自分の本音って何だろう?振り返ってみると、意外にも、このテーマをじっくりと考えたことがなかったな、と思った。
「生き甲斐の心理学」を17年も学んでいるので、この観点から考えてみることにした。本音をネットで調べると、「本当の音色」、「本心から出た言葉」。そんな説明が載っているが、ここでは本心から出る言葉、本心から湧く言葉・・・などを考えてみる。でも、本心とは何か?
本心は、思考だけではない感情を伴ったものだと思う。それは何か?いろいろ考えられるが、本人の持っている理想と現実、そしてそのギャップとしての感情と考えるとどうだろうか?
自分にとっての~べきこと。小さいことから大きなことまで、いろいろある理想の姿。しかも、それが建前などではなく自分自身のオリジナル。自分自身の理想領域とも言える。それと、理想に対比できる現実・現状。。さらに、その理想と現実のギャップとしての感情。
この理想と現実とギャップとしての感情の三つを、あれこれ自己事例をもとに、考えれば考えるほど、自分のこころの仕組みが理解できるように思う。特に、意識にあがる理想や現実もあるが、そうでなく感情から意識に昇らない理想や現状を考えることは、推理小説より楽しいことがある。
本心が理解できて、本音を語ることを考えてみる。他人から見えにくい、自分の理想や現実、そして、それを持つことによってできる感情を胸にして、こころの奥から真情を吐露する。それが本音を語るということなのだろう。
さて、一昨日に東村山市の下宅部(しもたけべ)遺跡の公園に行った。公園の敷地には、遺跡が埋め戻されたりして、そのまま保存されているという。驚いたのは、ムラサキシキブが繁茂し綺麗だったことだ。その他、公園の中にはヤマザクラの木などもあり、縄文時代の資料にもヤマザクラがあったことなどが記されていた。今も数千年前も同じような環境で、私のような人間も命をつないで公園に立っているが、ヤマザクラも命をつないで公園にある。なかなかの妄想でこころが豊かになった。
ムラサキシキブについては、昨年東北の是川遺跡でボランティアの方に櫛の歯にムラサキシキブが使われていたと聴いたことがあった。千年前の紫式部さんが初めてではなく、数千年前のお姫様の御髪を整えるのにムラサキシキブは既に活躍していたんだと感激した。そのムラサキシキブが縄文時代からこの地にあったかは不明だが、綺麗でこころが豊かになった。
しかし、この地を訪問して感じた、さまざまな感情。その一つ二つはムラサキシキブやヤマザクラに因るものだったが、その他も当然あった。それは、最近読んだ本の影響もあったり、あるいは近くの狭山湖の印象もあったかもしれない。狭山湖は13歳の中学校一年の時のマラソンコースで、結構長いコースを高順位で走り通した思い出につながる。あの頃は、当然ながら縄文時代のことなど少しも考えていなかった。
さまざまな感情、そしてかなり隠れた私の理想や現実達。それをあれこれ考えると時間がどんどん過ぎていく。
本音を知る 2/10
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森 裕行 | |
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