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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

村上水軍の御姫様の健康度!(心の健康度 ① 1/10)

2014-04-13 | 第三章「無意識の世界」

 桜も散ってきて、ちょっと寂しい感じであったが、昨日、京王フローラルガーデン アンジェに行って驚いた。様々な種類のチューリップあり、忘れな草あり、八重桜、モクレン・・・・が咲き誇っていたのだ。同じ地球の生命を司るDNAの神秘からつくられた生命なのに、これほど多様なのかと驚いた。

 

 さて、花も多様だが人も実に多様である。同じ地球に今では72億人近い人が住んでいるが、多分想像を絶する多様性があるのだろう。

 そんな人間の多様性の中でも、例えば身体の健康を計るには、体温計一つで異常かどうかが結構判る。そして心の健康度、正常か異常かもは判る方法があるのである。

 今、読んでいる「村上海賊の娘」(和田竜著)は実に面白く、ブログを書いている時間がおしいのであるが、この本でも、当時の常識からは醜女とされている景(キョウ)の美醜が話題になっている。16世紀後半の日本では景は醜女であったが、外国人の多い堺での価値観(今の日本の価値観)からすると美女かもしれないというのである。

 私も、それなりの人生経験の中から、ある一つの集団の常識や価値観が、他の集団からすると、一つも常識的でなかったりすることを学んできた。介護・看護業界では、下(しも)の話題をしつつカレーライスを食べるのは別に当たり前だが、別の業界ではどうだろうか?そんな風に、当たり前や常識は業界、文化、時代で大きく変わる。

 生き甲斐の心理学の師匠であるU先生も若いころ、イギリスの名門大学で心理学を学んだそうだが、その時も様々な国の多様な価値観に驚いたそうだ・・・つまり価値観などからは、人の正常か異常を計る標準が観えにくいのだ。

 そんな価値観を背負った人の心を扱いながら、こころの健康度をどう測定するのか?

 その一つが感情に焦点を当てるものだったというのも頷ける。

 身体の健康を計るものには、体温計もあれば、血圧計もあり、体重計もあるだろう。時には筋力や血液検査、様々な測定方法があるようだ。

 心の健康では、客観的に簡単に測れる方法は聴いたことがないが、訓練すれば、身に着けられるプロセススケールという、カールロジャースが考案した測定方法がある。それにより、自分であっても意識しにくい心の健康状態が結構わかるものなのである。

 村上氏の姫君の美醜は相対的で不明であるが、その感情の動きは実に躍動的で健康そのもののようだ。ブログもここらで辞めて読書に戻ろう。

心の健康度 ① 1/10

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