餃子のタネを活かす 笑顔を守る

　仕事から帰宅すると、何やら良い香りがする。台所に行くと、おおっ、旨そうなタネが仕込んであるではないか。これは、餃子かな？聞けば、これから皮に包む所だと言う。羨ましそうに見ている私を見て、

「焼くところだけでもやって貰える？」

と、妻から声がかかった。参加させてくれるのね。ありがとう！

　身支度を整えて参加。

　　≪餃子の焼き方≫だけ

　・テフロンのフライパンに餃子を間隔を開けて置きます

　※焼き目を綺麗に付けたいので１個ずつギュッと押しつけます

　・加熱を始めたらお湯を回しかけて

　・蓋をして弱火で２分ほど蒸し焼きにします

　・蓋を外して皮が透明になっていることを確認したら周りからサラダ油をかけて焼きます

　

　・いい感じに焼き色が付きました

　・続いてハネつきは、まず小麦粉水を入れて蓋をしたら

　　　　　　　あれれ？なんだかうまくまとまらない

　普通は、もっともっと餃子を『密』に並べるんだけど、ソーシャルディスタンスをとりすぎたようです。

　ま、いいか。美味しいことは間違いないからね。

　　　　　　　昨夜の夕食

　で、妻曰く、

「また、タネが余っちゃった。」

だと。

　はっはっは。私に任せなさい！

　何てったって、明日予定されていた本年度最後の競技会が中止になっちゃったんですよ。理由は、アレね。

「・・・大変残念ではありますが、選手並びに運営役員の皆様の安全を最優先とし、中止することにいたしました。・・・」

　だって。仕方がないですね。　お陰様で、暇ってこと。

　で、餃子のタネだったら、あれ行ってみましょう！

　　≪味噌ラーメン≫

　長くなりそうなので、チャチャッとまとめておきます。

　・ゴマ油でニンニクとショウガを炒めたら昨夜残った餃子のタネも炒めます

　※味噌８０ｇと出汁醤油４０gに香味ソースと砂糖みりん各大さじ１、更に塩小さじ１を加えてしっかり炒めました（いい香りがしてきます）

　・３人分で１リットルの水を加えて、弱火で数分煮立てます

　・この間に卵を茹でておきました（沸騰６分３０秒）

　・中華麺（乾麺）を茹でて冷水で締めて、再度熱湯を潜らせて、全部を合流させます

　　　　　　　はい、出来上がり！

　食べてみましょう。ズズッ。

　うめえっス！

　皆さん、喜んで食べています。

　「任せなさい！」なんて言ってた割に、どんな風に仕上がるか心配だったんですけど、うまくできて良かった。

　本年度最後のボランティアが中止になってしまったことが心残りと言うか、選手達が可哀想。だけど、オリンピックは何とか開催されている。東京オリンピックの知恵が、活かされているよね（コロナ対策に限りです。競技運営は別。大会の理念を、そして、何よりも、選手の笑顔を大切にして欲しい。審判の基本スタンスは、サポーターです。）。

　来年度は、地元の大会運営側でも新たな対策を考えてくれるんじゃないかな。マタギも、公正に、でも、選手達が出来る限り競技に集中出来るようにサポートするつもりです。

　そんなことを思いながら、麺を味わい、半熟卵を楽しみ、沈んだ具を食べ切った。

　次元が全然違うんですけど、よいものは活かす（餃子のタネね）。

　そして、守るべきものは守る（家族の笑顔ね）。

　それでこそ幸せが近づいてくるんだと思います。