天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「魔女がいっぱい」@29作目

2020年12月09日 | 映画感想
「魔女がいっぱい」

アン・ハサウェイ主演、ロバート・ゼメキス監督作品。
元ネタは「チャーリーとチョコレート工場」等の原作者ロアルド・ダール氏の児童書だそうですが自分は未読です。

あらすじ
1960年代。ある豪華なホテルに若くおしゃれな女性たちがやって来る。彼女たちは、美しく邪悪な大魔女“グランド・ウィッチ”(アン・ハサウェイ)と世界中に潜む魔女たちだった。魔女は普段は人間として生活し、魔女だと気づいた人間を魔法で動物にしていた。大魔女は魔女たちを集め、ある邪悪な計画を実行しようとする。しかし、一人の少年がその計画を知ってしまう。(Yahoo!Movieから丸パク)

本作、製作にギレルモ・デル・トロとアルフォンソ・キュアロンが名前を連ねていましてね、お2人共大大大好きなので正直かーなーりー期待して観た訳ですが…
あれだな!ラジー賞大本命ってヤツか!あっはっは!(号泣)

うーん。なんて言うかな。うーん。←ナニコレ
あの、映像は凄いんですよ。魔女のおどろおどろしい感じとかクチが両側ガバァーッと裂けたりツルッパゲがヅラ蒸れでグチュグチュになってたり。エグい感じ最高なのよ。
後は凄くリアルで自然な感じだけど絶対にリアルじゃないネズミの動きとかね。
ここらの絵作りはアルフォンソ・キュアロンもゼメキスも割とお得意分野だと思う。その力量がきっちり発揮されてて観てて楽しいんだよね。
…じゃあ何が気にくわなかったんだろう自分(コラコラ
まあ、根本的に「お子様向け仕様」だったから大人が楽しむにはもーひと捻り欲しかった、とか?ミッションがどれもチョロい感じでスリリングさにやや欠ける、とか。

アン・ハサウェイの弾け飛んだ演技が結構話題になっているそーなんですが、まあそうね、弾けてるっつーかクチが裂けてるw
魔女は人間達の直ぐ傍で暮らしていてちょっと見た感じ分からない、という設定なんですがクチの両側裂けた跡がケロイド状に残ってて、こんな不自然な傷跡があるヤツご近所に住んでたらめっちゃ噂になってるやろアホか化粧で誤魔化せるかこんなもん!っていう仕様だもんな。ココは笑うトコロかのかよクソがw
でもアン・ハサウェイがこの手のヒール役をやるのは珍しいっちゃー珍しいのかも?彼女デビュー当時は素朴なカワイコちゃんって感じだったけど、どんどんゴージャス化していってるなーと。彼女の地位がそうさせたのかはたまた何処か若干いじくったりしてます?傍目には容姿の変化はさほど感じませんが何が変わったのかしら…

原作の児童書も本作と同じオチなのでしょうか?子供向けのお話にしてはかなりヒネったオチだなと。
アレはアレで彼らは幸せな生涯を終える事が出来る、という事かな。
お婆さんは何かよろしくないご病気を抱えていそうな設定だったけど、結局その後も長生きしたという事?
て言うか、そもそもアレは何年後のシーンなのか今ひとつ分からないけど…ネズミ的寿命だとしたらせいぜいが10年後位って事か、ならバーさん生きててもOKなのか。

まあ、鬼滅の刃が平気で見られるお子様なら本作見ても「気持ち悪くて(怖くて)泣く」という事はなかろうかと。
コメント
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