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ランドナー(自転車)の紹介

2022年03月14日 19時56分01秒 | サイクリング


長年のってきたランドナーの紹介をしたい。この自転車が組みあがったのは昭和54年(1979年)だったと記憶する。フレームはトーエイのスタンダード・フレームで、いわゆる吊るしの車体とよばれるものだ。吊るしのスーツのような既製品で、ショップの天井に吊るされて売られていたものである。サイズは560ミリ。ラグ・レスのランドナー・フレームで、色はシクラメンとなっていたが、ピンクをはなやかにしたようなカラーで、この色が気に入って手にいれた。派手な色のフレームは好みがわかれるので、ながく売れ残っていた。しかし私が買ったあとで、ねらっていたという人に声をかけられたりしたものだ。



自転車の顔ともよばれるチェーン・ホイールはTAのシクロ・ツーリスト。ギヤ比は48×30。



ほんとうはトリプル・ギヤにしたかったが、TAは高価だったのでダブルで妥協したのである。その分ワイド・レシオにした。



フリー・ホイールはサンツアー・プロコンペ。14・17・19・21・24の当時の典型的なランドナーの5段ギヤである。変速機はユーレーのアルビー・セット。当時としても古臭いモデルだった。性能もよくない。以前はシマノのクレーンGSを使用していたから、国産のディレイラーが高性能なのはわかっていた。しかし当時の雑誌、ニューサイクリングで紹介される趣味性のたかい自転車には、外国製の縦型の変速機がつかわれていたから、横型の国産品はつかう気になれず、このディレイラーにしたのである。



アルビーは鉄製の重い廉価版だ。できれば軽量で高級品のユーレー・ジュビリーにしたかったが、買えるだけの金がなくて、一時的なつもりでアルビーにしたのがそのままになっている。当初からトップ・ギヤにはいりづらい変速機だった。リターン・スプリングが弱いのだとおもう。現在ではトップには切り替わらなくなっているので、セカンド・ギヤで走っている状態である。それでも長くつかっているからこのディレイラーに愛着がわいているのだ。



ペダルはレオタード・プラット・フォーム。



特徴的なこの形が気にいって使用している。これも鉄製でとても頑丈だ。いままでトラブル知らずである。



ハンドルは日東ランドナーでステムはグランコンペ。ブレーキはマファック・クリテリウム。当時のランドナーはカンティ・ブレーキにするのが絶対だった。メーカーはマファックしかありえないほど人気があったのだ。



ガードはレフォールをつけていたが、傷んだので本所にかえた。キャリアはノートンかビバのものだとおもう。ふだんはフロントキャリアだけをつけているが、サイド・バックを装備するときには前後にキャンピング・キャリアをとりつける。



サドルはフジタ・プロフェッショナル。こちらもブルックスやイデアルなどの舶来品がほしかったが、手がとどかなかった。このサドルの前もフジタの軽合ベースをつかっていたから、フジタには縁があるようだ。



ハブはシマノ・デュラエースのラージ・ハブである。現在のデュラエースにラージ・ハブはないのではなかろうか。リムはマビックの650B。この650Bというふといタイヤをつけることがあこがれだったのだ。マウンテン・バイクがなかった時代に、オフロードの峠をはしるのに、650×42Bといういちばん太いサイズのタイヤを装備するのが流行だった。当時は42Bのタイヤをつけていたが、現在はサイズをおとして35Bと細いものにしている。

この自転車の前は、ベニックスのランドナーのフレームに、ガード、フロント・キャリアがついたものに(当時は完成車ではなく、この状態でも売られていたのである)部品をくんでのっていた。そのフレームを事故でこわしてしまい、トーエイのフレームを買って、一部の部品をうつし、一部は買い足してこの形にしたのである。



この自転車で1981年に北海道をはしっている。はじめての渡道だった。



このランドナーを組んでから40年以上がたつ。近年は年に数回しかのらなくなっているが、なくてはならない相棒である。



何十年たってもたのしめる趣味があるのは、とてもありがたいことである。ランドナーは小旅行車を意味する。2・3日の旅につかう自転車ということだ。


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