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ひつじが一匹ひとりごと

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サマータイムに思う

2018-09-01 12:08:32 | 子育て


今日から9月です。

2020オリンピック前にサマータイムの導入を検討しているようですが、

「さあ、今日から○月だからサマータイムね」

と日本社会がなったとしても、子どもの生活リズムは急には変えられないと思うのです。

保育園は朝7時の開園と同時にお子さんを受け入れ、夜8時まで、中には夜9時過ぎまでお預かりする所もあります。

それぞれのご家庭によりますが、朝7時登園のご家庭では毎朝5時起きだった親御さんはそれまでの4時起きになり、お子さんは5時起きしなくてはなりません。

親御さんと離れ、長時間の集団生活をしながら体調を維持する事は、ただでさえ未就学の小さなお子さんにとっては大変な事。

お子さんが何かで朝30分早く起きてしまった日のご機嫌の悪さは、保育者ならば誰もが良く知っています。

朝早く起きた日は、眠くてぐずぐずして遊べなかったり、食べられなかったり…。

寝不足で緊張が高まり、お昼寝が十分出来ない事だってあり、

そうした日は必ず体調にも影響し、それが続くとお熱がでたり、お友達トラブルを起こす事もあります。

子どもには順応性があるのだから心配ない、との考えもあるでしょう。

確かに入園したばかりのお子さんは、約1週間から10日かけて保育時間を少しずつ長くしていく「慣らし保育」というのを行いますが、

通い始めの1~2か月は発熱が多く、実際には新しい環境と生活リズムに慣れるまで2か月近くかかるお子さんも少なくないと感じています。

サマータイムの場合は、それが終われば元に戻さなければなりません。

「はい。夏時間は今日でおしまいです。明日から冬時間なので、ベビーちゃんも朝はあと1時間ゆっくり寝ていてね」とはいきません。

季節の変わり目や時間を人間が勝手に定めても、からだは急には変えられません。

からだはたいてい少しずつ変わるのですから。

不規則勤務の保育者も同様で、慣れるまではからだへの影響がないとは言い切れません。

安定した生活が安定したからだに、それが安定した心を育みます。

保育者は子どもの環境のひとつです。

大切な命をお預かりする仕事を誇りに思うからこそ、

サマータイム導入について、しっかり見守っていきたいと思います。

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