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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

数式で人間を思索すること!(好きなコト 1/10)

2010-09-26 | 第二章「五感と体感」
大学生の時。今から40年くらい前であるが、従兄弟から当時同志社大学教授の市川亀久弥先生の等価変換理論の存在を教えていただいた。創造活動のプロセスを数式で表現したもので、湯川秀樹先生と対談をされていて、その事例研究が雑誌で良く発表され、必死に読んだ思い出がある。今考えても、この数式の中にはカウンセリング理論でいうと、無意識の意識化とか自己概念の再構築といった発想が入っていて楽しい。

 そんな興味から、専門課程は迷わず管理工学科に、そして、等価変換理論研究は出来なかったが、実験心理学を勉強した。理論的には、ハンガリーの行動科学者であるブルンスウィックのレンズモデルであった。これは、医療などで、医者が患者をどう診断していくかなどを解明するものであり、今でも応用されているようである。

 会社に入ってからは、先輩に糸川英夫ファンがいて、私も、糸川英夫の本を沢山読んだ。1980年台から1990年台だと思う。その中の一つに、人間方程式があった。

 これは、人間=A+BX  (Aは定数項:一生変わらない部分(遺伝系、民族の伝統、) 
               BXは変数項:成長、環境によって変化する部分、学習によって得られた部分)
 糸川氏はAとBXのバランスが大事としている。

 これも今思うと、変わる部分、変わらない部分を分けたり、バランスを捉えるなど、この智恵を活かせば人生も豊かになったり、こころの平安が保たれたりするなと思う。

 50歳代になって、心理療法家であるU先生から、愛の数式をはじめて教えていただいた。これは、このブログでも何回も紹介したもので、生き甲斐の心理学の中にも息づいている。私の、最も好きな数式である。日々のこころの問題を考える上で、とても役に立つ。

 数式というと、何か特別のイメージがあるが、実際は日本語などと同様に表現の一つの方法なので、私の場合は特別なものという感じはしない。人間の表面的なものだけでなく、もっと見えない何かを表現することで、人生を豊かにする。

 今ワクワクしているのは、古代の日本人が、どのように魂を考え生きてきたかということである。現代の日本人にも脈々と流れる魂観。そんなことを数式で考えることはできるのだろうか?

 好きなコト(五感・体感) 1/10

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