イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

動物園でパワーをもらう!(傾向と渇望 4/10)

2010-10-19 | 第三章「無意識の世界」
 心理学の世界でよく、コップに水が半分入っていて、これをどう解釈するかが話題にされる。「あぁ、もう半分しかない。」と解釈する人。「まだ、半分も残っていると解釈する人。」。同じコップを見ても解釈が異なるのだ。

 さて、昨日はY研究所に提出する論文のあるポイントを考えているうちに行き詰った。ふと、多摩動物園で年間パスポートを買ったことを思い出し、動物園に寄ってみた。入園すると、ちょうどシャトルバスがあり、いつもは遠くてなかなか行けないオラウータンのいる山へ。

 多摩動物園は、霊長類はチンパンジー、ニホンザルもいるがオラウータンもいるのだ。いつもは遠くにいるオラウータンを垣間見て終わるのだが、パスポートを持ってからは、一つの動物を10分以上観察すること目安にしている。のんびり見ていると、ある一頭が近づいてきてくれた。若いオラウータンで可愛い。

 現在はチンパンジーが500万年に別れ、ヒトに一番近いとされているが、ゴリラ、オラウータンもヒトに近い。遺伝子DNAの共有度もオラウータンも90%を越えるとされている。私の祖先も、このオラウータンの祖先にお世話になったようだ。

 チンパンジーもそうだが、オラウータンが近寄ってくると、何か不思議な感じがする。霊長類とは良く名付けたようで、五感・体感から他の動物には感じない≪何か≫を感じる。

 さて、ヒトには歴史が詳しく残されているが(勿論見方によるが)、オラウータンには恐らく殆ど残されていない。しかし、対面しているオラウータンの父母や祖父母はどうだったのだろうか。この動物園に生き延びて来るまで、どのようなドラマがあったのだろうか?ちょっと胸が熱くなる。

 このオラウータンにも、恐らく親から連綿と続いている生き残りのノウハウが伝えられているのだろう。当然、私にも伝わっているから、59歳まで生き延びてこられた。

 オラウータンの外にも、日本オオカミ、アムール・トラ(3匹の赤ちゃんも順調に育っているよう!)、エミュー、カンガルーなども見て帰る。パワーアップしたためか、帰ってから論文も良いアイデアが湧いて難関を突破できた。

 動物園に感謝の1日。

傾向と渇望 4/10

人気blogランキングへ・・1クリック応援お願いします!感謝しています!!! 













コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。