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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛のメッセージに気がつく!(愛の孤独 9/10)

2012-09-01 | 第四章「愛とゆるし」

 昨晩はブルームーンとか。南の空に輝く月を見つつ家路をたどった。何となく幸せな気分になって、途中ビールを買ってのどを潤した。

 ブルームーンに願い事をすると願いがかなうとか・・・いろいろあるようだが、太陽暦の暦で同じ月の二度目の満月から何か特別の意味(メッセージ)を見付けているようだ。良く考えると不思議である。太陰暦では毎月15日がいつも満月なので、月に2回の満月はないが、太陽暦が採用されて、月に二回も満月が見られて感動した人の体験の記憶が残ったのだろうか?世界の中には、日本人には気が付かない感受性をもつ人がいる。

 世の中、乱数で振ったサイコロのように、確率論的に物事が生じ、その中で人が確率論的に右往左往するという、唯物論的な観方もできるが、一つひとつのちょっとしたことに意味(メッセージ)を感じる人もいる。大震災を確率論的に想定内とか想定外とか言う人もいるが、バチがあたったという人もいる。

 私たちの祖先も、神話を勉強したりすると、かなりセンシティブなようだ。それを宗教的と呼ぶとすると、日本人は文化的には実に宗教的だと思う。「古池や 蛙飛び込む 水の音」こうした宗教的感受性をもつ不思議な文化をもっている。非科学的とかで簡単に否定できない、何かをもっているのだ。

 さて、ロジャースの6つめの条件を昨日の続きから解説していきたい。実はこれも、メッセージの問題なのである。

 全く言葉の通じない7歳のA君(実は私)をクラスに迎いいれることになった先生。たまたま手元にあった色紙を接点にして、茫然としていたA君が、言葉(日本語であるが)を発する。それに対し、A君の辛さを感情移入しつつ静かに聴いていた先生は、私が語り終わった後、急に表情がにこやかになった。

 さっと、立ち上がると、他の生徒に向かい大きな声で私を紹介する。そして、またもや色紙を示し、私に尋ねる。色を日本語で言うということだなと感じ、「赤」、「黄い」・・そう答える。先生は、珍しくも日本から新しい仲間が来た!そういう明るいメッセージとして語った。そして、自分が自然体で居られる教室を、その時体感した。

 因みに、この先生との出会いは、間もなく急な転校ということで、数週間もたたないうちに別れを迎える。別れの時の先生の悲しい顔と、優しい言葉かけは忘れられない(たぶん生涯。愛の原型の一つとして)。

 私は、アラスカに来る前は日本の小学校で、ちょっとした問題児であった。気に入らない先生の手に噛みついたりしたことも。まさか、アラスカで自然体で居られるとは・・・両親も、毎朝うきうきして登校する息子を不思議に思っていた。

 最後に、6番目のロジャースの条件をあげよう。

<治療者の感情移入的な理解と無条件の肯定的な関心が、ある最小限、クライアントに伝達される>

 愛の孤独 9/10

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