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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情を恐れず味わってみよう!(愛の訓練 10/10)

2012-03-27 | 第九章「愛」

 昨日、近くの薬師池公園で梅を愛でた。3月も終わりごろなのに、まだ冬のように寒い日が続き心配になるほどだが、梅は春の訪れを告げているようであった(ホッとしますね)。

 さて、正常と異常を判断するための指標の最後は<感情と個人的意味づけ>である。プロセス・スケールの7つの指標のうち、もっとも大事ともいわれている。

 私も大学時代から実験心理学などを学び、決して心理学に興味がないわけではなかったが、U先生から「生き甲斐の心理学」を学び始め、そして臨床心理学の勉強をするまでは感情について理解がなかった。もちろん生まれてから、それこそ泣いたり悲しんだり・・・そういう感情経験を積んではいる。しかし、感情がなぜ湧いてくるのかとか、Aという感情はBという感情の対極にあるのではないか・・・など考えたことはなかった。ましてや、例えば、この怒りの感情は自分にとって<役に立つか>など<感情を感じ、そしてその意義を思考する>など全くなかった。

 しかし、感情を学ぶようになり、今沸き起こる感情の意味を考える中で、自分の生育史からくる病的な部分を発見改善したり、自分の大事な進路を決めるために活用したり、日々の生活を無理なく暮らせるようになると思うようになった。信じられないかもしれないが、一次情報としての感情を大活用することができるのだ。

 たまたま、今日のU先生のブログで、<錯乱感を鎮めるのは何かを信じることである>。そういった素晴らしい知恵についてコメントがあった。私も最近経験したことがあるが、まさにこの知恵は、それを裏づけるようだった。

 プロセススケールは、心が健康か不健康かを観る指標であるが、感情でいろいろわかるのである。なお、本人は怒っていることを意識していなくても、周りの人が気が付いたりすること。そういう感情の意識化の問題もあるので、それを踏まえてお読みください。

底辺:本物の感情が意識に<表出されていない><認められない>過程

中辺:今湧いている自分の感情をガラス越しでみるようなものでなく、他人のものでなく自分のもの、自分の感情だという感覚が次第に意識の上に増大してくる過程

高辺:どんな感情が湧いていてもその感情を恐れることなくその感情の流れの中に生きているし、その感情を十分に体験、味わう余裕がある

底辺は不健康な状態、高辺は健康な状態である。

 これで、<愛の訓練>としてプロセススケールの7つの尺度を説明させていただいた。読んでいただき感謝です。今後役立てるためには日々の生活の中で思い出し、実際に自分で確かめてみると良い。なお、<愛の訓練>は本来、他人の愛の原型を理解することであるが、プロセススケールにまで広げてしまった。プロセススケールで高辺にあれば、愛の原型も理解しやすいという考え(こじつけ?)である。ご理解をいただければ幸いである。

愛の訓練 10/10

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