「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」
タイ発ど真ん中青春ドラマ。タイの映画ってたまーに見付けるとなるべく観るようにしているんだけど、個人的にかなり好きな作品多い。と言うかタイ作品クオリティ高いです!…もしかして需要少ないから日本に持ち込む作品超厳選してる、という事なんでしょうか?(滝汗)
一卵性双生児の姉妹の話なんだけど、メガホンを取ったのは本作で長編映画デビューだという、これまた一卵性双生児の女流監督さん(2人共作)要するに自叙伝的な?
あらすじ
中学生のユー(ティティヤー・ジラポーンシン)とミー(ティティヤー・ジラポーンシン)は一卵性双生児の姉妹で、互いに隠し事もなく、どんなことも共有してきた。ある日、マーク(アンソニー・ブイサレート)という少年が現れ、二人はそろって恋に落ちる。(Yahoo!検索情報から丸パク)
主人公は中学生という設定なんだけど、ユーとミーを1人2役で演じた(上手い事合成してあったわー)ティティヤー・ジラポーンシンちゃんという役者さんが…物凄くフレッシュ感+透明感があってとにかく可愛らしい!どうやら本作で長編映画デビューの正にフレッシュ女優さんだそーなので…タイ人の名前ってなかなか覚え難いんですが(滝汗)この役者さんの顔と名前はきっと覚えておいた方がいいだろう、これからもっと売れていくだろうと思わせましたね。
ついでに言うと…自分の中で本作最大のサプライズ(!)だったのが、ユーとミーの双子姉妹が好きになっちゃったマーク君を演じたアンソニー・ブイサレート君だったわ!彼が北村匠海君に激似だったんだけどっ!もーちょっと言うと北村匠海君にふわっと成田凌君まぶしてプリッとさせた感じ?イケメン過ぎて目眩するぅ~
彼も本作で長編映画デビューの新人さんだそーなので、これからのタイ映画界は期待大✨ですねーいい若手監督さんと役者さんがどんどん育ってんだねー😊
さて、映画の内容についてですが
まああるあるな青春ドラマではあるんですよ。少女漫画にありそーな設定って言うのかな。生まれてからずぅーっと「2個イチ」状態で何もかも分け合って生きて来た双子姉妹が、お約束通り同じ男の子に初めて恋をした事で初めて「分け合えない、というか分け合いたくない」状況になっちゃう訳です。
ここら辺の双子ちゃんの双方の思惑がなかなかね…ユーの気持ちも分かるけどミーの言いたい事も痛い程分かる…「最初は私が出会ってたんだよ!」ってね💦
それで、コレは思春期女子やっちまいがちなヤツ(まー時々大人になってもやっちゃう人いるけど)の「試し行為」という禁じ手に出る訳ですよ。
コレはね、恋愛において絶対にやっちゃあかんヤツ。やると破局しか見えないヤツ。BBAも若い頃色々やらかしまくって失敗しまくって、そして今こーしてふてぶてしく生きてるのでスクリーン観ながら「あああああ、それだけはやっちゃあかんヤツなのにぃ~(溜息)」←きっと同じ事思いながらスクリーン観てた人は多いハズw
この試し行為に行く前までのウキウキフワフワな様子が余りにもピュアで可愛らしいので、もうすっかりこの双子ちゃんの親戚のオバチャンにでもなったような気持ちでヤキモキしながら2人の様子を眺めている訳ですわ。
そして更に思いを馳せる。自分の中学・高校辺りの痛々しい青春時代を。
ほーんとね、ノスタルジックってこういう事言うのかと。自分の半生振り返るなんて、しかも思春期の頃の事なんて本当に久しく思い返していなかったわ…この双子の「やらかし」を痛々しい気持ちで眺めつつ自分の黒歴史を振り返るというある意味地獄(ヲイ
そして、本作は自分の思春期には体験しなかったもう1つの問題「両親の離婚問題」も併走して行きます。
コレに関しては本当に切なかった…けれど、この初めての恋の顛末と同時進行で起こっていた事でこの双子ちゃんは大人の階段を一つ昇ってY2K問題(←コレ懐かしかったわー)を乗り越えて行くのだな…いや何故この物語は1999年が舞台だったんだろ?1999年だった理由が今一つ分からなかったけど。
でもノスタルジック感出す、という意味で四半世紀前を舞台にしたのかな?だったとしたら…自分個人的にはそれも成功していたと思いますよw
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