本日はお休み。前々回のキノコ山探索から1週間あまりが過ぎたので、季節が進んだのではないかなと考えて、本日も出かけてみることにした。例によって、日の出時刻に合わせて出発する。
前回とは大違いで、おそらく昨日以前から泊まりがけで訪れている登山客の車が、かなりの台数駐まっている。いよいよそういう季節に入ったのね。
このキノコ山、登山道にほど近いから、こういう風物からも季節の変化を感じ取ることが出来る。
車から出ると、メジロアブがまとわりついてきた。これも、夏の風物です。いつもの防虫薬を素肌にかけて、予定外なんだけどカッパを身につけることにした。
身支度を整えている脇を山ガールの2人組が通り過ぎていく。「元気だなあ。」私には真似出来ません。周辺部の斜面を上り下りするだけで十分です。
のんびりと準備を終えて歩き出して暫くすると、先ほどの2人組に追いついてしまった。マタギ以上にのんびり進むようだ。私の装備に気付いた1人が、
「あら、何か採れるんですか?」
「ええ、キノコの下見です。」
「なんていうキノコ?」
「トンビマイタケって言うんですよ。」
「マイタケとは違うの?」
「あれは、秋に出るキノコで、こちらは真夏に出るんですよ。」
「そういうキノコもあるの?」
とかなんとか話しているうちに別れて、先をめざす。
ブナの木漏れ日が気持ちいい
ワカランタケ
前回よりもキノコの種類が増えつつあるようですね。
これはヒラタケ
いい吸い物の具になりそうなので戴いていきましょう。
でも、その先、ターゲットにしていたトビタケの木は空振り。尾根沿いのチチタケも皆無。まあ、仕方がないかな。
尾根を下って戻り始めると人影。さっきの山ガール?じゃないな。と思って近づくと、なあんだ。
A氏でした。
「そろそろだと思ったんだ。」
「うん。でも、まだ早いみたいだね。」
「暑くなりはじめたばかりだからな。」
「2度目の梅雨明けから3日目ってとこか?」
「来週かな?」
「また連絡する。」
と言葉を交わして、一緒に山を下り始める。
途中、腰を下ろして休憩中の山ガール達にまた逢った。
「ええっ、もう帰るの!?」
「まだ早かったみたいです。」
「キノコ採りって、そういうものなのね。」
「はい。お気をつけて。」
夥しい数の赤トンボが舞っていた(里へ下りる準備か)
花盛りを迎えた紫陽花の回廊を歩く
森の中に朝日が差し込み始めた
今日も暑くなりそうですね。収穫は少なかったけれど、季節の変化を楽しむことができました。季節の変化は、アブや赤トンボだけでなく、人間も動かすようです。
山ガール達もマタギも、そしてA氏も季節に誘われて集合したということでしょうね。
山の神様、また季節が進んだら遊びに来ますね。
今日も、ありがとうございました。
大丈夫でしょうか?
線状降水帯で大きな被害を受けた当地ですので。
そちらに緊急事態宣言が出されたことを知りましたので(わたしがぐずぐず云う前に)対策をされておられるでしょうが、油断大敵ですから。
ご心配のお言葉、恐縮です。ありがとうございます。
日本中、どこでもこのような災害が起こり得るのですね。驚きました。
お陰様で、マタギの家は無事でした。ただ、この件に伴って驚いたことがあったので、明日、ちょっとだけお知らせしたいと思います。
繰り返しになりますが、ご心配戴き、ありがとうございます。