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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不信感スイッチが入ってるのを意識し、そして切る・・・(希望力 9/10)

2018-04-09 | 第一章「意識と知覚」

 自分の感情のコントロールをしたいという方は少なくないと思うが、意外に教えてくれる人は少ない。

 感情のコントロールの一番のポイントはどこだろう。激しい感情をも抑える意思なのだろうか?理性なのだろうか?・・・多分、そうではない。暗い感情は、不安から始まり、怒り、身体症状、ウツ、錯乱と発達・成長?して来る仕組みがあるので、怒りくらいの段階までに処理することが肝要だと思う。

 といって、不安とか怒りの感情を察知できるかというと、意外にできないものである。私は怒っていないという怒っている人は結構いるものだ。他者のが本人より気づいたりもする。もちろん、これは人のことではなく自戒をこめて。心理学の理論上でも防衛機制などの働きで、人は自らの感情に気づきにくくなる。

 不信感という感情も、軽い不安段階の感情もあるが、それが昂進してくると怒りになり、やがて身体症状、ウツと錯乱と進む。特に、不信感は、一度始まると頭の中を全面的に支配しだす傾向があるようだ。乳幼児が一度大声で泣き始めると収まりにくいのに似ている。そのコントロールは、多分大嵐のときではなく、蝶蝶の羽音くらいの段階で気づき対処するのが良い。乳幼児の不満を表情の変化で察して、ミルクをあげたりオムツを替えたりするプロのお母さんのように。

 自分が不信感の世界にいると早い段階に気づけば、もうセルフコントロールはできたも同然である。そして、その解決方法は自分でいろいろ試し編み出していくのが良いだろう。それは、どのようなものか?今の日本から結構消えていくものの中にもヒントがある。数百年、数千年、あるいは万年レベルの歴史を持つ風俗・習慣の中にヒントが隠されていたりする。

 周りからの美しい挨拶や言葉かけ。家庭の中の仏壇などの祭壇、お墓参り。定期的な祈りや、座禅や黙想。伝統宗教の祭儀など(キリスト教のミサなど)。現代でも傾聴やコーチング、カウンセリング、心理療法、セラピーも良質なものの中に何かがありそうだ。そして、こうしたものは、現代的感覚からいうと、やや遠回り的だ。それから、身体的なものもあろう。食事、睡眠。医療に関係する領域もあるのだろう。東洋ストレッチや太極拳、散歩、風呂に入ったりも不思議な効果がある。まあ、信頼感と希望という切り口でいろいろありそうだ。もちろん、「生き甲斐の心理学」を学ぶとより気づくことが多い。

希望力 9/10

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