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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

知性化の罠にはまらないために!(時間と空間の旅 ⑤ 5/10)

2014-03-18 | 第二章「五感と体感」

知性化のいう防衛機制は、他の防衛機制と同様に人間が生き抜く上での良い点もあるが、同時に悪い面も持っている。U先生のテキストを熟読すると、ハッとするのは、知性化という防衛機制がもとで、人の成長を妨げたり、他者との関わりを妨げたりすることがあることだ。これは如何に努力して知的?になってもそうなのである。また、さらに知的?になっても知性化の問題点を払拭することにはならないのだ。

さて、今回の関西旅行は楽しい仲間との旅行もあったが、半分は一人旅であった。そして、その中でのハイライトは二上山であったと思う。写真の池は二上山の麓にある鳥谷口古墳に隣接する大池である。養魚の関係か禁漁なのでたくさんの水どりが群れていた。そして、近くには鳥谷口古墳があった。

   

この古墳は、現在多くの考古学者が大津皇子の墓だと指摘しているようだ(二上山山頂の古墳は疑問)。折口信夫氏の「死者の書」の冒頭のちょっと気味悪い部分を思い出したりし、ちょっと怖かったが、周りの平和な景色を観ながら、大津皇子を偲んで来られた大伯皇女などを想像した。

   

それから、私にはハードな登山で二上山の頂に到着したが、殆ど登山する人もおらず、周りの森羅万象から、さまざまな感情が湧き上がってきた。遠野物語ではないが孤独の中で、不思議なことを体験する物語も判るような気がする。

  

そして、五感・体感が敏感になってくると、関西旅行を前にして、いろいろ本を読んだりするなか、知らず知らず知性化に囚われていたのかなと思うにいたった。

自戒しつつ、知性化に絡め取られないために、U先生のテキストを参考に、次のポイントを書いてみた。

①自分の感情(好き嫌い、怖い怖くない)を大切にすること。

②さらに、誠実に自分の感情・思考・行動をバランスさせること。

③他者と自分を大切にすること。

時間と空間の旅⑤ 5/10

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