パンやパスタも美味しいけれど、食いしん坊の私はやっぱりお米も大好きです。
私はもう20年お鍋でご飯を炊いていますが、炊き立てのご飯は最高です。
お鍋のふたを開けるとほんわり白い湯気が上がり、つぶつぶと立ち上がったお米が顔をのぞかせます。
なべ底からしゃもじで返すと、熱い湯気とともに、炊き立てのご飯が薫ります。
つわりがひどくて炊飯器でご飯を炊くのがつらかった時も、お鍋で炊いたご飯はなぜか大丈夫でした。
おいしいと感じたお米の思い出はたくさんあるけれど、子ども達がにぎってくれたおむすびの記憶が一番鮮明です。
小さな手がにぎったおむすびは不格好でしたけれども、まだ幼かったこひつじ達の心がこもっていて、とてもとても嬉しくて、しょっぱくて、美味しかったのです。
日本人の遺伝子も理由のひとつだと思いますが、おむすびが美味しいと感じるのは、何よりも作り手のまごころが感じられて、ホッとするからでしょう。
アレルギーがひどかったひつじ家当主が、家族と共に安心して食べられたのもおむすびでした。
家族で同じものを食べる
こんな単純なことが、とても幸せに感じました。
食べることは生きること
大切に育み、伝えていきたいです。
今年漬けた小梅、ちょっとしょっぱくておむすびにちょうど良いです。
口内調味は、お米が主食の日本人の大切な食文化です。

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