今日のお昼は蕎麦でしょうな。
だって、前回余らせてしまった麺の賞味期限が迫ってきているのだもの。
で、問題は、どういう蕎麦にするか。
いろいろ考えたんだけど、ワラビを使うことにしました。
理由は色々あるんだけど、第一は、塩蔵保存食の消費が滞っていること。山菜やキノコについては、採ってきた本人としては、計画的に調理して楽しみたいという考えがある。だけど、手が出やすいのは、冷凍品や瓶詰めなんです。何と言っても即戦力になるからね。これに対して塩漬けは、戻すのが大変だから、どうしても停滞気味になってしまうんです。
そして、冬眠に入ったマタギとしては、来たる春の夢を見たいじゃないですか。
春の山菜を食べて、次の春に思いを馳せる。いいじゃないの。早速始めましょう、山菜蕎麦!
下ごしらえ・調理の部
まずは、ワラビを戻すところから始めます。
一部を取り出したら
沸騰した鍋に入れて、重曹を少々かけます
全体を裏返して再沸騰する前に火を止めて冷まします
5時間後、かなりアクが出てきました
アク抜きの時間は、まだまだ必要なんだけど、アクの抜けやすそうなところを一部選んで使ってみることにします。
これだけあれば十分です
ワラビだけでは寂しいので、サワモダシも仲間入り。
こちらは冷凍なので、袋ごとぬるま湯につけておくだけ
鶏もも肉を切って、準備完了
鶏肉出汁を用意したら
1/3量の麺つゆと
モダシ(見えづらいかな)を加えて煮ておきます
※ワラビは崩れやすいので、麺を茹で始めてから入れました
湯きりして麺を締めたら再度お湯を通して
汁と合流して出来上がり!
やっぱり旨いっス。
ちょっと久しぶりのサワモダシと、すごく久しぶりのワラビが、いいハーモニーを奏でてくれています。
ああ~、これぞ山の恵み。
来年は、どんな春になるのかなあ。
少し気が早いかもしれないけれど、そんな夢を見せてくれる今日のランチになりました。
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