HITOMI NEW YORK(ヒトミニューヨーク)・天然石アクセサリー

アクセサリーブランドHITOMI NEW YORKデザイナー・長谷川仁美のブログ!

金刀比羅宮 書院の美

2008-01-28 11:06:21 | Weblog
香川県の金刀比羅宮にて、今月末まで特別公開されている書院を見てきました!

私は横須賀で育ったのですが、両親が香川出身なので、ルーツは香川県。
なので、子供の頃からなじみのある場所なのです。
(しかも、母が里帰り出産だったので、ほんとに香川で生まれました。)

さて、書院はご本宮までの途中、表参道の階段を400段くらい上ったところにあります。

当日はとても寒い日で,たくさんの階段を登り、よろよろと書院に入ったのですが、最初に現れた、表書院の水呑みの虎(円山応挙)があまりにも可愛くて、疲れもふっとびました。

額縁に入った絵や掛け軸と違い、そこに行かないと見ることのできないのが障壁画。
また、昔からの信仰の杜でもある金比羅宮の中の大切な場所である書院。
遠くまで来て良かったと思える瞬間でもありました。

表書院には何匹もの虎の虎が描かれており、どれもすばらしかったです。

説明によると、実はこの時代、日本には本物の虎はまだ入ってきておらず、虎の毛皮と猫を参考にして描かれたとのこと。
それで、あんなに可愛かったんですね。
よく見ると、虎というよりも、虎と猫を足した空想の動物にも見えてきます。

猫好きの人にはよくわかると思いますが、絵でも彫刻でも猫がモチーフになっていると、ものすごく反応してしまうんです。(我が家にはねこグッズもたくさんあります。)
親子虎からしばらく目が離せなかったのも、それを聞いて納得しました。

また、奥書院には伊藤若冲の花丸図の障壁画があり、これも圧巻でした。

見終わってギフトショップに立ち寄ると、そこで去年、一緒に美術館巡りをした知人に会い、お互いにびっくり!

帰りは参道ぞいでうどんを食べ、所用のある松山に向かいました。

やっぱり、四国はいいですね。


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