イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

私は何と戦ってるの?(大人になって知る防衛機制③ 9/10)

2018-12-06 | 第五章「和解と平和」

 私は大きな怪我はしたことがないが、危ないめに遭ったことは何回かある。幼い頃に窓際で後ろ向きに落ちたこと、冬のアラスカの側溝に落ちそうになったこと、海水浴で溺れかけたこと、暴漢に襲われそうになったこと、・・・誰でもそういった経験はあると思うが、恐怖体験は年をとってからも忘れられないものだ。

 私は戦争を知らない世代であり幸せであるが、生命の危険が日常となる戦争の恐ろしさを両親が語っていたことを思い出すとぞっとする。今の日本では戦争を知らない世代があたかも戦争を知っているかのように戦いを煽っている方もいるが、私にはまったく理解できない。核戦争の危機が増しているのに、国民が逃げるためのシェルターが準備されていないだけでなく、話題にもならないのは先進国では日本以外にあるのだろうか。戦争の「戦い」を知らないことを自覚しないのは致命的だと思う。

 さて、「戦い」。幼い頃はお相撲や野球で興奮したものだが、それが戦いの原型だったかもしれない。そのうち、学校に通ったり遊んだりし、勉強などでも競争を意識したりして、いつの間にか自分の人生の中に「戦い」がビルドインされてくる。

 自分の理想を実現するために、あるいは生活のために、あるいは隣人のために「戦う」ということは大事だと思う。しかし、生き甲斐の心理学を学ぶ前は、自分は何と戦っているのかを意識することは少なかった。親から言われたこと、上司からいわれたこと、もちろん自分で選んだことで戦うこと。いろいろあるが「自分は何と戦っているのか?」を本当に意識してきたろうか。

 「戦い」は危険なこともあり、自分のもつエネルギを大きく削ぐものである。従って、無駄な「戦い」はやめるべきだと思う。逆に本当に必要な「戦い」はやるべきなのだろう。民間企業で仕事をしていた時に、ある方がいみじくも言われたことを思い出す。「人事異動が多い会社なので、酷い上司がいた場合、じっと頭を通り過ぎて去っていくのを待つのも重要だ」

 世の中、自分の感情にまかせて生きていくことは、無駄な戦いを招き破滅していくことになりかねない。①何の為に生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分の身体、こころ(生育史)、魂(宗教の領域)を大切にしているか?この自問自答をしながら、カッときたときは「戦い」を意識してみよう。感情の意味を熟慮してみよう。パワーを保持するために無駄な戦いはせず、逃げたり、自分の小さな理想を諦めるのも時に大事なことだ。逆に、微かな不安から、自分にとって大切な「戦い」を意識して、勇気をだしてチャレンジすることもあるだろう。

 クリスマスが近づいてくる。日々の「戦い」の中にあっても心に平安が訪れることを祈りたい。

大人になって知る防衛機制③ 9/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。