イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

錯乱しないで生きるには (人間とは何だろう② 7/10)

2019-06-03 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 生き甲斐の心理学で暗い感情(ストレス曲線)を勉強するが、最初は不安感からはじまり、怒り、身体症状、うつ、と酷くなり、最後は錯乱になると学ぶ。錯乱が一番酷い状態である。世の中の森羅万象を見たり聞いたりするなか、錯乱にどう対処したらよいかは重大な課題のように思う。

 昨日は、横浜市の金沢文庫の側の称名寺に出かけた。縄文をやめて鎌倉時代の研究ではない。考古学の世界では、称名寺式土器は縄文後期初頭の型式で有名で、その貝塚は縄文後期初頭だけでなく縄文中期から晩期までつづいている。3年前に称名寺貝塚の企画展示会があり、立ち寄って興味を持ってはいたものの、現地に行ったことがなかった。

 この貝塚では縄文後期の初頭くらいまではイルカ漁が盛んで、イルカの頭骨などが出土すした。ただ、貝塚周辺は東京などもそうだが、開発されていて現在の姿からは当時を想像することは出来にくい。しかし、お寺の山門を入って右側の地面をよく見ると貝殻があり、貝塚を実感できた。

 帰ってから以前購入した展示会の図録をパラパラとめくると、厳しい自然環境の変化の中で社会が大きく変わる姿や、当時の食料が想像でき、錯乱せずに生き抜いてきた人々のしたたかさにあらためて感服した。数千年を生き抜いた祖先達はどのように生き抜いて来たのだろうか。

 さて、私の経験では錯乱するかしないかの重要なポイントの一つは、基本的な哲学・信念があるか否かだと思っている。その深さと揺るぎなさが、いざというときに大いに役にたつ。そして、逃げないで哲学・信念に命がけで対応する。柱が一つきちっとあれば、こころは安定し錯乱を誘うようなことがらがどうでもよいものとして見えてくる。

 そして、どうでもよいことも見えるが、余裕もあって本当にやるべきことが見えてくる。これを自然体と呼ぶのだろう。

 さて、錯乱にはニュースになるような大きな錯乱もあれば、小さな錯乱もある。日々の生活や仕事の中で、自分の錯乱を意識すると良いかもしれない。大小にかかわらず錯乱があるかどうかは。生活の質や仕事の質への警告となる。

 錯乱に気づいたら、①自分は何の為に生きているのか。②生き甲斐は何か。③自分の身体、心、魂を大事にしているか、の三つの自問自答をしてみると良いと自戒をこめて思う。

 そして、おそらく縄文時代の人々もそうして生き抜いて来たと思う。

人間とは何だろう② 7/10

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