選んだ役割、なんとなく背負っている役割、いろいろだけど、やはり「役割」は辛い時も多い。役割は社会の中での一つの機能なので、人から突然叱られたり文句を言われたりもする。重責の役割であれば、それは大変で時には命を落とすこともある。歴史を学ぶと、それは日常茶飯事だ。
世間でいわれるストレスが役割にはつきまとうのだろう。
さて、そのストレスであるが、なんとなくわかったつもりになる言葉であるが、「生き甲斐の心理学」ではストレス曲線というネガティブな感情ととらえ、そして、それが生じるのは本人の持つ理想と現実のギャップと考える。そこで本質の問題に近づくのだが、その理想と現実も自分が意識・無意識に主観的に決めた認識に基づいているということだ。過剰な高い理想、厳しすぎる現実把握、そんなことはしょっちゅうだ。そのあたりを、時々考えるだけでもストレスは軽減されることが多いと思う。
さて、私は、「男はつらいよ」が好きで、若いころから良く映画館に行った。柴又から都合がわるくなるとプイと旅立つ。その柴又は私の祖父が近くに生家があったためか良く連れて行ってもらったので印象が良い。そして、日本のいろいろなところが舞台になる。神社仏閣教会といった聖地もでてくる。こころの健康を回復するいろいろな仕掛けがそこにはたくさんあったようだ。私も、来月旅を計画しているが、それだけで元気になるものだ。
役割を考える 8/10