多摩動物園のアフリカ園の一角にオスのグレビーシマウマがいる。先日、夕方に行ってみると、のこのこと動き出し、しばらくすると壁に向かって、自分で自分を傷つけるくらいの勢いで、壁にぶつかる。見るとアンディについての張り紙まであり、どうも動物園のキーパー泣かせの行動らしい。次の写真をクリックしスライドショウでご覧ください。
2011-05-16 シマウマ |
アフリカ園の大きなスペースには、メスのシマウマ(キリンやオリックスと一緒に)が放し飼いされているが、オスは隔離されているようだ。そして、アンディの隣には年齢的には随分先輩のオスのノバータが塀の向こう側にいる。
メスのシマウマを横目にし、いらいらしているのが本当の原因のようで、それをノバータに八つ当たりしているのだろうか(感情転移)。それとも、アンディとノバータの間でオスどうしの怨恨があるのだろうか。シマウマに直接聴いて見ないと判らないだろうが。
人間様にも、同じような攻撃的な心の傾向(自己愛パースナリティ障害)がある。深層心理における愛の異常性、愛の孤独が問題で、解決はひたすら傾聴するのが基本のようだ。ただ、アンディの悩みを聴いてくれるのは誰なのだろう。優しいメスがいるのだろうか。
まあ、私にできるのはアンディの為に祈ることなのだろう。
(今回はいつものようにU先生の生き甲斐の心理学と素敵なブログ「たまてぼっくす」を参考にさせていただきました。感謝です。)
愛の領域 8/10