イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

新しい体験を生きる・・・体験過程を大切に! (愛の訓練 9/10)

2012-03-26 | 第九章「愛」

 年度末が近づき、新しい年度を迎える。人によっては、新しく入学したり、就職したり、あるいは配置転換になったりする。私も、今年はいつもの年より変動が大きい。5年ぶりの変化かもしれない。

 新しい世界に入ると(今の私のように、入る直前もあるかもしれない)、初めは、夢心地?だったり、過去記憶を辿って考えたり・・・まあ、実感がない状態なのだと思う。この実感のない状態を、体験過程から離れているという。傍目から見ると大変な状態なのに、本人は何か、そうした体験をしていないかのような振る舞いをしたりする。時には他人事のように変に冷静であったり。

 その対極は一瞬一瞬を実感をもってエネルギッシュに生きるようなものなのだろうか。体験の過程。これは、なかなか判りにくいと思う。私の場合は、ある時、瞬間的にこの二つの世界、実感のない世界からある世界に瞬時に移動した経験が一回ある。特別な意識なのだろうが、何かカメラが自動フォーカスをするような感覚で心がシフトしたのだ。心が過去や将来をさまよって迷走していたのが、今ここの世界に瞬時に移動し統合する感覚である。この体験(抽象的で恐縮だが)を思い出すと、体験過程が何となく理解できる。体験過程に限らないが、自分の経験を吟味すると心理学の理解が深まるようである。

 <体験過程>のプロセススケールをいつものように書き出してみよう。底辺が悪い状態。高辺が良い状態である。

底辺:体験過程から離れている、意識されない

中編:遠隔刊が減少する、意識が増大する

高辺:体験する過程の中に生きる。重要な照合体として用いられる

 どうしたら、高辺に向かいやすいだろうか?つらつら考えると、言葉が浮かんできた・・・「書を捨てて旅にでよう。」、「五感、体感、今ここの意識化」。この一年のことを振り返っても、太極拳を始めたこと、ウィーンでフロイトの像や寝椅子に触れたことは大きい。凡夫の私はそれで、何かすごいことを編み出してるわけではないが、体験とは何かが見えてくる。リンゴが落ちて万有引力を発見したニュートン。お風呂で気が付いたアルキメデスみたいに、天才の体験過程も思索の参考になる。

 愛の訓練 9/10

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