イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

旅は道連れ・・・に深く感動する!(ひびきあう旅④ 10/10)

2013-08-27 | 第五章「和解と平和」

 先日は、大病院で精密検査を受けに行った。家の近くの医院で紹介状を書いていただき出かけたが、待合室にいると地域の拠点の病院だけに、心配そうに家族同伴で来られるかたなど、いろいろな人間模様が拝察できる。さらに、病院の職員も気持ちよい応対をされていて、心があたたまる。

 普通に勉強したり仕事をしていたりするときは、あたりまえの有り難さに気づかないが、病気になったり自分ではどうしようもないような問題を背負うと、まるで別世界のように日常が非日常に変わる。そんな時に道連れがいることは、どんなに心強いか。

 さて、旅は道連れ世は情けということわざがある。今では旅の感覚も変わってきているが、昔は旅は人生の一大イベント。危険も大きく、それこそ日常が非日常に激変したのだろう。

 心細い不安の中で、道連れになってくれる人がいるのは心強い。そして、その道連れも同じように旅の不安を分かち合う。普段は、いろいろ衝突したかもしれない人も、いったん道連れになれば、共感しあったりで生き甲斐の心理学でいうロジャースの6条件(傾聴ででてくる)に近づく。そして、時には神秘的といって良いように心を開く経験をしたりする。

 旅は道連れ世は情け・・・この言葉は旅における不思議な人間関係の神秘を本来意味しているように思う。想えば、6-7万年前に今の現世人類も東アフリカから150人の集団で紅海を渡ってアフリカ大陸を出立する。そうした、道連れ人類も今は70億人と世界中に散らばっているわけであるが、昔のように旅は道連れの感覚をどれだけもっているだろうか。

 運良く、私は病院での精密検査の結果は異常なしであった。しかし、今回の大病院への旅を経て、生き甲斐の心理学の普及の意味を切実に感じてしまった。 

 ひびきあう旅④ 10/10

人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。