イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ストレスが限界を超えないようにする術 (大人になって知る防衛機制④ 5/10)

2018-12-16 | 第一章「意識と知覚」

 年末年始をのんびり過ごすことができず、勉強や仕事をせざるを得ない時がある。そんな中でも印象深かったのは、寒い研究室でハンダ付けをして実験器具を作って過ごした大学4年生の卒業研究の時だ。今から考えるととても原始的なミニコンに4台の端末(LEDで数字を表示させて数字を手入力するだけの機能)をつなげて学習実験をするもので、何ヶ月も時間をかけて作っていた。

 やっとすべての部品を繋げて通電してみると完成かと思われたが、最初は何とか動くのだが、数分するとトンデモナイ動きになってしまう。苦労していろいろ原因を探っていくと回路の大きなコンデンサーの発熱の問題だった。そこで、家庭用の扇風機をもってきて、強烈に冷やすと何とか使えるようになった。そして何とか卒業論文も書けた。

 さて、回路ではないが私たちのストレス(理想と現実のギャップから生じる不安感など)のことを考えてみよう。あるストレスが耐えられる内は、すべてが健全でうまく廻るが、それが限界を超える(発熱?)と、感情そのものも解釈(思考)、行動もへんになっていく。堪忍袋の緒が切れるという表現があるが、切れそうだと回りはそれを察知して逃げたりするが、本人は意外に気がつかず限界を超えてしまう。

 ストレス(不安感、怒りなど)は生きる上で大事なシグナルであり、それをまずはしっかり受け止め健全に解釈していく必要があるが、それが限界を超えてしまうと問題だ。どのような状況で限界を超えるかを自分なりに把握する必要がある。そのためには自分の感情を意識し、自分が今どういう状態かをも意識することが大事だ。それがうまくなると、事前に場を外したりして頭をひやしたりできるようになってくる。

 もう一つ。日本人はお守りが好きだ。以前終戦記念日のころに某市の戦争に関わる展示を見させて頂いたが、敵の玉があたらないように祈りを込めたお守りにハッとしたものだ。異常とも言えるストレスの中でも、先の扇風機ではないが心を冷静にする仕組み(摂取)は私たちを守ってくれる。さらに、祈りや信仰の力も凄いと思う。

大人になって知る防衛機制④ 5/10

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雑多すぎる日本の街を見直す (大人になって知る防衛機制④ 4/10)

2018-12-15 | 第五章「和解と平和」

 欧米の美しい街。それと比べると至る所に電信柱があったりし、雑然とした日本の街。最近は西欧風の高輪ゲートウェイなどというオシャレな?名前をつけたのが反発をかって話題になっているが、日本の街の風景は気がつかない間に何となく西欧風になりつつあるようだ。私たちは電信柱が乱立しハエが至る所に飛び回るようなかつての日本の風景をどこかで抑圧・抑制してきたのかもしれない。

 さて、私は最近自分の撮る写真に痛く反省したことがある。好きな建物、人・・・そういった写真を撮るとき、当然のように例えば電信柱などの夾雑物、嫌いなものを排除してきた。その心情は皆さんも分かって頂けると思う。しかし、好きなものだけに特化するだけでなく、ちょっと嫌な電信柱も含めるという度量のある写真に触れて、感情的な嫌いをも受容する神のような愛を感じたのだ。

 類は類を呼ぶといった同一化の現象があり、それは良い面もあると思うが(親友など)、虐めとか大きな争いひいては戦争を招いたり、組織を脆弱にする負の面もあると思う。湧き起こる感情の意味を熟慮せず、単に感情(偽の感情も含め)に盲従する時に、平和は到来しないだろう。

 日本では今でも針塚があったりし、生き物だけでなく無機物でさえ葬る習慣が残っている。私は、縄文時代の貝塚などは、そうした原型ではないかと想像している。実際縄文時代の貝塚からは、食べ残した貝殻だけでなく土器の破片や、動物の骨、時には愛犬、さらに人骨まで出てくる。民俗学的にはゴミのようなものでも感謝の祈りを捧げることがあるようなのだ。神から与えられたもの、私たちを活かすものに本来ゴミなどはなく、感謝と祈りを捧げる。縄文時代の文化が最近光を浴びてくることに、何か大きな意味があるように思う。

大人になって知る防衛機制④ 4/10

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意外に知られていない一年の計の立て方 (大人になって知る防衛機制④ 3/10)

2018-12-14 | 第七章「光と復活体」

 冬至が近くなり、世界的にクリスマスや元旦などがやってくる季節だ。祈りの時でもあるが、一年の計を立てたりする時期でもある。

 かつては事業計画のような一年の計を立てたものだが、最近は生き甲斐の心理学を学んだお蔭で、少し違った角度で作るようになってきた。幾つかの切り口がある。自分のこれからの人生を考えて、①幸福の条件を意識する(これは事業計画に近いかもしれない) ②自分の感情生活を反省して、幸福感や統御感といった感情を意識してみる。そんな中で作りこんでいくと良いものになるようだ。

 「好きこそ物の上手なれ」という諺があるが、好きという原初感情は方向を見定める上で重要な働きをする。3Vの法則というものもある。①Visualize ②Verbalize ③Vitalize 五感であるべき姿(好ましい)をイメージする。それを実現するために言語化していく。そして、実現のために少しずつでも良いから事をはじめていく。こんなところであろうか。

大人になって知る防衛機制④ 3/10

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旅のこと (大人になって知る防衛機制④ 2/10)

2018-12-12 | 第二章「五感と体感」

  ストレスの多い仕事の日常の中でも、外面的には幸福といわれているリタイア後の生活でも、あるいは信仰生活の中でさえも、生きている限り忍び寄ってくるのはマンネリズム、停滞感であろう。そして、停滞感は幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)を蝕み人を変な方向に向かわせる。U先生からお聴きしたが停滞感が原因となった自殺は想像以上に多いそうだ。恐るべきマンネリズム。

 停滞感から免れるためには旅が良いといわれる。私は旅行が趣味みたいで、奈良や京都、それから最近は縄文遺跡といった聖地に行くことが好きだ、この10年間でも、どれだけちょっとした旅からお金がかかった旅までしただろうか。そして、それは自分に何かをもたらしたと思う。ただ、今でもとても引っかかる旅があった。それは旅というより仕事の一環でもあったが、今考えると私に何かを目覚めさせるきっかけとなった事件のような旅であった。東北の仲間の紹介もあり被災地そのものを訪れ、介護施設やカトリック教会なども訪れた。

 その旅が印象的であったのは、そこには普段の日常では気がつきにくい、「死」、「運命」、「神仏」が溢れていたのかもしれない。「死を想え、メメントモリ」、過酷なヨブ記のような「運命」、そしてそれを埋め合わすような心の傾斜に応えるもの。そういったものが静かに在りすぎるほど在ったようだ。

 楽しい旅は私は大好きであるが、その旅の中で3.11の旅のような3つの要素のひとつでも入っていると良いかもしれない。あるいは外見上旅とは言えないものでも、日常の中で3つの要素を少し思い出すのも良いように思う。クリスマスや正月前の今の時期、冬至で一年が終わり新たに始まる時期、この時期も素敵だ。 

大人になって知る防衛機制④ 2/10

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個人と仲間との日本的な関係・・・(大人になって知る防衛機制④ 1/10)

2018-12-10 | 第一章「意識と知覚」

 先日いじめの問題について、欧米と日本の違いに関する記事を読ませていただいた。その記事は日本では長期にわたり集団でいじめに走るところがあるが、海外では一時的にはいじめがあっても、個々人が自分の意見をより主張することがあり長期にわたり皆でいじめるということはないという。

 かつて日本人論ブームがあって、甘えの構造(土居健郎著)とかタテ社会の人間関係(中根千枝著)が話題になったことがあった。今は話題にはなっていないが、心の問題を考える場合に日本人の特徴として今でも言われているようだ。それに関連した、私の拙い経験をすこし述べてみよう。

 海外での研修などで、様々な国籍の方が入り交じった中で研修を受けると、今は少しは違うかもしれないが20年前などは、質疑応答では言葉のバリアがあるかもしれないが、日本人は手を上げて質問を余りしない(私も含めて)。これは少し度が過ぎているように外国人には感じられるようだった。一人一人が独自の主張せず、同じ日本人と顔を見合わせるだけで黙っている。

 思い起こせば、7歳の時にアラスカの小学校に一年弱学んだ経験がある。当時は事前に英語の準備することもなく、文化も英語も分からない中で、異国の環境に突然入り一緒に学びはじめたものだ。しかし優しい先生やクラスの仲間に支えられて楽しく勉強ができた。その中でも印象的なのは、英語が話せない私であるのにかかわらず、クラスの全員の前でスピーチをさせられたことがあり、片言で恐らく意味不明のスピーチを皆静かに聴いてくれたことだ。一人一人の意見や個性を大切にする雰囲気があったと思う。

 一方、そんな私が一年後に日本の学校に戻ると、授業中にしかれてよく廊下に立たされたものだった。優しい日本の先生であったが、個人より全体の規律を重視しているカルチャーがちょっと違ったようだった。

 私の拙い経験からは、気になった傾向をお話する程度で、かつての専門家の名著を読まれた方が良いかもしれない。ただ、今でも、例えば祝祭日が世界一多い反面、有給休暇の取得率が反対に低レベルというようなこと、自殺が多い反面他殺が少ないことなど、日本独自の不思議な現象が今でもあることは、個人と集団のことを考える上で知っていた方が良いようだ。より高見から俯瞰する視点を持っていると生き方が楽になるからだ。

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