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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分オリジナルの感情の世界 (私は私? 4/10)

2019-11-12 | 第二章「五感と体感」

 私の生まれて初めての記憶は、どうも2歳ごろに家族で行った日光東照宮への小旅行のようだ。仁王様の姿を見て泣き出した記憶だ。明らかに怖いという感情もあるが、その他砂利道を歩くことによる不快感もあったようだ。それ以降、さまざまな感情に人生の中でいろいろ出会った。

 生き甲斐の心理学に出会い、日本では余りポピュラーでない感情のことについて学んで行ったが、一番今の自分にとっても役立つ考えは、ストレス曲線とは理想と現実のギャップという考えだ。日光の山門に入ると優しく迎えられる・・・という理想というか期待に添わず、怖い仁王像が悪い子はダメだぞと睨んで立っている。それが、恐怖となったと考えるのだ。そして、その理想と現実は一人ひとりオリジナルだ。それは、ひとり一人が違う生育史を歩んでいるということなどから来るのだろう。

 ディズニーランドのお化けは外国人がつくったこともあり、不思議なほど怖くなく拍子抜けした記憶があるが。日本のお化けを西欧人が見ると意外に笑われたりもするようだ。文化によってもえらい違いがあり、感情が理想と現実のギャップというのも裏付けられる。

 少し話しが逸れてしまったので、元に戻そう。私はこの感情の理論というか考え方で、自分の感情をいろいろ検討する楽しみを覚えたようだ。そして、意外なことを発見してきた。仕事に向かう時の溌剌とした感情。これを因数分解のように理想と現実というポイントで分析してみると、ストレス曲線だった。しかし、私は明るい感情と見間違い、長い間そのように思っていた。そんなことを学んでいくと、明るい感情・幸福曲線というのは珍しい、恩寵のようなものと考えるようになった。それから、U先生にストレス曲線は貴重であり、それについて思索することはとても大事だと教えられたが、感情に巻き込まれ思索などということも多々あるが、人生の分かれ道のようなときに、深く考えるきっかけとなることは間違いない。

 理想と現実は、実は自分がどこか頭の中でセットしたものなのだと思う。そして、うまい具合に自分の考え方を変えることができれば、そのギャップとしての感情も変わる。それから、そのストレス曲線の種類(不信感、疑惑・恥辱、罪悪感、劣等感、・・)を生き甲斐の心理学の理論をつかって分析すると、対策となる切り口も発見できる。例えば、疑惑感に悩んでいたら、意思力と自律性がポイントだし、劣等感に悩んでいたら、技能と勤勉性を思い出すと解決への道のヒントになる。

 さて、今日は現実・今の感情を中心に考えてきたが、明るい感情とも微妙に関係する未来への感情というか予感。これは何だろうか。縄文時代の勉強をしていると、呪術とか分かったようで分からない概念が考古学の本などにもでてくる。今の私たちでも神仏にお願いするということはあるが、祈りとか予感とかは、もっと広い世界ではないかと思う。国宝となるような縄文の土偶とか土器とか・・・それは狭い人間の了見を越えた真善美に溢れているように思うのだが、どうだろうか。

 

私は私? 4/10

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