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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

天国や極楽のイメージは大事・・今も縄文時代も(4/10 心理学の世界と縄文)

2022-09-14 | 第四章「愛とゆるし」

死のイメージ・・これは信じる宗教や信条、あるいは文化によってかなり違うと思う。最近の経験だがFacebookを私はやっているが、時々訃報が届くことがある。その時Facebookではイイネ、超イイネ、かなしいね、などいろいろ感情をクリックして伝えることができるが、例えば米国の方と、日本人とかを比較すると、日本では考えられないかもしれないが、米国の方は訃報に超イイネで応答する方も結構いらっしゃる。

さらに、最近は自分も経験あるがペットの死ということもある。私も幼い頃から愛犬など何回か亡くしたが、一人一人捉え方が違うと思うが時には、人間以上にショックで引きずったりする。ペットと死後会えるだろうか。

さて、そんな中、恩師U先生から昔紹介された、「天国に行く前に読むと楽しくなる不思議なフシギな天国ガイド」(アンソニー・ディステファーノ著 卓利美奈子訳 主婦の友社)を読み返した。10年以上前に読んだ時はまだ天国?や死が今より迫ってなかったようで感動はいまいちだったように思うが、今回は結構感動した。

この本はキリスト教の教義を基本に書かれたものあるが、なかなか楽しい本で、私にとってはカトリック信徒であることもあるが、救いや気づきが沢山あった。早く天国に行ければとも思ったり。

では仏教、神道などではどうだろう。狭い経験で恐縮だが、父方の祖先が浄土真宗と縁があり、葬儀や法事などで仏説阿弥陀経と接することが多かった。何回も法事を重ねていくうちに、このお経も心にのこる極楽のイメージがでてくる話であることがわかった。

私たちは宗教の有無を問わず、天国や極楽のイメージをきちっと持っているのだろうか。何か欧米などと比べると希薄なような気がするのは私だけなのだろうか。また、30年、50年前といった時代と比べても天国や極楽のイメージは希薄になっているようにも思う。

今は暗い話が世を覆い、テレビなどを一日つけてニュースなどをずっと見ていると、暗い感情が一日を覆いつくし、二日目くらいになると変になってくるように思う。こうした時に、天国や極楽のイメージを少しでも思い出したらどうだろうか。結構救われるのでは。もちろん天国のイメージだけでなく、瞬間的に幸福感を得られるイメージをもっていることは大事だと経験上思う。

さて、縄文時代はどうだったのだろうか。縄文時代の人はどんな死生観を描き、どのような人間観を持っていたのだろうか。文字での神話ははるか後代に残された記紀などの一部に面影を残していると考えられてもいるが、実際の遺跡からの遺物や遺構も語ってくれるようだ。東京などでも、出土した美しいヒスイやメノウ、あるいはお墓に一緒に埋められた副葬品としての注口土器などを見たり、あるいはストーンサークルで美しい景観を縄文人が見たように見ていると、彼らの天国のイメージの一端がその真善美をとおして伝わってくるように感じる。

今は、何故か日本の国葬、イギリスの国葬が話題になり死生観を考える絶好の機会ともいえるが、ついでに縄文時代の祖先の死生観、天国のイメージを考えるのも悪くないと思う。

もちろん大変難しい問題でなかなか分からない、あーあ悪あがきをしてもとも思うが、間もなく死んで天国に行く身であることを忘れないようにしよう。死んだら、縄文時代の例えば150世代前の祖先に簡単にあえる。そうしたら、じっくりと当時の天国観を聴けるだろう。注口土器と天国の関係とか。配石遺構と天国との関係とか。さらに300世代前の祖先は大栗川周辺の環状集落と天国の関係についても語ってくれるかもしれない。今の悪戦苦闘は将来の楽しみにつながるかもしれない(笑)。

まあ、今この世に何故存在したのかわからない人間にとっては、こうした死後の世界を妄想?をすることは決しておかしなことではないと思うし、よりよく生きる上でも大事な事のように思う。

一日の感情生活を暗い感情で埋め尽くさないで、楽しい明るい感情で対抗することも健康の面で大事だし。特に自己肯定・他者肯定になるような笑いが起こると天国にいる気分にもなる。

4/10 心理学の世界と縄文

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「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」

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  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

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       森裕行

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