イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

忙しさと心の自由!(縄文からの風 ⑦ 5/10)

2015-03-25 | 旅・雑記帳

 この2週間、年度末ということもあるが、スマホの故障もあり、仕事が重なったこともあり、・・・・忙しかった。写真は5年前の忙しい時期に自分の書棚を撮ったものだが、ここまで混乱はしていないが混乱てきたようだ。心を亡くすと書いて忙しいという漢字になるが、心を亡くすとは言いえて妙である。

 さて、忙しい中で、こころの健康を保つのはどうしたらよいか。そんなことを考えている。忙しくなるのは、だいたい自分のこともあるが、他人の都合が大きいことが多い。まあ、年度末というのは、その最大の時期なのかもしれない。しかし、他者のことばかりするのは、やはり問題だと思う。私も、忙しい中で仕事をしたりしたが(5年前など)、心身ともに疲弊していく。ただ、そんな中でも自分の好きなことをしているとか、自分の方向性と行動が一致していると心の疲弊は少ないと思う。

 それと、振り返ってみると、忙しい時でも、風呂に入っているときなど、少ないながらのんびりする時もある。こうした時に、ちょっと「何のためにいきているのか」。こんな自問自答をすることは良いことだと思う。お気楽な自問自答と思うかもしれないが、心の自由と平安は自分に戻らなければ得られない。

 私たちの祖先、縄文人も平均寿命30歳とか、短い人生を生き抜いたのだと思う。ひょっとすると、その忙しさは今と比べて桁違いだったかもしれない。そんな中、祖先はどんな自問自答をしたのだろうか?

縄文からの風⑦ 4/10

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縄文時代を研究すると気になってくること!(縄文からの風 ⑦ 4/10)

2015-03-24 | 旅・雑記帳

 5000年前の12号人骨さんの生きていた時代が今猛烈に関心がある。一番興味があるのは、やはり生き甲斐や自己実現の問題なので、自然に当時の宗教とか文化に興味深々となる。その中で、U先生に教えていただいた、「最古の宗教」(古代メソポタミア ジャン・ボテロ著)(りぶらりあ選書・法政大学出版部)は実に刺激的だ。

 佐原真先生の古代文明年表(遺跡が語る日本人のくらしP18)は4大文明くらいしか知らなかった私にとって、眼がまるくなる年表であるが、それを観て気が付くのは、縄文文化はともかく、世界の文明が西アジア(メソポタミア文明他)を中心に発展してきたかなと思わせるところがある。もちろんその「文明?」は日本にも弥生時代ことに怒涛のごとく押し寄せるわけであるが、西アジアの特異性に驚く。

 考えてみれば、西アジアは6万年前ごろに我々の祖先ホモサピエンスがアフリカを出発して世界に散らばっていくのだが、今まで言われてきた二つのルート、一つは北ルートでシナイ半島を経由しパレスチナから西アジアに到達。もう一つは南ルートでアデルバンデブ海峡から紅海をわたりアラビアにわたり海岸を伝わって西アジアに至るルートがあるのだ。そして、どちらをとるにせよ、西アジアは祖先にとってはアフリカを出発してから最初に到着する本格的な肥沃な土地なのではないだろうか。

 そこは、チグリス・ユーフラテス川周辺であり、エデンの園そのものだったかもしれない。シュメール文化からバビロニア・・・文字で当時の文化がかなり残されていることもあり、日本の縄文文化を思索する上でもとても参考になるようだ。

 もう一つは、縄文時代の環境に似ている現在の地球上の文化研究だ。これまた実に不思議なのだが、私が小学生のころに約一年滞在したアラスカのハイダ族などがその対象だ。すでに、縄文文化の研究者たちがアラスカを訪れたりして、いろいろ比較研究をしている。

 この分野は宗教学でも関心が高い文化で、これまた山ほど研究所があり興味深い。その外いろいろあるが、今日の妄想はこのあたりで・・・

縄文からの風⑦ 3/10

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縄文時代の香りをイメージする?(縄文からの風 ⑦ 3/10)

2015-03-23 | 第二章「五感と体感」

 沈丁花の強烈な甘い香りを昨晩帰宅時にかいで、とても幸せな気分になった。

 今頃の季節はムスカリも咲き。これも私の好きな香り。香りの季節だなとも思う。花粉で眼がかゆかったりする中、新鮮な気持ちになる。

 さて、縄文時代の五感と体感をいろいろ考えていると、先の臭覚はどうなのだろうかといろいろ考えてしまった。日本は元来、香道などもあり、香木については日本書紀にも載っている。従って、縄文時代も香りを楽しむという習慣が確実にあったのだろうと思う。

 縄文時代の文化を学ぼうということで、いろいろなところに竪穴式住居を復元しているが、臭覚についてはどうだろう?なにか焦げ臭いとか、普通のイメージはどちらかというと悪いものである。しかし、美しい花や素晴らしい香りというものは縄文時代にもあったはずであり、祖先は香道ではないが何かを焚いて香りを楽しむことをしていたのではと思う。特に生活の余裕があったころには、きっと。それはどんな香りだったのだろうか?森の香り?・・・・

 そんなことを今日は楽しく考えている。

縄文からの風⑦ 3/10

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縄文の世界にひたってしまう!(縄文からの風 ⑦ 2/10)

2015-03-22 | 第八章「魂と聖霊」

 現在、縄文時代の12号人骨の小説化に集中している。自分の文章力のなさに唖然とするが、どうしても書きたくなってしまったのである。その中で、気が付いたことが二つ三つある。この作業が何か世の為人の為にになるかははなはな疑問だが、自分なりにいくつか発見があるようだ。

 その一つは、視点が変わるということだ。普通、今ここでの自分から12号人骨の本人を考えると、それは一つの客観的な対象に過ぎない。世の中の人は、アルプスのアイスマンの時もそうだったが、警察に届けて殺人事件かどうかを確認したり、研究者は同位体元素で年代を正確にだしたり、あるいはDNA分析で、12号人骨のご本人がどういった来歴で日本に来たのかを調べたりする。普通は私もそうだが、何事も一つの対象としてクールにみるのだ。

 ところが、小説を書くとなると、これは客観的な対象ではなくなり、主観的な、つまり感情移入の対象となる。12号人骨のご本人にとっての生きていた場はどうだったのか。風土もあれば、さらに昔の歴史的背景もある。もちろん祖先もいるわけで系図上の父や母、子供なども大きな影響も大事だ。頭骨に陥没骨折のような傷などは、人生に大きな意味があったと思う。そうした場の中に飛び込み(そういう感じだ)、さらに、喜怒哀楽があり思考や行動を伴う人として、自己実現を考えたりする・・・もう刺激的そのものだ。

 そんな風に、小説の主人公に感情転移をすることで、自分を越えた視点をもつことになる。これは実に不思議な経験になる。人は何故、芸術をしたり小説を書いたりするのか。その心境がよく判る。別の人生を生きる。その中で、今度は自分の人生を客観視する。そんな感じだ。

 よく考えると、縄文時代のさまざまな属性の中の12号さん(感情転移をした)の本質と現実の自分の中の本質をいろいろ考えているのかもしれないい。人間の本質は身体か生育史か?あるいは魂といわれるような宗教的なものか。人生に意味を与えるものは何か?そんな大事なことをまじめに考えるきっかけになるようだ。

縄文からの風⑦ 2/10

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新宿縄文人と一緒!(縄文からの風 ⑦ 1/10)

2015-03-21 | 第九章「愛」

 今日初めて、新宿縄文人と対面した。少なくてもこの一か月は、この縄文人のことを考え続けてきた。もちろん5000年前以上の人であるので、どのような名前だったのか、奥さんはどんな方だったかなど判らないことだらけだ。しかし、最近の様々な知見により、当時のことは結構想像できるのだ。温暖化の時代地形、衣食住のこと。近隣の部族とのネットワーク。富士山などの噴火。・・・

 今日の生き甲斐の心理学の勉強会では、そんな新宿縄文人の生育史を仮定したりしつつ、自己実現のことを考えた。自己実現という言葉はなかなか難しいことばだが、今日は或る考えを頂いた。その人独自の個性というか本質というか、それはなかなか本人ですらわからないが、それを様々な出会いの中で現実化する・・・それが自己実現なのではないか。考えれば考えるほど一人の努力だけではできるというより、神秘的なことであるが・・・それと、生きる世界と希求する真善美のこと。

 新宿歴史博物館の内庭に咲いていた桜や梅・・これも綺麗だった。

縄文からの風⑦ 1/10

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