正月に深大寺へ出かけ、近くで見つけた水車。結構速く回っている。
今、ここに流れる水を掬い、それを放ち動力を得る。過去の水でもなく、未来の水でもなく今流れる水を掬うところに何か深淵なものを感じてしまう。
自分の人生を振り返ると、思考の流れを辿ったり、様々な事象の流れを辿ったりすることは多々あったが、感情の流れを真面目に考えたり、辿ったりすることは、「生き甲斐の心理学」を学んでからであった。
不安になったり、怒りが走ったり、穏やかな和みがあったり、・・・感情は変化するのが判っても、それが価値ある情報でなどと、考えてもみなかった。人を恨んだりする感情がおこれば、何となく嫌であるし、・・・そんな感情を考える暇があれば、他のことをした方が良いと思ってた。
朝、起きてから寝るまでの一日。感情の流れはどうだったか意識してみたり、あるいは、朝の目覚め時などに、ぼんやりと自分の感情を確かめたりすると、いろいろなことが判ると今では考えている。
例えば、この正月休みを振り返ると面白い。昨日も勉強会があり、正月の話題もいくつか上がった。日常働く職場を離れたり、普段会わぬ親戚に会ったり、年賀状をもらったり、あるいは身近な家族が数日出かけたりする。日常の生活のリズムも変わったりする。お正月は、昔ながらの仕来たり等は変わってきたかもしれないが、依然として私たちの生活の中では聖なる時のようだ。
正月なので、神社仏閣・教会など、聖なるものに触れたり、美しいものを見る機会は多い。真善美に触れる機会が確かに多い。
平穏な感情を取り戻したり。あるいは、いつもいるはずの人の不在を寂しく想ったりする。そんな正直な感情の流れを考えていると、ふと愛と許しを実感したり、すぐに連絡しなければなどの想いが湧いてくることもある。
正月も11日になってしまった。そろそろ、水車のように、忙しく活動しなければならない!
<こころの流れ3/4>
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