イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の方程式から観えるもの!(古層の愛⑥)

2010-07-13 | 第九章「愛」
 信じるとは何か。昨日のブログの話に通じるが、決して知的な操作だけではない、自分のそれまでの体験もあるし身体的な要素もあるように思う。例えば福祉・介護の仕事を信じて、福祉・介護に生きる人は、ロジック的に福祉の理論を知的に納得しただけではなく、実際に仕事をしてみて何かを身に付けてくる、それが信じ、福祉・介護に生きる充実した世界へいざなう。

 さて、暮らしの中のカウンセラーとして、人間観を大切にし、特に愛と良心の呵責に悩むクライアント(自分がクライアントでも良い)のために働こうとする時、次の愛の方程式があることを、「生き甲斐の心理学」で学んだ。U先生によれば、欧米で学んだ比較宗教学や魂論を応用した考え方だそうだが、とても役にたつ。

  A=B(X+Y)

  Aは生きている人間そのもの
  Bは死んで身体から離脱する魂(私は愛そのものと考える)
  Xは生きている時のその人の成育史からくる心・考え方
  Yは遺伝的な、生物学的な身体の事

 この式は実際の現場で応用がきく。例えば、数日前(7月9日)のブログに書いた、今の自分の悩み、魑魅魍魎(チミモウリョウ)を解決しようと(今回のテーマ)考えてみよう。

 自分の中の魑魅魍魎は、大切な人(Fさんとしようか)が、ある状況で様々な暗い感情(嫌悪、良心の呵責、閉塞感・・)を引き起こすということなのだろう。これを、この方程式をつかって分析してみよう。

 A=本来は好きであるべきFさんを嫌う私。と考える。

 そして、その理由を因数分解よろしく、A=B(X+Y)でB, X, Yから思索するのである。

☆Bは愛そのものの魂(霊性、生命などと置き換えてもよいが)であり、嫌う原因にならないはずだ。
☆Yは身体であり、身体がFさんを嫌うこともある(五感からくる生理的な嫌悪などがあるが、今回は嫌う要素として殆どないようだ)。
☆Xは成育史である。幼いころから両親等を通して刷り込まれた何かが大いに影響し嫌っている可能性が高い。

 こんな風にして、ネガティブな原因は自分の成育史にあるようだと気づく。

 さらに、その嫌悪を生み出す、考え(理想)がどんなものかを考える。私は、運が良いことに(悪いかもしれない?)、異文化(アラスカ)を7歳の時に短いが体験した。今はどうか知らないが、欧米は子供を日本ほど大切にしない、体罰も日本以上だった。そんなことを体験したのだ。そんなこともあり、いつの間にか日本人として身につけてきた、考え(理想:無意識に食い込んでいたりする)が、意外と固有の日本の歴史(祖先)に関わるものであることに気づいたようである。

 原因が判ってくると、それだけで、解決への道が開けてくる。

 そして、いつの間にか例えば、家庭を信じ、家庭を生きる私の悩みが観えてくるのだ。

 写真は、大賀ハスとロープの上のトンボ(撮るのに苦労しました)。何か象徴的ではありませんか?



古層の愛⑥(見えないものを観る、聞こえないものを聴く 56/60)

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