ここ数年で自然環境が大きく変化している話を何度か書いてきた。
それに伴って、今まで見たこともなかった動物が見られるようになったり、今まで発生していた植物や菌類が見られなくなったりしている。
このことは、陸上の生物だけではなく、海洋の生物たちの生態にも大きな影響を及ぼしている。
数え上げたらきりがないので、ここでは説明しないけれど、食卓にも大きな変化をもたらしていることは、皆さん実感されているのではないだろうか。
そんな変化の中で、マタギが非常に悲しく思っているのが、スルメイカ。
安くて美味しい夏の風物詩だったはずのスルメイカが、このごろさっぱり見当たらない。
どうしちゃったの?
調べてみると、壊滅的な不漁が続いていることは分かった。
でも・・・、食べたいよお!!
そこにちょっと朗報。
地元の新聞を読むと、9月に入って底引き網が解禁されたという記事が載っていた。
その中に、「・・・マダイやノドグロにスルメイカが・・・」と書かれているではないか。
底引き網でスルメイカってのも変な話(ホントは漁火じゃないのかな)なんだけど、兎にも角にも収穫されているというのは嬉しい情報だ。
早速、『庄内浜直送』をうたっているスーパーを覗きに行ってみた。
だけど・・・、この辺が内陸地域の悲しさかな。
申し訳ないんだけど、大したものがない。まだ届いていないのかも。
挙句、「冷蔵施設が故障中のため、生ものは右の一角だけ」だって。全く盛り上がっていない。
ドヨ~ン
仕方なく、一般の鮮魚コーナーに行ってみると、あれ?
意外と許せるレベルのスルメイカがあるじゃないの。
型はよくないけど、本日入荷の三陸産らしい。
あらら、甘エビの旨そうなのもある。
こちらは日本海、鼠ヶ関だって。
おまけに養殖だけど旨そうなサーモンがあったので追加して帰宅。
これで夕食は、楽しくなりそうです。
で、夕方、調理を始めます。
甘エビから始めます。
甘エビの頭と殻を外して
一丁上がり
おまけがつきます
このエビの頭を使ったみそ汁が超旨いんですよ。
沸騰させてアクを掬ったら味噌と出汁で味を整えます。
スルメイカは小ぶりだったんだけど
皮がスルっと剥けるのは、生きのよい証拠。
イカそうめんと言うか、イカ冷や麦と言ったところかな
もちろん、
ワタにはしっかり塩して、酒を振りかけて保存
ゲソとミミは妻がサラダにしてくれたので助かりました。
最後にサーモンを削ぎ切りにして
本日の夕食です
やっぱり美味しいです。
特にスルメちゃんは、このところ全く出会えていなかったので、美味しさと嬉しさもひとしおです。
家族も喜んで食べておりました。
これぞ、夏から秋に向かう日本の食卓だよね(サーモンはちょっと違うけど)。
季節の海の幸、山の幸が、普通に食卓に並ぶ日が戻ってくれることを切に願います。
本日は、嬉しかったです。
ご馳走様でした。
ブログ拝見してます
「本日の夕食です
やっぱり美味しいです。」
すてきなブログですね
私も食べてみたいです
コメントありがとうございます。
今回は、本当に久しぶりのスルメイカで嬉しかったです。
この季節の喜びを、みんなが気軽に、毎年味わえることを祈ってます。