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デコンプ・ワイヤーの交換

2018年06月18日 20時27分31秒 | スズキDR650RS


2018米沢・福島ツーリングの帰りにデコンプ・ワイヤーが切れてしまった。デコンプとは、デ・コンプレッションの略で減圧という意味である。大口径・単気筒エンジンのDRは圧縮がたかく、デコンプで減圧しないとキックがふめないのだ。このときはエンジンが暖まっていたので、デコンプ無しでキックして始動でき、辛くも帰ることができた。しかし冷関時にはデコンプ無しでエンジンはかけられないから、ワイヤーを交換して修理をした。



ストック・パーツを点検すると、デコンプ・ワイヤーは2本あった。以前このワイヤーが切れたのはDRを買ったばかりの25年前だ。始動のコツがつかめずに、何度もデコンプ・レバーを握ったり離したりして、キックを繰り返していると、ワイヤーが切れてしまった。そのときも予備のワイヤーを持っていたのでそれと交換し、また切れたときに備えてワイヤーを1本買っておいた。それを忘れて2・3年前にアクセル・ワイヤーやスピード・メーター・ケーブルを購入した際に、いっしょにもう1本買ったのである。今回は古いワイヤーをつかうことにした。



デコンプ・ワイヤーはクラッチ・レバーの上にあるデコンプ・レバーとエンジンの上部に接続されている。切れたワイヤーをはずしてみると、下のエンジンにつながる部分の太鼓がちぎれていた。



切れたワイヤーの全体像。ワイヤーを保護するカバーがレバー側にあるが、交換パーツにはなかった。



新しいワイヤーは下側、エンジン・サイドの太鼓からとりつける。そしてアウターをステーにのせるのだ。



デコンプはシリンダーの上にある。



この後でデコンプ・レバーにワイヤの太鼓を取り付けようとするが、長さが足りなくて、どうしてもつながらない。いろいろと試行錯誤をくりかえしたが、まずアウターをレバーにさしこみ、ワイヤをひきだして、レバーの切り込みにそってひっぱり、太鼓を押し込むと、やっと接続することができた。25年前はこんなに苦労した記憶はなかったのだが、大汗をかいてしまった。



ワイヤーのカバーは取り外すことができた。あらためて取り付けようとしたが、ワイヤーの長さがギリギリなので、はずすことができず、予備パーツに装着して次回につかうことにしたが、それはまた25年後だろうか。

因みにクラッチ・ワイヤーは2回は切れている。アクセル・ワイヤーは切れたことがないので、買ったときのものをそのまま使用している。スズキのバイクの信頼性は、非常にたかい。走行距離ほぼ10万キロ。

バイクのチューブ交換

2017年11月04日 09時04分43秒 | スズキDR650RS


先日の台風でバイクがひっくり返ってしまった。こんなことは初めてだ。その後バイクに乗ってみるとハンドリングがおかしい。左右とも曲ろうとすると切れ込むのだ。倒れたショックでフロント・フォークがよじれたのだろうかと考えていたのだが、リヤ・タイヤの空気圧が甘いのに気が付いた。とりあえず空気を入れておいたのだが、3日くらいするとタイヤがへこんでくる。これだけゆっくりエアがぬけるのはチューブのバルブが悪いのではないかと考えて、ショップでチューブを交換してもらうことにした。

チューブの交換作業は1時間もかからずに終わった。丁寧に手がけてくれたメカニックに状況を聞くと、釘がささっていたとのこと。パンクだ。じんわりとエアがぬけるからバルブだとばかり思っていたが、パンクとは驚いた。修理の当日も甘くなったタイヤに空気を入れて走っていったのだ。しかもパンクする前は、群馬県の栗原川林道を走りに行ったのだから、ツーリング中に走行不能にならなかったのは不幸中の幸いか。しかしリヤ・タイヤがこんなにハンドリングに影響するとは思わなかった。

考えてみれば、バイクでパンクをしたのははじめてである。そして台風でバイクがたおれたのも、タイヤが甘くなって、サイド・スタンドでたっているバイクの傾きが浅くなった為だろうと思われた(平らなところではなく斜めになっているところに停めている)。

いずれにしてもDRは調子をとりもどした。修理にかかった費用は、チューブ2808円、工賃4320円、合計7128円である。

たおれたバイクの引き起こしは家内にも手伝ってもらった。そして仕事から帰ってくるとバイクが縛りつけてあった。また突風で倒れるとたいへんだと思ってやってくれたとのこと。使っているのは着物の腰紐である。これを見ておかしくなって笑ってしまった。




2016年車検とプラグ・コードとキャップ、サイドスタンドの交換

2017年01月16日 22時19分45秒 | スズキDR650RS


2016年の12月にDRの車検をとった。いつもメンテナンスはしていないので、今回はブレーキ・オイルの点検、エンジン・オイルとフィルターの交換、燃料添加剤の注入、各部の点検と整備を実施してもらった。

費用はここまでで59308円。距離は92862キロだ。



合わせて気になっていた始動性を改善するために、プラグ・コードとプラグ・キャップの交換を実施した。純正品ではなく、気になっていたNGKのパワーケーブルという製品にしてみた。少しでも始動性をよくしたいので、純正品よりも格段に通電性がよいというこのパーツを選んだのだ。効果は抜群で、始動性もアイドリングも、これは違う、と感じるほど向上した。価格は4600円(ツイン・プラグなので2セット)。工賃5000円。パワーケーブルは赤や黄色、青の製品もあるが派手になるので黒にした。



またサイド・スタンドのへたりもひどくなっていたので、こちらも交換した。ショップに整備に持ち込むと、驚かれるほどバイクが傾くし、スタンドの先端のカップ状の接地面も錆で失われているのである。びっくりしたのはその値段で、28000円だった。在庫部品は資産として課税されるそうで、古い部品は高くなるものなのだそうだ。それでもサイド・スタンドの修理と考えれば安いしーーじっさいに修理をしてくれるところがあるだろうかーー1990年型のバイクのサイド・スタンドがあるのも有難いではないか。工賃は4000円。



交換してみるとこちらも新車のような状態にもどった。傾きは是正されたのだ。へたったスタンドはフレームとの取り付け部が開いてしまっていて、傾きが大きくなっていたそうだ。しかしこの部品は私がオーダーするまで20年以上倉庫で待っていたのかなと思うと、いじらしく感じられた。

始動性とへたったスタンドが悩みの種だった。これでそれらが解決したから、まだまだDRに乗れそうだ。




チェーンと前後スプロケットの交換

2016年08月30日 19時49分34秒 | スズキDR650RS


2016年の北海道ツーリングを控えて、チェーンと前後スプロケットの交換を実施した。タイヤを交換したときに、パーツ・ショップの作業スタッフに交換をすすめられていたのだ。もう1000キロも走ったら交換ですよ、と。そこで北海道にわたる前にメンテナンスをしてしまうことにした。

亡くなったキャンプ仲間のmacさんが言っていたことばも私をうながした。北海道にゆくと、毎日耐久レースのように走ることになるから、マシンを完璧に整備しておかなくてはいけない、がそれだ。これまでもマシントラブルはいろいろあったが、避けられるものはさけるのが旅をたのしむ鉄則だから。



パーツ・ショップの作業スタッフには、リヤ・ホイールの中にあるプラスチック製の部品、ハブ・ダンパーの交換もすすめられたのでいっしょに実施した。なお作業を依頼したのは、いつもメンテナンスをお願いしているバイク・ショップである。

部品はすべて純正品で、チェーンが10日ほどかかったほかは、2・3日で到着した。スズキの部品供給は良好である。



じっさいの作業に入ると、リヤ・ホイールのベアリングも交換したほうがよいとのことで、その入荷をまっての実施となった。そのさいリヤのアクスルシャフトも交換したほうがよいと言われたが、欠品となっており、代替品もないとのメーカーの返事だそうで、今の部品を再利用することとなった。

フロント・スプロケット、プレート、ボルトなどの部品代が6030円。リヤ・スプロケットは12100円。ハブ・ダンパー6個で4560円。チェーン7040円。ここまでの交換工賃が14000円。

リヤ・ホイール・ベアリング、スペーサ、オイルシールなどで3280円。工賃4000円。

そしてなんとサイドスタンドのナットが脱落していたとのこと。さらに右ナックル・ガードのナットも脱落。各部の増し締めとダイヤの空気圧のチェック、シフトペダルの曲りの修正もくわえて、これらはサービスしていただいた。

合計金額は55090円。距離は90070キロ。

エアクリーナー・エレメントのフィルター交換

2016年08月21日 14時41分06秒 | スズキDR650RS


入手しておいたエアクリーナー・エレメントのフィルターを交換をした。



久しぶりにエレメントを見てみると、ボロボロになってしまっていた。これはいけない。もっとマメに点検しないと。

交換はすぐに完了した。距離は90000キロ。フィルターは1950円。

オイル交換

2016年08月09日 20時31分44秒 | スズキDR650RS


8月の休日に延びたチェーンの調整をした。30分ほどの作業だったが、暑さで汗だくである。チェーン引きの数字も老眼で見えず、苦労してしまった。地面に仰向けに寝て、昼間なのにアジャスターに懐中電灯の光をあてて、左右の位置を確認してあわせたのである。オイル交換も自分でやるつもりだったのだがこれでやる気をなくしてしまった。汗をかいたり苦労したりするよりも、工賃を払ってショップにやってもらったほうがよいと思ったわけである。かくしてバイク用品店にむかった。

えらんだオイルはワコーズの4CTーSだ。エンジンをオーバー・ホールしてくれたメカがすすめてくれたもので、それ以来使用している。ただ5Wー40と10Wー50の2種類があって、ショップの方のアドバイスで10Wー50をえらんだ。

距離は89766キロ。オイルは1リットル2592円を2リットル使用。そして工賃はたまたまサービス中で、無料だった。なんとびっくり、自分でやらなくてよかった。廃油の処理だけでもたいへんだから。ただ、調整したばかりのチェーンとスポロケが交換時期にきていると言われてしまった。これは北海道ツーリングの前に交換だろうか。

DRの予備パーツ

2016年07月05日 20時25分10秒 | スズキDR650RS


クラッチ・ワイヤーとアクセル・ワイヤー、ブレーキ・レバーは予備パーツをもっている。しかしデコンプ・ワイヤーがない。デコンプ・ワイヤーが切れると、始動に手こずるから手に入れておくことにした。合わせてスピードメーター・ケーブルとエアエレメント・フィルターも買っておくことにする。

デコンプ・ワイヤー1500円。スピードメーター・ケーブル1900円。エアエレメント・フィルター1950円。

部品供給はものすごくよくなった。2・3日で入荷する。


レギュレーターの交換

2016年06月10日 18時10分06秒 | スズキDR650RS


3月。中央高速を走っているとバッテリーがあがり、ETCが壊れてしまうトラブルがおきた。点検するとバッテリー液がなくなっており、そのせいで異常電流がながれてETCがショートしてしまったようだ。



このときは古いバッテリーのせいだろうと考えて、その交換だけをしたのである。なにしろ6年もたっているバッテリーだったので。ただそのときに、DR650クラブのかつぼんさんに、念のためレギュレーターの点検をしたほうがよいと、指摘はされていた。



ETCの交換には4万円もの費用がかかり、痛い思いをした。

ETCとバッテリーの交換はおわったが、バッテリー液の減りがやけに早いなとは感じていた。しかし問題なく走るのでそのままにしてしまった。



この状態で千葉にキャンプ・ツーリングにでかけ、



静岡にもキャンプ・ツーリングにいった。その2日目の朝。いつもと変わりなく始動したバイクではしりだすと、5キロほどでエンジンが止まってしまった。どうしたのかとメーターを見ると、ニュートラルランプが点灯しない。ウインカーもつかない。これはバッテリー液かと思って点検すると、果たして、またもカラカラになくなってしまっていた。これはレギュレーターの故障だろうと、今更確信したしだいだ。

このときは騙しだまし走って帰ってきたのだが、バイク屋に点検に出すと、やはりレギュレーターの異常とのこと。交換が必要とのことで、その作業を依頼した。

土曜日に発注すると、レギュレーターは翌日の日曜日に入荷した。1990年型の逆輸入車の部品がすぐに来るというのはすごいことだと思う(他に同じ部品を共用しているモデルもあるみたいだが)。スズキの部品供給のよさに感心してしまった。



レギュレーターは20000円。交換工賃が2800円で費用は22800円だった。正常な電圧は15ボルトのところ、17ボルトあり、過充電だったとのこと。レギュレーターは26年も頑張ってくれたので、新しい部品も高品質を見せてくれることだろう。

点検整備記録では、レクチファイヤ・アッセンブル交換20800円。その他バッテリー液点検、各電圧測定、前後タイヤ高気圧点検で2000円となっている。

これで修理はおわったが、他の部品も26年たっているので、壊れないことを祈るだけだ。



タイヤの交換

2016年04月24日 09時13分08秒 | スズキDR650RS


タイヤの交換を実施した。

距離は88369キロ。

前回交換は2010年7月で約6年たっている。

前回交換時の走行距離は72633キロ。
交換して15736キロ走行したことになる。

タイヤは今回もミシュランのシラックを選択した。
このタイヤは持ちがよいのがポイント。
これで4セット連続の使用である。
オン寄りのタイヤだが、ゆっくりならオフでも十分につかえるのだ。



料金は前後タイヤ交換で27524円。
フロント・タイヤ8316円。
リヤ・タイヤは10476円。
チューブがフロント・リヤともに2592円。
リム・バンド237円×2。
工賃3780円。
タイヤ廃棄料258×2。
特別値引き1222円。



因みに前回は27540円。
前々回は20734円。

値上がりは落ち着いてきたようだ。

2輪用ETCの交換

2016年04月17日 08時46分40秒 | スズキDR650RS
2016年の3月。

甲府にツーリングに行った帰りに、ETCが作動しなくなってしまった。
中央高速に入ったときには正常に動いていたのだが、出口にゆくとゲートは開かず、ETCのパイロットランプが消えていることに気づいたのだ。



メーターの右にある緑色のETCのパイロット・ランプが点灯しないと異常(ETCカードが装着されていないと赤色ランプが点灯する)。

高速の出口のバーのすき間を通り抜けて、路肩にバイクを寄せて停止すると、係員がやってきたので事情を話して対応してもらった。ETCカードをわたして清算してもらったのだ。

このときはETCが故障したのだと思ったのだが、フロント・ライトやウィンカーもおかしくなっていた。バッテリーが原因かと考えて、帰って点検するとバッテリー液がなくなり、カラカラの状態になっている。バッテリーを交換すればETCも復旧するものと考えたが、そうならなかった。



ETC本体はフロント・カウルの中に設置されている。



ETCにはヒューズがあるはずで、それがバッテリー切れの異常電圧で切れているのだろうから、交換すれば直るのではないかと考えて、カウルの中を見てみた。



それらしきケースがあったので開けてみると、これはただのカプラーで、電線がつながれているだけだった。もとよりメカも、なにより電気に弱く、どこにヒューズがあるのかわからない。ネットで日本無線のETCの構造などをしらべてみるも、ヒューズはでてこない。これ以上は私には無理なので、専門家に診てもらうことにした。このときはヒューズを換えれば直るはずだと考えていた。

いつも修理や車検でお世話になっているショップで診てもらうと、ヒューズを換えると即座に切れてしまうとのこと。ETC本体がショートしてしまっているから、交換するほかないとの見立てであった。費用は4万円とのこと。正確には43200円(消費税込み)。



ヒューズはライトの裏側、フロント・フォークの前にあった。

4万円はいたい。しばし考えることとして、一度バイクを持ち帰った。点検料はヒューズ1本の540円だった。

4万円は高いので、もう少し安くならないものかと近くのパーツ・ショップに当たってみることにした。まずたずねたのはETCの修理はできないのかということ。可能だが、ETCをはずしてメーカーにだし、直してまた取り付けると、交換するのと同じような金額がかかるとのこと。だから修理ではなく、交換をお勧めしていると。言われてみればそうだろう。しかもETCは2008年から使っているから8年たっている。十分に働いてくれたから交換するのも仕方がないものと思われた。

となると、問題は費用である。見積もりをしてもらうと、ETCの取り外しだけで3000円から5000円、取り付けは5000円から8000円。ETC本体は18000円ほど(アンテナ別体型)。ほかにETCを登録するセットアップ料もかかる。ざっくり30000円から35000円くらいだ。

修理の選択肢はなくなり交換と決めた。あとはどこでやってもらうかだが、多少高くともいつもお世話になっているショップに手がけてもらうことにした。少しは売り上げや利益に貢献したいからね。

取り外し、取り付け、セットアップすべてで43200円でETCの修理はなった。ETCはふたつのメーカーの製品があったが、えらんだのはこれまでと同じ日本無線の別体式のもの。今回こわれたのはバッテリー上がりのせいで、品質のせいではないと感じている。日本無線は元々軍需メーカーで、私は会社としても、株式投資の対象としても、日本無線を信頼しているのだ。

2008年にETCをつけたときには助成制度があった(そのときの顛末はこちら)。その恩恵に浴したわけだが、今回はなし。高額の費用がかかっても、ETCの便利さを知ってしまうとなしではいられないものだ。

追記
電気とメカに詳しいかつぼんさんから、異常電流で壊れるようでは日本無線の安全対策ができていない、と指摘がありました。

追々記
バッテリー切れは、レギュレーターが壊れたためだった。レギュレーターの異常で電圧があがり、バッテリー液が蒸発してしまったのだ。それでETCも壊れたと思われるので、日本無線の安全対策ができていないとは言えないのかもしれない。それはレギュレーターの交換の記事でどうぞ。