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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

コツコツとやるべきことをやる!(地図と年表 5/10)

2014-07-01 | 第五章「和解と平和」

 昨日は、府中のS氏と大国魂神社に久しぶりに行った。そして、樹齢500年をかるく越す椋の木をいつものように仰ぎ見た。今回は、思わず耳を大木にあてて何か聴こえるかと、耳を澄ましたが残念ながらなにも聴こえなかった。

 そばにある、有名な銀杏の大木も先の台風の影響で被害を受けたようだが、梅雨のなか元気そうだった。

 

 さて、今朝は3月の大雪のことを思い出していた。大雪が降り、雪かきをした思い出だ。

 駐車場に雪がたまり、それもかなりの量。こうした時に、人の反応はおもしろい。知的に、どのように雪をかくか考える人、何も言わず雪をともかくかく人、あきらめて何もしない人。

 この分類は結構、あたっていて問題解決のスタンスを良く表しているようだ。内田樹さんのブログを昔読んだが(記憶が不確かかもしれない)、関西大震災の時に構内の散乱する状況を観て、知的に優先順位などを考える人より、兎に角もくもくと片付けることが大切だったことを書かれていたと思う。

 この数日、江戸時代の年表を眺めることも多かったが、その中で大火事などの災害の記録がでてくる。振袖火事などは特に有名だが、当時10万人くらい亡くなったとの見解もある。そうした、悲惨は、その後も繰り返される。最近でいえば、第二次大戦の東京空襲、その前の関東大震災。

 すべては灰燼に帰し、おそらく、そこから知的に考えるのではなく、コツコツと前向きにやるべきことをやっていった人により復興していったのだろう。これは、東日本大震災や福島原発の問題でも似ている。

 こうした努力は、ふと思うと何か悲しい。何故、最初から始めなければならないか、この悲惨は何であるか?この問いは代表的な哲学・宗教への問いかけでもある(ふと映画ノアの約束の地を思い出す)。心の問題でも、この問題は形而上的な分野と結びつく。私は今はカトリック信徒なので神の国を信じているので、コツコツとやるべきことをする・・・ことに希望を見出すが。

 このコツコツ問題をはじめ、心の問題でも、哲学・宗教は大事な気がする。今、私の手元には『ヴェーユの哲学講義』がある。シモーヌ・ヴェーユが高校(リセ)の授業でおこなった講義録である。哲学の教科書とはいえ、この中で心理学についてもかなり書かれているが、実にすばらしい。

 心理学の分野も形而上学と繋がることを明確に書いてあるのだ。しかし、日本の教育は政治家によっていろいろ言われているが、フランスあたりの教育がどうなっているのか、もう少し勉強してもと思う。自殺の問題などともつながっているように思う。

地図と年表 5/10

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