
11月2日。三連休の前日。千葉にトランポ・ツーリングにでかけた。夕方に自宅をでて千葉にむかう。

道の駅むつざわスマートウェルネスつどいの郷(名前が長すぎるので以降、道の駅むつざわ、と表記)で車中泊をした。夜はよせ鍋とセブンイレブンのさばのおろしポン酢で一杯である。このさばのおろしポン酢が秀逸だった。焼いたサバにポン酢で味つけした大根おろしと、なめこをかけた一品。冷製だ。2023年シーズン32日目の車中泊。

11月3日。金曜日。道の駅むつざわの朝。霧がでている。当日はたくさんの車が車中泊をしていた。

道の駅はできたばかりのようでとてもきれいだ。

今日は道の駅に車をとめさせてもらう予定だが、日中は混雑が予想されれるから、どこに駐車しておくのがよいか歩いて検討する。

駐車場の奥に空いているスペースがあったのでここにとめることにした。セローをおろして出発する。茂原に北上してゆくが、スリーシーズンのグローブををつけた手がつめたかった。

茂原の市街地を通過して県道14号線の茂原街道にはいり、アリラン・ラーメン(千葉県独特のラーメン)のお店、八平をチェックした。まだ朝が早いからお店は営業していない。そのうちたべにきたいとおもう。

県道をつないで土気(とけ)にむかう。土気はバブルの時代にチバリー・ヒルズとよばれ、豪邸がならんでいた土地だ。

土気にはクスの街路樹がならび、街路樹百選と地図にあるので見にきた。たしかに見事な木々である。

土気をでて九十九里方向にすすむ。県道沿いの個人のかたのお庭に、アートがあるのをみつけてバイクをとめた。

生け花のようなものかとおもったらさにあらず、自然物だった。ススキよりも大きいから、蒲の穂のようなものだろうかとおもったら、カーデニングがすきな家内に、パンパスグラスという植物だとおしえてもらった。近年流通するようになったそうで、私は気づかなかったが、我が家にも穂の部分がかざられていたのだった。ちゃんちゃん。

海沿いの道から1本はいった県道123号線、122号線で銚子方向にゆく。交通量のすくないローカルな道をゆくが、のんびり走りたいのに、ペースが速いのが残念だ。道路沿いには、千葉の人がこのむ槙の生垣が点在していた。

刈り入れ間際の田んぼがあったのでバイクをとめた。千葉には毎年のようにキャンプ・ツーリングにきていた。しかしキャンプ・ブームで野営場が大混雑するようになってから、足が遠のいていた。でもゆきたいところはあるのだ。そこで今回はキャンプのかわりに車中泊で、房総をはしることにした。

この日の折り返し地点と考えていた飯岡灯台に到着した。

展望台にのぼると飯岡港がみえる。

飯岡の町も見下ろせた。

太平洋もひろがっている。気温があがり暑くなってきた。

眼下にみえていた飯岡漁港にいってみた。

堤防釣りをしている人たちの釣果をのぞくと、あまり釣れていない。ハゼやカワハギなどがわずかにつれている程度だ。

釣果はともかく、釣りをして1日をすごすのもいいものである。

漁港から北にある屏風岩にあるいてみた。

飯岡沖でアイナメ釣りをしたことがあった。あれは山一證券が破綻した日だったことをおもいだす。あれからたいへんだった。今はおちついて生活ができているが、バブル崩壊、リーマン・ショックと、しばらくは必死だったっけ。これを読んでくれているあなたも、そうだったのではないですか?