当に作り込み過ぎない等身大の話でいい感じだったんですよ!
だから原作仕込んでから見た人は、原作のチャーミングキャラに脳内修正しているそうだ。
きっと映画ではアスペ系を強調しすぎちゃったのね。
サンドラ・ブロックはいいね。うん。
原作読んで少年を脳内修正するヒマもないから、やっぱ行って見ることにする!
チャーミングでナイスなキャラ・・・なんと!?
そーだとしたら、多分映画見ただけの人と原作既読の方ではかなり受ける感触が違うと思われ。
だってどー見ても「頭イカれてんなこのクソガキ」って(アワワ
んーとね、でもちょっと思ったんだけど
子育てした事ある人とそーじゃない人では感想違うかも?と。
アスペじゃなかったとしても、子供ってそんな親の思い描いた通りに育つ訳じゃないしさ。
子育てしていく中で言う事聞かずに癇癪起こされる事もあれば反抗期もあるだろうしね。
そういう「子育て体験」しているお母さん世代は私とは全然違う感想を持つのではなかろうかと。
そんな訳で眞紀さんの感想を楽しみに待ってまーす♪^^
を、東日本大震災で想像してみてたりもしたんだけど
きっとこの子のトラウマは最後の声を電話で聞いた事なんだよね。
最初のうちはほとんど存在感の薄かったサンドラ姉が
最後にがっつり泣いてくれるとつられ泣きしそうでしたわ。
最後の声を電話で聞いた、というよりも直接話せると判っていたのに電話に出なかった事が
トラウマなんだろうなーと。言葉で上手く表現出来ないけど、まあ何て言うか「恐怖を克服出来なかった」
とでも言えばいいのかなぁ?
サンドラ・ブロック、途中までほとんど空気だったねw
でもオイシイ役ドコロでしたな。まあ彼女も上手いんだけどさ^^