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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

生きるための職業・・・(大人になって知る防衛機制④ 9/10)

2018-12-25 | 第九章「愛」

縄文時代は原始的なので専門家集団などないと以前はかってに思っていたが、縄文時代を調べれば調べるほどそうでは無いことが分かってくる。縄文小説の前作にも書いたが、翡翠硬玉というダイヤモンド並みに硬度が高い石に細工をする技術が縄文中期(約5000年前)の北陸のある村にあり、その技術を独占し生計を営んでいたようで、今なみ?にセキュリティに配慮していた遺物まであったりした。その他、土器や土偶(晩期の遮光土偶などは特別)、漆の加工技術、神職いろいろあったようだ。

従って、そういう仕事をする専門家集団が昔からあったというのは確かだったと思う。

私たちの時代も食べるためには職業に就く必要がある。さらに、自分の好きなことと社会のニーズをうまくリンクさせて、自己実現の方向への職業を見いだし就くこともあるだろう。かつての私たちの世代は高度経済成長という時代の傾向もあり、他の時代から比べると恵まれた職業に就ける時代だったようだ。しかし、今の現実は格差社会そのものになってきていて、厳しいものがある。

ただ、恐らくその中にあっても愛するもののために、本当に戦うべきものと格闘し夢を成就していった方もどの時代にもいたと思う。それはどのようにしてだろうか?おぼろげながら想うのは、愛するものとの開かれた関係かなと思う。心理学的には受容とか共感そして純粋と一致がうまく機能することなのだろう。

写真は、多摩の田端遺跡のストーンサークルであるが、この時代は海退と長く続く冷涼化・寒冷化で多摩は住みにくい土地となっていく。ストーンサークルの傍には縄文中期のような拠点的な村はすでになく、近くに墓守の住居だったのだろうかぽつんと一件竪穴式住居があるだけのようだ。神も仏もないというような厳しい環境、富士山も爆発を繰り返していたようでもある。そんな中で祖先は聖地を作り仲間と冬至に集まり祈りを捧げた。そして、祭りの時が終わると海や大河に近い低地に戻る。そこには、自分の職業が待っていたのだろう。祭りを通して祖先達は神に心を開くことができたのだろうか。できたから私たちが存在しているのかもしれないが。

大人になって知る防衛機制④ 9/10

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