ご飯を拒否する肉じゃが

010（外めし）

めし～ではなく、飲み屋さんのお通しという一品であります。
今夜は、肉じゃが。あー、おふくろの味。
うそ～、全国のおふくろさんの得意料理？なわけないよね。
なのに、おふくろの味の代名詞になっている、肉じゃが。
そして、肉じゃがと呼べば、
「はいはいお待たせしました」とご飯とみそ汁が出てきそうな気がする。
というか、ご飯が欲しくなる、定食で食べたくなる。
だっておふくろの味だもん（うちのおふくろの肉じゃがは記憶にないけど）。
が、しかし、しかし、この肉じゃがは不思議とご飯を必要としないのだ。
お酒です、アルコールです、ビール、日本酒、焼酎、酒ならなんでもOKの八方美人。
でも、ご飯には心を許さないのである。
困った。肉じゃがのイメージがごろりと変わってしまう。
別に変わったってかまわないのだが、なぜか困った表情になってしまう。
困った表情で肉じゃがを口に放り込み、ビールをグビグビ、そんでまた肉じゃがを放り込み、ビールをグビグビ・・・
いつのまにか困った表情はほぐれ「これはヤンママの味だな、若さがいい」
などとのたまいながら酔っぱらいの笑顔になっているのであった。


☆本日の外めし紹介

肉じゃがでござりました。

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