
2018年の5月。米沢と福島をめぐるキャンプ・ツーリングにでた。まず東北道で米沢にむかう。栃木県の矢板北PAで休むが、このときは福島西ICで高速をでて、国道13号線で栗子峠をこえて米沢に入るつもりだった。以前米沢や山寺にいったときはこのルートだったし、私の地図が2007年版だったからである。

福島県にはいり北上してゆく。福島はひろい。なかなか県北にある福島市につかない。ようやく福島松川PAに到達して一息いれると、私の地図では工事中になっている東北中央道が、福島から米沢まで開通していることを知った。この自動車道を利用すれば1時間以上の短縮は確実なので、このルートをえらんだが、福島・米沢間は無料だったから、この道路に気づいてよかった。

米沢にはいりまず米沢城址にある上杉神社にむかう。神社の周辺は渋滞し、混雑していたが、たくさんいるバイクは都内・埼玉ナンバーだった。ライダーの年齢層はは50代、60代である。彼らと会釈をかわしてオートバイをとめ、参道をあるいた。

藩の財政を立て直した上杉鷹山(ようざん)候の像があった。

神社の入口には毘沙門天の毘と龍の旗がある。勇壮だ。

唐門。

本殿。

上杉謙信候の亡骸が安置されていたという本丸跡から堀越しに城址公園をみる。昼時となった。いろいろとゆきたいお店はあるのだが、土地勘がないし、バイクにスマホ・ホルダーを装備していないからナビまかせにもできない。時間をかければ目的のレストランにゆけるが、旅先で時をロスするのはもったいないので、一期一会でここだと感じた店舗に入ることにした。

上杉家歴代の藩主の墓である上杉家霊廟にむかうと地元の車でにぎわっている蕎麦屋があった。

可祝屋支店という食堂だ。ここに入ることにした。

山形では蕎麦屋でラーメンをたべると聞く。店内の客もほとんどが中華そばか冷し中華なので、中華そば600円の大盛りプラス100円の700円をオーダーした。

ラーメンの第一印象はあっさり、さっぱりで毎日たべられる味だ。薄口だが肉の出汁がきいている。たくあんがついているのが珍しい。ネギがきいていて、メンマはやさしい。しかし単調なのでたべすすむと飽きてくるのが難。☆5点満点平均3点で2、9点。

上杉家霊廟にすすむ。厳粛な雰囲気だ。

入場料は350円。

謙信候の墓所が中央にある、

謙信候の亡骸は米沢城から霊廟の中央にうつされている。

左右には歴代の藩主の墓所がならび、鷹山候のものもあった。

町にもどると米沢織りのお店があった。

米織会館だ。米沢織りは有名なので立ち寄ってみた。

男着物のコート。とんびと呼ばれるもの。8万くらいだったか。

店内のディスプレイ。

男用の角帯や反物など。帯は2・3万のものが多かった。米沢は紬が有名だが、名産と言えば、はかまの生地なのだそうだ。はかまと言えば仙台平が有名だが、全国シュアでは米沢がナンバーワンとのこと。知らなかった。米沢弁のお店のお姉さんに教えてもらった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます