昨晩は、映画の試写会の券をいただき「奇跡のリンゴ」を観た。青森の岩木山が綺麗に見えるリンゴ農家の素晴らしい話だ。詳細は公式ホームページをご覧にいただければと思うが、何のために生きるのか?を考えさせる映画であることは間違いない(回答がなくても考え続けることが大事)。生き甲斐の心理学で大切にしているテーマでもあり、多くの方に見ていただきたいと思った。
先日行った遠野も岩木山のリンゴ農園と同じように山が綺麗だった。六甲牛山が印象深い(良く見えるので)が、遠くに運良くみえた早池峰山(写真)は感動した。
さて、青森といえば三内丸山遺跡。以前、いろいろ本を読んだが、縄文時代に定住があり極めて高度な文明が形成されていたようだ、出土したクリのDNAからクリが栽培されていた可能性。あるいは貝を加工するための施設の存在まで。勿論、宗教もあり、翡翠の勾玉(BC5000年)を使いストーンサークルで祈りが捧げられたりしただろう。
そして思うのだが、今の時代もリンゴ農園で新しいチャレンジをする人がいる。同様に昔の時代も新しいチャレンジをする人(無名であるが)は確実にいたのだろう。
チャレンジャーは苦労の中で常識という心の浅い部分のバリアを超え、自らの心の深層・核心部に至ったとき回答が湧き出す。そのプロセスは何と神秘的なのだろうか。それはリンゴ農園でもあっただろうし、三内丸山遺跡の様々なチャレンジャーにもあっただろう。
古今東西 2/10