「マスカレード・ホテル」
東野圭吾氏原作×木村拓哉&長澤まさみW主演の鳴り物入りな一作。
自分、長らく東野圭吾氏の作品は読みまくったモノなんですが、本より映画にウェイトがシフトした頃から東野圭吾氏の作品がかなりの確率で映画化される事に気付きw
最近では東野圭吾氏の作品は「先ずは映画化されるのを待って、映画を鑑賞してから原作を読んで【後から脳内補足】する」という順序に変わって行ったという…なんかコレもおかしいけどな^^;
あらすじ
都内で発生した連続殺人事件。事件現場に残されていた謎の暗号を読み解き、それが次の殺害現場になる場所を指し示している事が分かった警視庁は、次の殺害現場予告の「ホテルコルテシオ東京」で潜入捜査をする事になった。
警視庁捜査一課の刑事「新田浩介(木村拓哉)」は捜査員の中で唯一英語が堪能な事を買われてフロント係を命じられる。だが新田の指導係を担当した「山岸尚美(長澤まさみ)」は新田の横柄な態度に終始イライラ。
宿泊客の安全と快適を第一と考える山岸と宿泊客の裏の顔を探ろうとする新田は常に反目し合うが、山岸の徹底したホスピタリティ精神に新田は感心し、また山岸も新田の刑事ならではの鋭い洞察力に瞠目するのだった…
なかなか面白い。
よく木村拓哉さんの出演作はアンチがワラワラと沸いて「何を演じてもキムタク」って書くけど、それの何がいけないんだろう?って最近思う。
金払って映画館に観に行く人はその何を演じてもキムタクなトコロを見たくて金払ってる訳で。だってやっぱり見てて痛快だし引き込まれますもん。魅力のある人が魅力ダダ漏らして何が悪いんだろう?
自分に言わせれば小栗旬君は何演じても小栗旬君に見えますし、松潤は何演じても松潤に見えますよ。でもカッコイイし可愛いし、その役を彼らが演じているからこそ見たいと思うんでしょう?
それなのに「何を演じても〇〇」って批判的に言う方がどうかしてるんじゃないか、とすら思う。まあこの手の話って終わりがないからここらで止めるとしてw
殺害現場に謎の暗号を記した紙片が置かれていて、それが次回の殺害現場を指し示している…という部分が何の種明かしもなく「という事に気付いたんですよ!」で話が進んでいるので「あれ、コレは見せ場でも何でもねーのかw」
と若干鼻白んだものの、暗号を読み解く事が重要なのではなく、でもこの「謎の暗号」が何故殺害現場にわざわざ置かれていたのか…という事自体がトリックだったというのはよく出来てるなーと思った。
ただね、本作少々残念だと思うのは「ホテル内で起こる様々なトラブルを見せる事で新田と山岸の考え方が少しずつ変化し、2人の信頼関係が少しずつ出来て行き…」という人間ドラマ部分に軸足が置かれ過ぎていて
事件自体のトリックを紐解いていくくだりが物凄い駆け足になっちゃって、内容を頭の中でよく吟味する間もなく「え?え?」ってなってる間に話がドドーン☆と進んで行っちゃった、みたいな気がしなくもない。
特に能勢さん(小日向文世)が名古屋に行くきっかけ辺りなんぞ「え?ちょっと急過ぎて意味わかんないんですが」位に置いてきぼり気分…まあコレは自分の頭が耄碌して来ただけなのかもしんないけど(薄涙)
あー!どうでもいい情報だけど能勢さんが名古屋で調べに行った劇団、アレ「名演小劇場(←名古屋が地元の映画好きさんなら誰もが知ってる単館上映系映画館)」でロケってましたね!
スクリーン見てて「ぅおおおおお!」ってなって、ロケった位だから本作ももしかして名演小劇場で公開してたぁ~?と思って家に帰ってから調べたら…上映してないぢゃないか(滝汗)
ロケ地になったならせめて本作の上映もしようよ~>名演小劇場さん
あと…コレさ、本作の予告編観た人は映画の本編始まってしばらくしたら誰が犯人なのかは分かっちゃうよね。(殺害理由は流石に分からなかったけど)
まあ、東野圭吾作品ではあるものの、原作の作りはどうなのか未読だから分かりませんが映画に限って言えば「ミステリー」ではなく「あくまでもミステリー事件に絡む人間ドラマ」が主軸だったのだなーと。
だからトリックの巧みさ等のいわゆる「ミステリー部分」を楽しみたくて観に行った人には少々物足らない作りなのかもしれない。そういう人は原作小説を読んで楽しんだ方がいいのかもね。
「人間ドラマ」部分を楽しみたくてスクリーンを観た人にはかなり満足度の高い作りになっていたんじゃないかなーと。
ああでも…本筋と全く関係なさそーな客との絡みが、きちんと事件の真相に迫る為のヒントの役割を果たしている作りになっていたのは流石だなーと思いましたね。
あ、1つ…コレは映画ならではの演出でなかなか気が利いてたなーと思ったのは、「なぜ新田はあの部屋に犯人が隠れているのに気付いたのか」というのを敢えてセリフにせずにワンショットで観客に提示したトコロかな。
こういう演出はシャレてて個人的に好きです。映像だからこそ出来るトリックだなーと。
あと「映像だからこそ」部分になるのかな…長澤まさみさんって実はすんごいスタイルいいですよね!TV等はどうしてもバストショット多めになるから丸顔の印象が強くて身体のスタイルに目が向きませんが
彼女の「隠れ美ボディ」が個人的に大好きです。本作でもホテルの制服がカッコ良くてスタイルがすっごいキレイに見えたわー。事件後の赤いドレス姿(新田の妄想)なんてドキドキしちゃったわネ!
あー、それから…本編とは直接関係ないけど映画のラストのスタッフロールで流された「本編になぞらえたマスカレードの絵」がステキでしたね。アレはどなたが描かれたんだろう?
ま、そんなこんな…本作の原作小説も面白そうな気がしますね。オチが分かった後から読んでも原作小説も楽しめそうな気がします。
東野圭吾氏原作×木村拓哉&長澤まさみW主演の鳴り物入りな一作。
自分、長らく東野圭吾氏の作品は読みまくったモノなんですが、本より映画にウェイトがシフトした頃から東野圭吾氏の作品がかなりの確率で映画化される事に気付きw
最近では東野圭吾氏の作品は「先ずは映画化されるのを待って、映画を鑑賞してから原作を読んで【後から脳内補足】する」という順序に変わって行ったという…なんかコレもおかしいけどな^^;
あらすじ
都内で発生した連続殺人事件。事件現場に残されていた謎の暗号を読み解き、それが次の殺害現場になる場所を指し示している事が分かった警視庁は、次の殺害現場予告の「ホテルコルテシオ東京」で潜入捜査をする事になった。
警視庁捜査一課の刑事「新田浩介(木村拓哉)」は捜査員の中で唯一英語が堪能な事を買われてフロント係を命じられる。だが新田の指導係を担当した「山岸尚美(長澤まさみ)」は新田の横柄な態度に終始イライラ。
宿泊客の安全と快適を第一と考える山岸と宿泊客の裏の顔を探ろうとする新田は常に反目し合うが、山岸の徹底したホスピタリティ精神に新田は感心し、また山岸も新田の刑事ならではの鋭い洞察力に瞠目するのだった…
なかなか面白い。
よく木村拓哉さんの出演作はアンチがワラワラと沸いて「何を演じてもキムタク」って書くけど、それの何がいけないんだろう?って最近思う。
金払って映画館に観に行く人はその何を演じてもキムタクなトコロを見たくて金払ってる訳で。だってやっぱり見てて痛快だし引き込まれますもん。魅力のある人が魅力ダダ漏らして何が悪いんだろう?
自分に言わせれば小栗旬君は何演じても小栗旬君に見えますし、松潤は何演じても松潤に見えますよ。でもカッコイイし可愛いし、その役を彼らが演じているからこそ見たいと思うんでしょう?
それなのに「何を演じても〇〇」って批判的に言う方がどうかしてるんじゃないか、とすら思う。まあこの手の話って終わりがないからここらで止めるとしてw
殺害現場に謎の暗号を記した紙片が置かれていて、それが次回の殺害現場を指し示している…という部分が何の種明かしもなく「という事に気付いたんですよ!」で話が進んでいるので「あれ、コレは見せ場でも何でもねーのかw」
と若干鼻白んだものの、暗号を読み解く事が重要なのではなく、でもこの「謎の暗号」が何故殺害現場にわざわざ置かれていたのか…という事自体がトリックだったというのはよく出来てるなーと思った。
ただね、本作少々残念だと思うのは「ホテル内で起こる様々なトラブルを見せる事で新田と山岸の考え方が少しずつ変化し、2人の信頼関係が少しずつ出来て行き…」という人間ドラマ部分に軸足が置かれ過ぎていて
事件自体のトリックを紐解いていくくだりが物凄い駆け足になっちゃって、内容を頭の中でよく吟味する間もなく「え?え?」ってなってる間に話がドドーン☆と進んで行っちゃった、みたいな気がしなくもない。
特に能勢さん(小日向文世)が名古屋に行くきっかけ辺りなんぞ「え?ちょっと急過ぎて意味わかんないんですが」位に置いてきぼり気分…まあコレは自分の頭が耄碌して来ただけなのかもしんないけど(薄涙)
あー!どうでもいい情報だけど能勢さんが名古屋で調べに行った劇団、アレ「名演小劇場(←名古屋が地元の映画好きさんなら誰もが知ってる単館上映系映画館)」でロケってましたね!
スクリーン見てて「ぅおおおおお!」ってなって、ロケった位だから本作ももしかして名演小劇場で公開してたぁ~?と思って家に帰ってから調べたら…上映してないぢゃないか(滝汗)
ロケ地になったならせめて本作の上映もしようよ~>名演小劇場さん
あと…コレさ、本作の予告編観た人は映画の本編始まってしばらくしたら誰が犯人なのかは分かっちゃうよね。(殺害理由は流石に分からなかったけど)
まあ、東野圭吾作品ではあるものの、原作の作りはどうなのか未読だから分かりませんが映画に限って言えば「ミステリー」ではなく「あくまでもミステリー事件に絡む人間ドラマ」が主軸だったのだなーと。
だからトリックの巧みさ等のいわゆる「ミステリー部分」を楽しみたくて観に行った人には少々物足らない作りなのかもしれない。そういう人は原作小説を読んで楽しんだ方がいいのかもね。
「人間ドラマ」部分を楽しみたくてスクリーンを観た人にはかなり満足度の高い作りになっていたんじゃないかなーと。
ああでも…本筋と全く関係なさそーな客との絡みが、きちんと事件の真相に迫る為のヒントの役割を果たしている作りになっていたのは流石だなーと思いましたね。
あ、1つ…コレは映画ならではの演出でなかなか気が利いてたなーと思ったのは、「なぜ新田はあの部屋に犯人が隠れているのに気付いたのか」というのを敢えてセリフにせずにワンショットで観客に提示したトコロかな。
こういう演出はシャレてて個人的に好きです。映像だからこそ出来るトリックだなーと。
あと「映像だからこそ」部分になるのかな…長澤まさみさんって実はすんごいスタイルいいですよね!TV等はどうしてもバストショット多めになるから丸顔の印象が強くて身体のスタイルに目が向きませんが
彼女の「隠れ美ボディ」が個人的に大好きです。本作でもホテルの制服がカッコ良くてスタイルがすっごいキレイに見えたわー。事件後の赤いドレス姿(新田の妄想)なんてドキドキしちゃったわネ!
あー、それから…本編とは直接関係ないけど映画のラストのスタッフロールで流された「本編になぞらえたマスカレードの絵」がステキでしたね。アレはどなたが描かれたんだろう?
ま、そんなこんな…本作の原作小説も面白そうな気がしますね。オチが分かった後から読んでも原作小説も楽しめそうな気がします。
今さらですが、劇中の「名古屋小劇場」のロケ地は名演ではなく七ツ寺共同スタジオです。
どちらの舞台も(名演は劇場時代に)利用したことがあるので間違いないです。
書き込みと情報どーもありがとうございますー。
七ツ寺共同スタジオ、ですかー。ごめんなさい知らなかったです。
でも名演小劇場にもいらっしゃった事があるんですね!東海地方住みさん?関東の方でしょうか?もし関東の方なら相当マニアック…^^
偽情報になってしまいましたが、せっかくご指摘頂いたので敢えて↑レビューの方はそのままにしておきます。(この書き込みを生かす為)